ひとりでも出来る?自作ブラシレスモーターの製作!  
お断り・・・このブラシレスモーターにつきましては、いろいろなHPでレポートがUPされています。
      もちろん!そちらのほうが専門的で詳しいです。
      当レポートでは超初心者としての苦闘の記録程度に考えています。
     記述での不具合等がありましたらご指摘下さい。
一応自作キットに準じて書いてありますが、いろいろ応用できると思います。

ここからは上が最新になります。
2004.06.08 ベアリングの取り付けについて
ステイターホルダーにベアリングを取り付ける場合ですが、
圧入で歪むのを嫌って製作してあるため、若干ゆるい場合があます。
ベアリング内部に瞬間接着剤入らないように接着していましたが、
榎本さん、伊藤さんよりアドバイスを頂きましたのでご紹介します。

榎本さん)
「ステイターホルダーのベアリングが入る所(前と後ろ)に瞬着を薄く膜を張る様な感じに塗布します。
完全に乾いたらベアリングを入れます。
完全にガタが消えます。
これにはビックリしました。自分で言うのも変ですが。
でも、絶対誰かやってますよね。(o^_^o)」
榎本さんのHPは => こちら

伊藤さん)を
「現状のままですとやはりベアリングはホルダーに固定するのが
良いですね、最初は瞬間を流しましたがすぐに取れました。
そこでバスコーク(シリコン系隙間充填材)で付けました
瞬間みたいに流れないのでやや安心できます。結果はすこぶるOKです。
ビーーンッという音からキィーーンと言う音に変わりました。
耐久性も有ります。」
伊藤さんのHPは => こちら

TORII)
榎本さん、伊藤さんアドバイスありがとうございます。
どちらの方法もかなり有効ですので、皆さんぜひお試しください。
私も気分で使い分けています。


 2004.04.21 テフロンワッシャの使い方
自作セット EX−nに同梱されている、テフロンワッシャの件です。

プッシャー式や巻線がはみ出した場合、
カンが押されて巻線に接触する場合があります。
それを防ぐ意味で、前方?ベアリングと缶の間に入れてください。
この位置に入れてください。
また、私は1.5〜3倍缶等でクリアランスを調整したい場合は
2枚、3枚〜と重ねて使っています。

・・・必要な方はご連絡ください(@¥20)


2004.03.05 巻線の端末処理
巻線の端末処理もいろいろ試行錯誤しましたが、現段階でお勧めする方法をご紹介します。

これまで、巻線にオスコネクターを直接ハンダ付して、その上から収縮チューブを被せて保護していましたが、
どうもステイター部やコネクター部で断線が起きることが多かったようです。
特にコネクター部については抜き差しを頻繁に行うと、ハンダ付けした根元から折れてしまいます。
私自身、フライト直前で断線が起こり、かなり残念な思いをしたこともありました下。
これを解消すべくいろいろなパーツ、コネクター、端子であれこれやって見ましたが、
「現段階でこれなら・・・!?」と言う方法を見つけましたので、ご紹介します。

(注意)
3/11 Jさんからアドバイスをいただきました。
「この方法でも冬場は問題ないかもしれませんが夏場も大丈夫ですか?(まだ判りませんよね。)
噂ですで・・・xxx300SFは樹脂で固めて仕上げてありましたが「夏場に過負荷をかけると融けた」との話もありました。」
TORII)
Jさんアドバイスありがとうございました。
確かに夏場は未知ですので気をつけたいと思います。皆さんもよろしくお願いいたします。
(注意)Jさんからアドバイスをいただきました。
「この方法でも冬場は問題ないかもしれませんが夏場も大丈夫ですか?(まだ判りませんよね。)
噂ですで・・・xxx300SFは樹脂で固めて仕上げてありましたが「夏場に過負荷をかけると融けた」との話もありました。」
匿名レポートをいただきました。


