No76 自作ブラシレス専用機(?) BD−5  

11/10

 BD−5飛行画像のご紹介!

<プロローグ>
「50XC搭載の機体を元に新規に自作ブラシレス機としてスクラッチする事にしました。
1機作るも2機作るもこのクラスでは大して変わりはありません。
トリさん、いりませんか?」
とのお誘いを受け、橋本さんのご好意に素直に甘えさせていただいた次第です。

PS:この幸せが続きますように・・・・


( 製作・飛行編 )  ここからは一番上が最新になります。
2003.11.10  BD−5飛行画像のご紹介!
先日、FJZでtsune さんにBD-5の「画像を撮影していただきましたのでUPします。
(tsuneさんありがとうございました)
連続画像です。

BD−5のクセ・安定性がわかってきましたので、えっ?と思ような風に中でも飛んでしまいます。
また、前回は磁石を張替えたモーターで飛ばしたのですが、
今回はもとのもとのノーマル磁石でとばしました。
といいますのも、
磁石の張替えで電流値が下がったのはいいのですが、下がったということはパワーダウンした?ことでした。
効率は上がっていると思いますから、このあたりは巻線で調整しなくてはなりませんね。

また、クロスウインド(黒澤さん)のHPでも、BD−5の画像がUPされました。
こちらも素晴らしい画像です。
クロスウインド黒澤さん)のHPは=>こちら です。
2003.秋の電動機の集い=>その2。


2003.10.30  BD−5飛行ビデオのご紹介!
先日の2003年秋の電動機の集いですが、
佐々木さんのHPで動画がUPされていて、その中にBD−5の飛行も収録されていました。
ちょっとうれしかったのでご紹介させていただきたいとおもいます。
佐々木さんのHPは=>こちら です。

画像ファイルは26Mありますので、いったんPCのファイルに保存してからご覧になるとストレスなく再生できると思います。
ちなみにBD−5は3分45秒からでした。
ウ〜ンかっこいいです!

(佐々木さん・・・ご紹介に問題がありましたら訂正・削除いたします)


2003.10.27  初飛行・お披露目しました!
さて、前回の更新から1ヶ月近く経ってしまいましたが、
ついに初飛行と秋の電動機の集いでのお披露目をしました。
目標を秋の電動機の集いに定めましたので、
「初飛行はその前に・・・・」と考えていましたが、なかなか都合があわず、
結局集いの前日が初飛行になってしまいました。
初飛行は以前より約束していたとおり、製作者の橋本さんの所にお伺いしてきました。
奥:TORII機(尾翼にライン入り)
手前:橋本機です。

現地ではまず橋本さんのBD−5の飛行を拝見し、また上空で操縦を代わっていただきくせを掴みました。
とはいうものの特に変なくせはなく、モーターオフでの滑空も安心できるものでした。
私の機体が、橋本機と違うところは、モーター設定とバッテリー、総重量です。
前回も書きましたが、機体形状からどうしても前が軽くなります。
「重りを積むなら重いバッテリーで・・・」ということで、”リチウムイオン3セル”を搭載することにしました。
それで大事をとって機首に5gの重りを積みました。
モーター設定は0.3mm40ターン、総重量は218gで納まりました。
プロペラもGWS6030=>K&Sの白ペラに変更しました。
GWSのペラのオレンジ色より、機体カラーに合っているといった単純な理由でしたが、
結果的にはこれが大正解のだったようです。

天候は肌寒い曇りで上空は見にくいのですが、風はなく飛行環境としてはOKです。
さて、飛行ですが、
ちょっと心配されたパワー不足はまったく感じられず、力強く上昇していきました。
ただ、スラストが合っていないらしく、左にとられます。
右トリムいっぱいでも足らないようですが、飛行自体はかなり安定していました。
何周かさせたあと、リンケージ調整のため、着陸させました。
その後トリムをリンケージで調整して再飛行しましたが、今度はばっちりです!
ところが、調子煮のって飛ばしていたところ、
背後の木との間隔を忘れ、木に引っかかってしまいました。
幸いにも、引っかかったままににはならず落ちてきたので助かりました。
10m近い高さから落ちたにも関わらず、擦り傷程度で済んだことはうれしかったです。
(原因はペラが飛んでしまったことのようです。どうりで回避の舵が効かないわけです。)
無事初飛行も終え、翌日の秋の集いに控えました。