<パーツの紹介>
パーツは上から
・コネクター メス  
・コネクター オス  
・コネクター ss(?)
・2mmシリコン線


<巻線の製作>
必要巻線を用意して置いてください。
メスコネクターにオスコネクターを挿入し、
その反対側にシリコン線を差し込んでカシメます。
UPです。
コネクターssに空いている穴を利用して、
そこに巻き線を差し込みます。
反対側はシリコン線を差し込んでカシメます。
UPです。
そして、
1)コネクターss部分をハンダ付け
2)スピコン側用メスコネクター部分をハンダ付け
<注意!>
オスメスコネクターもハンダ付けしてください。
そうしないと
収縮チューブを被せて保護します。 3線を色分けするとカッコいいですね。


<巻線の巻き方>
このように被覆チューブがステイターの根元にくるようにして巻き始めます。
この先は普通の巻き方で行います。


<巻線の仕上げ>
ステイターホルダーと
タイラップで固定してあります。
そのまま出しました。
どちらも液体絶縁テープで固めてあります。
エポキシでもかまわないと思いますが、こちらは弾力性があり、
衝撃にも強いようです。
また、重量的には不利ですが、
左画像のようにステイター後部も固めると仕上がりはニンマリするかもしれません。
(私は気に入ってます)

今回の方法だと巻線部分は固定され、シリコンコード部が自由になるため断線の危険が減りました。
また、シリコンコードになったおかげで、機首でのとり回しが楽になりました。

さらに良い方法もありありましたら、ぜひお教えください。


 2004.02.05 あなたの巻方はどっち!?
変な題ですが、かなり重要です。
(三宅さん、じんちゃんにお話を伺ったことも含まれています。ありがとうございました)

たとえば左にステイターを持ち、右手に線を持ったとします。
皆さんは巻線を行うときどちらの手を動かし(回し)ますか?
私は最近までステイターは固定して、線を持った右手を回すようにしていました。
それは、こちらのほうが”早く、短時間で”巻き上がっていたからです。

ところが最近製作したモーターにバラつきを感じ原因を考えてみると、
どうも巻線のショートが考えられるように思えてきました。
本来流れてはいけないはずのステイターや鉄缶に導通が見られるのです。
今まではこの状態でも起動していましたので、あまり気にしていませんでした。
では、どこでショートが起きてしまうのかと考えたり話を聞いたりしたところ、
「巻線作業時にステイターの角で線材の被覆を傷つけている」
ことが一番い多いように思えてきました。

そこで、最初の巻き方を思い出してください。
右手を回すので早いですが、それだけに引っ掛けてしまうことが多いはずです。
引っ掛ける=>被覆に傷がつく=>ショート=>繰り返す=>ショート箇所が増える=>起動不良
といった状況になります。

また、早く巻ける=巻き方が甘いということになるようです。
もっとも0.35mm25ターン程度では、巻けるのであまり問題にはなりませんでしたが、
もっと多くのターンを巻こうとした場合に、このきっちり巻けていないことがネックになります。
私もそうでしたが、
「どうしてAさんは巻けるのに、自分は巻き切れないんだろう??」
と思ったことはありませんか。

そうです、これらはすべて巻き方にあったんです。
文字で表現するのは難しいですが、要は右手は線のテンションをかけることをメインにして、
左手を回転させるようにするわけです。
もちろんステイターに気をつけて被覆を傷つけないように心がけるのは言うまでもありません。
また、”半巻”ごとに”指の爪先”等を使って巻線間をきっちりつめていくようにしましょう!
こうすることによって、あなたも巻き方の名人と同じようなターン数が巻けるはずです。
また、この方法のほうが手首にかかる負担が少ないようで、健康にもGooDです。
(一線巻き終わるごとに導通チェックすると、さらに確実です)


ですが・・・・最大の欠点はひと巻き、ひと巻をキチンとやる(あたりまえか・・?)のために、
時間が多くかかってしまうことでしょう。

私自身の巻き方だと倍ぐらいの差があります。
(今回の巻き方だと30分/個ぐらいでした

で・す・が、

確実に起動ミスは防げるとともに、長期間の使用に耐えるモーターが出来るはずです。
自作ブラシレス性能を決める大切な部分ですから、ちょっと時間をかけてあげませんか!?