<2003年 秋の電動機の集い>
無事初飛行が終わり、お披露目に集いに行ってきました。
ところが、昨日と違って空は青く晴れているのですが、
普通だったら飛ばしたくないほどの強風です。
そのため、いつものように順番でのアピール飛行は取りやめになって、
飛ばせる・飛ばしたい人が思い思い(勝手に?)飛ばすことになりました。
このような風ではBD−5どころか、飛行機はとても・・・・。
へりのみの飛行になっています。
ですが、”真のラジコンマン”を示すべく、強風対策機スーパー・プレストで挑戦しました。
参加者の皆さんが墜落を期待する中、見事!?に飛行ー>着陸を決めました。

で、風が止みそうにないので帰り支度を始めると、なんだか風が弱くなってきたような。
滑走路に行ってみると、確かに無い・・・・。
こうなったら初志貫徹!お披露目するしかありませんね。急遽再準備に入りました。
小電流設定が気になりましたが、思い切って手投げしました。
乱流、強風の中の手投げでしたが、
BD−5は風をものともせず元気に上昇し上空を飛びまわり、ループも行い無事帰ってきました。
ひやひやのお披露目でしたが、バッチリでした!
で、その際の画像です。
手投げ直後です。 乱流が激しいので、高空で飛ばしました。
飛行姿はかっこいいです。 ループです。機体裏がわかりますね。
着陸準備。 着陸進入中!
無事回収。 お披露目が成功して、ご機嫌です!?

今回のBD−5の機体の大きさ、パワーユニットの推力・電流値は、
ひとつの目安になりそうです。
確かにパワーはもっと出せますが、2A以下の電流値だと、
バッテリーの選択肢が増えそうです。
う〜ん、いろいろ構想が浮かんできます・・・・・。


2003.09.30  メカ積み開始しました!
いろいろと少し落ちついて?きましたので、メカ積みを開始しました。
今回はARF状態でリンケージも取付けてもらっていますので、かなり楽ですが・・・・。
とはいえ苦手な作業なので、結構時間をかけて(かかって)ます。

1)パワーユニット(30g)
予定パワーユニットは、もちろん自作ブラシレスモーターですが、
このユニットの設定が悩むところですが、先日からキチンと推力データを取り始めたところ
0.3mm40ターン、GWS6030ペラ、NiMH10セル(12V)で、
2.0A、10600rpm、推力160g

と言う組み合わせが消電流値も低くなかなかいい線の様に感じます。
これならリチウムイオン600mAhの3セルでも行けそうで、
実際これで、推力140g、1.7Aが出ました

これは、0.35mm25ターン、LI−PO2セルの130g、2.6Aと同等パワーで、
電流値は65%低いことになります。
難点は・・・3セルなので1セル分の重量が増えてしまうことでしょか?
ただ、今回のBD−5は前が軽そうなので、逆に重りを積むことを考えればピッタリです。
また、電流値が下がれば長時間が可能になりそうです。

予定重量)
機体本体 BD−5 83g
パワーユニット+ペラ 自作ブラシレス 30g
サーボ HSー55×2個 20g
受信機 ポテンスキー 5g
スピコン JETI  6A 15g
バッテリー リチウムイオン 3セル 62g
その他 延長コード等 10g
合計    225g
サーボはこの位置に搭載しました。 バッテリーとスピコンは機首に搭載します。

今回はここまで)
モーター位置が高いため、
手投げで手を切る心配が少ないかも・・・?

まだ指定重心より、気持ち後ろ目ですので、
モーターユニットの軽量化等で何とかしたいと思っています。
それでも・・・なら重心位置優先で少し重りを積みましょう!

残りはモーターユニットの取付けとチェックです。


2003.09.24  トリさん用 BD5完成です!
橋本さんからの完成レポートをご紹介致します。


お待たせしました。 トリさん用 BD5完成です。

CDブラシレス搭載用 BD-5 愛称 ”キングフィッシャー(かわせみ)号” 

手前の尾翼に赤いラインが
入ってるのがトリさんモデルです。
アップです。 この状態で84gです。
リンケージ済み。
お好きにドレスアップしてください。
メカ室は空洞です。
使用機材に合わせ、サーボベッドを作成してください。
キングフィッシャーの愛称の由来は、裏です。
視認性向上の為、こんな感じにしてみました。
自分ではかわせみをイメージしているのですが、
後でアメリカ空軍?のアクロバットチーム
”サンダーバーズのF16の裏側”が
同じような感じになっていることとを発見しました。
フィルム張り補足情報
胴体は、モノコーテの ジェットホワイトで、
非常に光沢感があり、いい感じです。
しかし、重いのと収縮率の関係で、
華奢なリブで作る翼形がうまく再現されませんでした。
そこで、オラライトの透けない白(スケールホワイト)を使いました。
光沢感は落ちますが、翼形の再現 はできました。