PS:じんちゃんのHPが大変参考になりますので、必ず見てくださいね。
   ・くろすけ研究所=>CDモーター4
   ・EPパワー=>巻き巻きと仕上げ


もしかすると、もっとも簡単?・・・かもしれない?
仮)ひとりでも出来る? 自作ブラシレスの磁石張替え!」
これまたいろいろなHPで紹介されているとは思いますが、
岸田さんの英知にTORIIのいいかげんさを加えて、皆さんにもやり易いように考えてみました。
もちろん、これがすべてではなく、また完全に正しいとは言えませんので、その点はご考慮ください。

また、何かお気づきの点や、「この部分がわかりづらい」等がありましたらご連絡下さい。
このレポートのご感想もよろしくお願い致します。 メールは=>こちらまで

(1.必要部材の説明)
上から
・張り替え用磁石(5×5×1)
・1mm厚バルサ
・素材リング
・1mmスチレンペーパー

その他
 一般工具、低粘度瞬間接着剤
 <爪楊枝>があると便利です。

(2.磁石の準備)
張り替え用磁石(5×5×1)です。
この大きさがピッタリ合います!
12枚必要です。
まずはこのように一列に並べます。
必ず隣同士で合う磁石の向きがありますので、
反発したら磁石の表裏を逆にしてください。
次に
・この列を崩さないため
・順番を間違えない為
に上からテープを貼ります。
片側だけでOKです。
テープの両端を折り返しておくと取扱いが楽になります。
テープを裏返して左図の様にマジックで印をつけます。
このように上部にマーーキングすると、
磁石の向きを間違えないので便利です。

(3.リングの解体・準備)  2004.03.03欠き剥がし法 追加
1、欠き剥がし?法 2、加熱法 (今まではこちらでしたが、加熱により缶が歪む可能性があります)
<注意>
リングの取扱には十分注意してください。
カッターや彫刻刀の取り扱いには十分注意してください。
<注意>
リングの取扱には十分注意してください。
特に<プラパーツを外す時や、火であぶる時、磁石を外す時>に力を入れすぎて、
リングを変形させてしまう場合がありますが、これは厳禁です!
1-1 分解したてはこうなっています。
2-1 リングからプラパーツを取り外します。
1)このようにカッターいれて一周させると接着部分が外れます。
2)中心シャフトを抜く(叩けば抜けます)
3)プラパーツを内側からカイモノを当てて押し出す。
・・のですが、このパーツは厚入されていますので、
リング内側のプラスティック部分を削ると抜きやすいです。

後で使いますますので外してください。
1-2 磁石リングの一部を
”のみ”や彫刻刀で削り取ります。
2-2 リングだけになったら、台所へ!
火を使うのでくれぐれもご用心!

1)まず、家族の同意を取ってください(笑!)。
2)リングをラジオペンチ等ではさみ火であぶります。
3)接着剤のこげる臭いがします。
4)火から外し熱いままの状態で、
5)リングと磁石の間にカッター等を入れてこじります。
6)磁石は割れますが躊躇せずすべて外します。
7)内側をリューターや紙やすりできれいにしてください。
1-3 このとき”必ず”リングが切れるように
削ってください。


欠き剥がし法と加熱法の違い

方法 長所 短所
欠き剥がし法 ・火を使わないので安全である。
・また、燃やさないので異臭がしない。
・熱では缶は歪まない
・磁石を削るときに手を切ってしまう(しまった)
・削るときに力を入れすぎると缶が歪む。
加熱法 ・火気にさえ気をつければ、
 割合簡単にとる事が出来る。
・刃物を使わないので、怪我をしない。
・思った以上に熱くなるので、
やけどの心配がある。
・磁石が燃えることがある。
TORII)
どちらでもOKですが、最近は欠き剥がし法で行っています。、
1-4 削ったところに刃を入れてこじります。
1-5 するとこのように、
磁石リングが”ポロッ”と欠けます。
欠けない時は
根気良くやってみてください。

ただし力を入れすぎて、
缶を歪めないように!
1-6 すると、
こんな風にきれいに取れます。
1-7 ところが、
磁石リングを止めていた
接着剤が残りますので、
・カッターでこそぎ取る
・灯油等の溶剤で溶かす。