<飛行のための参考情報>
メカ積み状態です。 
リンケージロッドの間に見えるケーブルはモーターのもの、
ピコサーボの下に、
ESC(ハッカーマスター08-3P)、
受信機はシュルツェの高性能タイプ
虎の子機体の為、混信墜落防止と、
バラスト代わりで重めの物にしています。
バッテリーはE-TEC 2セル 1200mA 
バッテリーを機首に積んで、
その上に受信機を載せています。
コックピットは、以前はテープで止めていましたが、
今は贅沢に、ネオジ磁石でパチッと固定してます。
(もちろんトリさんのも!)
モーターを換えました。 
22T スター にしました。
手投げ直後の不安定感は解消、力強く上昇します。
ぜひ22T以下のターン数で飛行テストを行ってください。

<その他の参考情報>

・主翼ねじりさげ
スパーと、中心部前後を定番に着けた状態で、翼端後縁部が5mm浮く状態を標準に作りました。

・モーター
25Tスターでは飛行可能でしたが、
離陸が厳しいので、前述のように22Tスターの変更しました。
結果は良好です。
E-TEC 2セル1200でGWS4540ペラを12000回転 3.4A程度でまわします。
25Tのときは9800回転 2.4A 程度だったと思います。
フルスロットルでGWS4540ペラを12000回転以上まわすように
ターン数か磁石強化(重くなりますが)セッテイングをしてください。

・アンテナガイド
後部にたらしたアンテナをペラで切らないよう、ペラの回転面より後方まで、
ノイズレスチューブ等でガイドを作ることをお薦めします。

・総重量
なんだかんだで私の機体は、240g程度になりましたが、
モーター強化で何の不安もなく飛びます。
多分260g以上でも飛ぶと思いますが、
重心位置、スパーより5mm〜10mm前を厳守してください。
成功の秘訣は重心位置です!


橋本さん本当にありがとうございます。
初飛行は橋本さんの飛行エリアにお邪魔しまして、
その前で行おうかと考えています。
今からワクワク・楽しみです!


2003.09.16  夢が、空を飛びました!
橋本さんからBD−5初飛行レポートが届きましたのでご紹介します。


阪神が18年ぶりの優勝を決めたこの日、私とトリさんの夢が、空を飛びました。
BD-5 テスト飛行、成功です。
ただし、計画時より、少し変更がありました。

作っても、飛ばないのではもとも子もないので、
私の機体を先行させ、一応飛行テスト可能の状態まで仕上げてテストをしてみました。
メカ積み前です。 並べてみました。

この状態で、100gを切っています。(88g)
この時点では大成功だったんですが・・・
ところが、合わないんです、重心が。
指定重心位置に決めるため、色々やってみたのですが、
結果 なんと228g になってしまいました。

ここで、今後の注意点
・CDモーターユニットは出来るだけ軽量に仕上げる。
・ESCは前部のたとえば、サーボの下あたり、モーターとESCを結ぶケーブルも出来るだけ軽量なものを
・どうしても合わない場合は、迷わずバラストを積み、必ず重心位置を守る
ことです。

テスト機のデータ
モータ 25T スター ペラ GWS4540
ESC ハッカーマスター 08-3P
バッテリー E-TEC1200 2セル
受信機 シュルツ 8ch
サーボ PICO 2個

<フライトインプレ>
思ったより離陸が難しいです。 手投げ後、とにかく機速がつくまで我慢。
地面につくかつかないかを我慢し、緩やかにアップ、機体が上昇すればもう大丈夫。

ほとんどトリムずれなし、上空を優雅に旋回!
上空でモーターカットした後の滑空はお手本機ほどではないものの、充分満足できる水準です。
安定性は、初心者専用とはいかないものの、まずまず安定しています。
機速は早い、結構早い、ぶっ飛びではないものの、気が抜けない速度でした。(重いから?)
上昇力は充分。50XCのかったるさは微塵もありません。
宙返りも、大きなものが描けます。
上空の挙動は予想通りです。
15分も飛ばしたでしょうか、宙返り、ストールターンなど軽スタントをこなし
滑空で着陸、伸びる伸びる、草むらにおろして無事回収、にんまり、です。
飛びました、思ったより素直な飛行でした。

離陸時はコツをつかむまで、土手などから投げ下ろすか、
バンジーショットが安全かも知れないですね。今のところ、下が草むらでないと怖くて投げられません。

初飛行後のBD−5です。

詳しいアドバイスは、改めてお話します。
ラダー機でも結構運動性能が高かったです。
エルロンバージョンはトリさんがラダーバージョンでの飛行に成功してから、作ることにしましょう。


完成初飛行おめでとうございます。
BD−5はホワイトの印象が強いです!
飛行姿もかっこいいと思います!