”必ず”全部とってください。

これをサボると、
ステイターと張替えた缶が
擦ってしまいます。

リューターがあると楽です。
1-8 リングからプラパーツを取り外します。
1)このようにカッターいれて一周させると接着部分が外れます。
2)中心シャフトを抜く(叩けば抜けます)
3)プラパーツを内側からカイモノを当てて押し出す。
・・のですが、このパーツは厚入されていますので、
リング内側のプラスティック部分を削ると抜きやすいです

(4.磁石の張り替え)
リングをスチレンの上において、
”グリグリ”回します。
上手く抜けない時はカッターなどを使って切りぬき、
内側に押し込みます。
この作業は、
1)リング内側に4箇所小さな突起があり、これをかわしたたい為。
2)磁石の張替え作業時に磁石高さを揃えるのに便利なように
行いました。
絶対必要と言うわけではありませんが、
この工程を加えることでこの後の作業が楽になり、スピードが上がります。
まず、1枚目の磁石を貼ります。
スチレンにピッタリつけると
ちょうどリングの上端に揃います。

まだ、この時点では瞬間接着剤は使いません。
これ以降は2−4で並べた磁石の順番を厳守してください。
マジックマークも揃えてください。
間に1mmバルサをはさんで2枚目の磁石を取付けます。
はさんだら余ったバルサはニッパー等でカットしてください。
リングの内側にはみ出してもかまいませんし、
高さもいいかげん?でいいです。外
要は磁石間を1mm空けたいということです。
ですが、やっていて別の方法もいいかなと思いました。
・まず1mmバルサを切っておきます。
・次に次の磁石を少し離してくっつけます。
・その後爪楊枝等の磁石にくっつかない棒?で、
 磁石を押してずらしていきます。
・で、バルサをはさんでピッタリさせます。

どうも4よりこっちの方がやりやすかったです。
お好みでどうぞ!
全部取付けるとこうなります。
今回は最後に磁石1枚”しか”入るスペースがありませんでした。
しかし、ここからが今回の”キモ・その1”です!

はさんであるのがバルサですので、
少しずつ押していってやればバルサが上手い具合につぶれてくれます。
そして、磁石+1mmバルサ分のスペースをとることが出来ました。
しかもこれで円周にピッタリとなります!
この微調整ができること、磁石間隔の取り易さ
バルサを使う
<岸+TORII式>の最大の利点であり特徴です!
次に、磁石とバルサ部分に低粘度瞬間を流していきます。
これによって、バルサ部分にも十分染み込み、隙間なく丈夫に貼りつきます。

これで磁石部分はガッチリですね。
このことが”キモ・その2”です。
瞬間を使う利点のもう一つは、
瞬間によって底のスチレンが溶けてのキレイに取れることです!
スゴイですね、岸田式!
”キモ・その3”です。
仕上げははみ出しているバルサをきれいにします。
リングからはみ出しているところは、ヤスリで仕上げました。
内側に出っ張っている部分は、カッターで切り取ります。

内側のバルサ片は問題なく切り取れますし、
気になる方はヤスリで仕上げてください。
10 完成です!
実際にやってみるとわかると思うのですが、
ステイターとの干渉はありません。
もし、干渉があるとすると
リングを加工する時に歪めてしまった可能性が大きいです。

そうなると・・・悲しいです。
作業お疲れさまでした!

あとはこのリングに3−1で取り外したプラパーツを取りつける
か、
特製ベルにはめ込んで瞬間を流せばOKです。

最後に・・・
いかがでしたでしょうか?
何かお気づきの点や、「この部分がわかりづらい」と言ったことがありましたらご連絡下さい。


 これでいいかも?巻線の巻き方 
いろいろなHPで紹介されているとは思いますが、
皆さんからご要望が多いので私がやっている方法を御紹介致します。
これがすべてではなく、また完全に正しいとは言えませんので、その点はご考慮ください。
ただ、私が巻いた限りでは問題なく回っています
例題で使っている線は0.35mmウレタン線です。
また、デルタ結線はパワーが出るそうですが、電流値も高いのでテスト中です。

(1.ステイターの取り外し)
1)分解編でローター部分を取り外した状態です。 2)画像のスパナのような、
 軸受けを逃がす台を用意します。
3)その間に軸受けを逃がすように置きます。
4)ちょっと乱暴ですが、
上にベニア等の当て木をあててトンカチで叩くと
軸受けが下に抜けてきます。
5)軸受けが抜けました。
この状態では
元の巻線が基板についています。
巻線の状態を見ていただければわかりますが、
”スター結線”となっていることがわかります。
6)基板についている巻線をカットすると、
上記の様に3つの部材に分かれます。

(2.巻線の取り外し)
難しいところはまったくありません。
すべて取り去ってください。
元の巻線は66ターンでした。
巻き方を見ておくと参考になります。

(3.巻線)
1本目の巻線 2本目の巻線 3本目の巻線
3cmほど余らせてから巻き始めます。
例題では左巻き
(手前からー奥ー上に行ってー手前に戻る)
でやってます。
推薦は1コアに25ターンですが、
今回はターン数をはしょってます。
1本目の右隣から始めます。
今回も始端を3cmほど余らせてから
巻いていきます。
ここまでくると要領がわかってきた?
と思いますので、
説明はいらないですね。
1コア目が終わったら、
2番目のコアの”背”を回して、
3番目のコアの前から
4番目のコアに巻いていきます。
ターン数(巻数)は必ず同じにして下さい。
2本目の1コアが終わったら、
1本目と同じように”背”を回して前から、
2コア目を巻きます。
くれぐれもターン数を間違えないように!
で、3本目も巻き終わりました。
2コア目が巻き終わったら、
同じように3コア目を巻きます。
2本目の3コア目まで巻き終えた状態です。
終端は1本目と揃えて、
始端より長くカットしておいてください。
巻線終了です。
下の短い線のほうが始端。
上の長い線のほうが終端です。
<ブレイクタイム その1>
なれない作業のため、手が痛くなってきませんか?
但し
休むタイミングは1コア単位で取りましょう!

巻いている途中で、
ターン数を忘れたことが何回もあります。
回らない原因の多くはターン数の勘違いでした。

また、25ターン巻くと隣との隙間が少なくなり、
巻きづらくなってきますので、
1本目、2本目も
丁寧に巻いておく必要があります。
さて、難関?の巻線が終わりましたが、
もう少し作業があります。
頑張りましょう!
これで巻線の1本目が終わりです。
終端は始端より長く切っておいてください。
こうすることによって
始端と終端の区別がつきやすくなります。

(3.スター結線の始端・終端処理)
始端は捻って、短く切ります。こんな具合です。
この先をハンダつけ結線します。
<注意!>
「巻き線のコーティングを確実にはがす! (橋本さん談)」

ウレタン線はウレタン被覆が施されていますので、
必ず、ハンダ付する部分はヤスリ等で被覆を削っておいてください。
この作業を怠ると、電流が流れません。
ここも起動しない原因の一つです。
ハンダ付が終わったら、
収縮チューブ等で保護・絶縁してください。
終端はスピコンにつながりますので、お好みでどうぞ!
コネクターにはブラシモーターの様に+−の極性はありません。
画像で赤・青・黒となっていますが、気分で色分けしました。
正・逆回転は3本線のうち2本を入れ替える事で行いますので、
もし回転方向が違ったら、アンプとのつなぎを変更してください。

例えば、左図で逆回転したとすると、
赤と青を付けかえればOkです。
そんなこともあって、
ピンコネクターや画像の様な<足で探したコネクター?>が便利です。
また、こうすることによって、テスト時の汎用性も高いです。

最後に、いろいろな線の太さ、ターン数によってパワーと電流値が変わってきます。
電流が流れすぎてスピコンを焼損する危険がありますので、
特に新しい設定については必ず電流計をにらみながら行ってください。

あとはブラシモーターと取扱は変わらないと思います。

結構パワーがあるので、ビックリすると思いますよ!
無事起動することを願っています・・・。


 分解編 その2 <皆さんの分解方法!>
素材セットが到着した皆さんが早速製作に入ったようです。
また、いろいろな分解法方法のご連絡をいただきました。
大変参考になりますのでご紹介致します。はっきり言って素晴らしいです!
HRDさん 早速モーターのひとつを分解してみました。 
貴HPにあるように、ヤスリで削りましたが、
ヤスリを三角ヤスリにし段のところを中心に向かって削ると5分くらいでうまくいきました。
続きはまた明日やります。       
たまやん 私のやり方を以下に書きます。
慣れると1つ改造するのに30分程度になります。