2003.09.10  生地完成・・・かも?
橋本さんから製作レポートが入りました。
リブの切り出し 組み上げて・・・
2枚の翼が組みあがりました。
上反角は予定より深めの片翼 10度.
尾翼には補強で2mmカーボンロッドを
前縁に割り込みました。
丁寧にサンディングし、
一応 生地完成です。
お手本と1号機・2号機の
3機編隊です。

生地完成の状態で 55gです。(予定より軽いか?)
今後は、コックピットの切り離し、リンケージ、フィルム張りと進みます。
同時進行で、半対称翼の作製も進めてゆきます。 お楽しみに。

CDブラシレスモータは25Tでも充分なパワーがありますよー。
 こりゃ BD5の完成が待ち遠しいです。
では。
また進みましたら・・ 

かっこいいですね BD−5!!
ウズウズしてしまいます。
みなさんも初飛行が楽しみではないでしょうか・・・・!?


2003.09.02  胴体生地完成です!
橋本さんから、
胴体が生地完成になったとの連絡がありましたので、ご紹介します。
胴体部品(3mmバルサ)です。少ないです。 尾部の補強(ガラスクロスの積層)です。
生地完成とサイドビュー 感じが出ていますね!!
モーターをつけたイメージです。 リブ切り出し直前です。

胴体生地完成で約30g 3ミリバルサを胴体側板に使った割には、軽く出来ました。
おおざっぱな予想では、主翼30g 尾翼10g カバーリング10g 計80gです。

これに、モーター30g バッテリー50g サーボ20g 受信機10g リンケージ10g
として、ちょうど200g、ただ、バランスあわせに機首に幾分のバラストが必要だと思います。
翼面積は7.26 仮に220gですと翼面加重は30.03gです。
飛びそうでしょ?

う〜ん飛びそうですね!! 
まんまBD-5してます!
BD-5ってプッシャーなので、墜落時もモータユニットが壊れる事が少ないですね。

さらにワクワクしてきました。

さて、次回はどこまでご紹介できますでしょうか・・・・?


2003.08.28  BD−5プロジェクト発動!
この機体のなれそめはプロローグ書きましたが、
橋本さんのご好意に甘えるかたちで自作ブラシレス専用機として行きたいと思います。

あらためてご紹介します。
今回のもとになった機体(下画像)ですが、もともとはGWS 50XCモーター用の機体です。
ここからは橋本さんのレポートです。

これはGWS50XCをパワープラントに、8.4Vのニッケル水素300mAで飛ばすものです。
全幅50cm程度・重量180gの実機より多めにつけた上反角の主翼のラダー仕様です。
これが面白いほど良く飛ぶのです。
モーターで上空まで上げると、モーターオフにして後はグライダーのように滑空!
降りてきたらまたパワーオンで上空へ、300mAで飽きるほど飛ばせます。

胴体断面は薄くてプロフィール機のようですが、きちんと胴枠を持っているので、ただの板ではありません。
横からと上面は完全なスケール機です。
ただ、少し50XCが弱くて上昇がかったるいこと、宙返りなどのスタントは難しいのが欠点です。

そうです、こいつにCDロムモーターです!
この機体を110%に拡大し、全幅55cm、全備重量220g程度の機体を作ろうと思います。

また、そこから橋本さんの構想が膨らみまして、

実機はご承知のように プロペラ機 スポーツタイプとコミュータータイプ、
それにアクロバット仕様の ジェット機と豊富なバリュエーションがあるようです。

そこで、橋本工廠ではCDモーターに余力があるため、
一つの胴体で2度おいしい、
・クラークY・上反角6度の主翼
・スパン短め半対称上反角2度エルロン仕様の主翼
の2枚セットでいっちゃおうかと思っています。
のんびり滑空タイプと、くるくるスポーツタイプを気分によって使い分けという魂胆です。
(あくまでも予定ですよ。あまり過度に期待しないでくださいね)
・・・・


ついに自作ブラシレスモーターに専用機の登場です。
しかも、2タイプの主翼でのんびり飛行とスポーツ飛行を楽しめるときました。
う〜ん、何やらすごい事になってきましたね。
皆さんいかがですか?
何だかワクワクしてきますね!!

次回は製作中間報告です!
・・・それにしても、ご好意ばかりで幸せすぎるかも?