1,モーター部分を土台の鉄基板から外す。
  佐々木さんがやっている方法でもいいのですが、あれだとモータコアから
  スリーブベアリングが抜けてしまうので私は鉄基板裏から真鍮の「つば」
  部分を削り落とす方法でモータを取り出しています。
  真鍮はヤスリで簡単に削れるので削りすぎに注意!(予定時間5分)

2,モータ裏の真鍮部分に付いている鉄のふたを外す。
  真鍮の筒が鉄のふたを包んで抜けない様になっているので真鍮の筒の縁を
  鉄のふたと面一になるまで削り、元付いていた鉄基板のあなに元通りに
  はめ込む。佐々木さんの方法のようなナットかペンチの柄の部分を利用して
  真鍮の筒部分と地面との間に隙間を作りモータ付き鉄基板を設置する。
  プラのフランジの真ん中に有るシャフトだけをドライバの先端等であてがい
  ハンマーで軽く叩くと裏の鉄ふたが抜け落ちます。
  プラ製の「C」リングをシャフトから抜くとシャフトがスリーブから
  抜け出します。(予定時間5分)

3,プラ製のフランジ中心にある鉄のワッシャみたいなヤツを抜く。
  ナット等を利用してフランジを固定しシャフトを裏の方から叩く
  このときシャフト先端に傷を付けると回転に影響が出るので必ず何か
  「かいもの」をして下さい。
  少し抜けてきたら鉄のワッシャをペンチ2つで両側から挟んで折り曲げると
  簡単にシャフトから抜き出せる。ワッシャを外したらシャフトを元の位置
  まで戻す。戻し位置の確認はコアに嵌めてシャフトに付いてる「C」リング
  の溝がスリーブベアリングの面一になるようにする。(予定時間3分)

4,裏ブタを取り付ける。
  モータ裏の部分に外した順番に部品を入れる、まず「C」リングプラ製の
  ワッシャ、紫の丸いシートの順にあなに入れ鉄のふたを元通りに取り付ける。
  ふたを半田で固定する。
  コアの巻き線を張り直したりする。
  最後にシャフトを入れて押しこむと「ぱちっ」といって「C」リングが
  シャフトにかみこんで出来上がり。(2分)

あとその前にコアに巻き線しますがこれが10〜15分ぐらいです。
ケイルさん
CD−ROMモーターの分解は、ボール盤を使用しても分解することができます。

基本的にはこのようにセットし、ボール盤を回転させずに、
レバーを下げるだけです。ちょっと力がいりますが、
かといって勢いをつけてガンとやるのではなく、ジワッと力を入れていったほうが良いと思います。

チャックにかんでいるのは、ただのピアノ線です。CD−ROM
モーターのシャフトは3mmちょうどなので、2.5mm前後の太さが良いと思います。
長さは10cm前後が良いと思います。
チャックの奥に当たるように噛んでください。私は2.6mmの9cmで作りました。

裏にはこのようにカイモノをすると良いでしょう。私は内径が
12mmのワッシャを使いましたが、できれば9.2〜10mmのものが良いと思います。


はずれた裏側の「鉄製のフタ(赤い矢印)」と本体。ナイロンワッシャなども見えます。


この方法を応用すれば、すべての部品を分解できます。

ただ、肝心のシャフトまで抜かれてしまうので、
プッシャーでの使用を考えている人には向かない方法かもしれません。


なお、このレポートを書いた時点では、分解しただけで
組み立ててはいませんので、ガタ無く組み上げられるかの保証はありません。
ご注意ください。


シャフト(京商 FD68 サスシャフトセット 500円)と
ベアリング(ヒロボー 2500-057 BRG 3*6*2.5F ZZ 1200円)は確保済みです。

シャフトですが、一般的に3mmのシャフトといっても、若干細いのが普通です。
これだとガタが出ますので、3.00mmのシャフトを探す必要があります。
たまたま模型屋で売れ残っていた古いパーツに3mmちょうどというのがありました。
しかし、もう手に入れることはできないと思います。


私はプッシャーではなく、トラクタータイプとして組み立てたいと思っています。
うまくいったら、またご報告します。

HRDさん、たまやん、ケイルさん、レポートありがとうございました。
ケイルさんの部品画像はみなさんの参考になりますし、たまやんのレポートは自作方法のすべてですね。
また、。HRDさんは私の方法でもちゃんとしたヤスリを使えば、作業がはかどることを証明してくれました。

そうなると後は、巻線の太さとターン数ですね。
パワーと電流の折り合いをどうつけるか、推力と機体総重量の関係は・・・・
実はこれが一番の課題だと思っています。
先達のたまやんにも他いろいろデータもいただいていますので、順次UP指定していきたいと思っています。
(たまやんは夏の電動機の集いでツイン自作モーターをお披露目していました。)
期待してください!

続く・・・・


 分解編 その1
昨日から素材セットの発送をはじめたこともありまして、自作ブラシレス製作編をスタートしたいと思います。
国内外のHPでも詳しく紹介されていますし、素晴らしい内容を参考にしてください。

素材を確認してください。
上 素材表
下 素材裏

まず、回転部分を取り外す準備からはじめましょう!
裏側の金色の部分が軸受けですが、この中心に鉄製のフタがついていまがこれを外します。

外し方ですが、
・中心をポンチで叩き、歪んで隙間が空いたら・・・とやってみましたがまったく歯が立たず、
 力をこめたら素材自体が歪みました。
 完全に失敗デス!
・次に、金属用ヤスリで削ってみました。
 しかし、削れども削れどもフタは取れません・・・あきらめました。
・そこで、一回目で壊した素材をサンプルに、ドレメル3956−02で思いきって削る事にしました。

さすがリューターです、作業が早い!
で、
出っ張りの”半分”くらい削ったらフタがポロリと取れました。

”自分で考えている切削量より、かなり削り込まないと取れない!”
事がわかりました。

リューターを使えば2分と掛からず、きれいに取れて簡単なのですが、
今回はリューターを持っていない人も考えて、敢えて手作業で挑戦してみました。
前回失敗した(あきらめた)のは、削る量がわからなかったからです

使う道具は、誰にでも、どこでも手に入る事を前提に、100ショップの3本セットの金ヤスリ!
作業自体は簡単!!ひたすら削るだけ!!

以下が作業画像ですが、戦国時代の鍛冶屋にはるかに劣る?この作業内容!!
ホッチキスを台にしました。(ナンでもいいんです!)
まだフタが取れる段階まで半分くらいしか行っていません。
こんなふうにに外周を削っていきます。
撮影のため手に持っていますが、本来はホッチキスの間において削ってます。(下は新聞紙)

ひたすら削る事 ”30分・・・!” やっとフタが取れました!

もういいかなと思ったところで、フタの部分にプラスドライバーを当ててひっぱたいてください。
ポロッととれます。
(力を入れすぎると素材が歪みますので、取れない時はまた削ってください)

結構気合を入れて削って30分掛かりましたので、取れないからといってあきらめないで下さい。

100ショップの金ヤスリでも、必ず取れます(ました)!
キチンとした工具(金ヤスリ)で作業すれば、もっと短時間で取れると思います。
しつこいですが、リューターならあっという間です。

取れた状態が、
 左  100ショップの金ヤスリ
 右上 素材
 右下 フタと紫の押さえ(?)
これです。
作業前と後を較べてrましょう!
 上 作業後
 下 作業前

<今回のまとめ>
削り込んで行くことにかなり心理的にはプレッシャーに感じますが、
今回削った部分は製作にはほとんど影響がありません。
極論を言うと一段目はすべて削っても問題ないと思います。
それぐらいの気持ちでやってください。躊躇してフタは取れません(キッパリ!)

続く・・・・


オマケ・・・

もしかしたら?、ひとりよがりかもしれませんが・・・
 ”シーケンシャルツインユニット” 試作報告!
・・・そして起動成功!
前回と同じ設定ですが、
電流値がさらに上がってしまいました。
かなり過負荷のようです。
そこで、コイル・軸受け部を再製作して、
もう少し軽めの設定を探してみることにします。
0.35mm25ターンユニット×2基直列ユニット