小野さん!自作ブラシレスモーター・テクニック!  
小野さんから”自作ブラシレスモーターのテクニックレポート”をいただきましたので、皆さんにご紹介致します。

かなり内容が濃いので、あえてあまり編集していませんが、じっくりご覧ください。
皆さんにも参考になるヒントがいっぱいあります!


2004.07.02 「レポート その14」




最近のもので
現品.comのモーターを使った写真をお送りします
兼ねてより気になっていた20mm厚(6倍)のモーター試作です。
缶はGoBrushless.comの22.7mmステーター用の物を4倍に半田付けして
芯ブレを防止する為ペラのつく側にもう一つ缶を半田付けして
精度を上げました・・・先につけている真鋳はガイドで
シャフトストッパーは缶の中に仕込んで有ります.
シャフトを保持する長さがどうしても必要だったからです.
コレにより強力なマグネットのロング缶でも変芯を無くせました・・・
ネオジはN45 20x4x2 を14ピース使って14mag(磁極)の構成です。
設定の詰めはまだまだ甘いですが とりあえずの成果です.

20.3mm径19.5mm厚9pole 9coil volume 14mag(N45 20x4x2-14p)
0.4mm-12T-D(デルタ)

ET1200 2C
GWS8040/8600rpm/6.8A
GWS8043/8100rpm/7.6A/418gスラスト
GWS9050/6700rpm/8.9A

PQ1100 3C
GWS8043/9900rpm/12.5A/630gスラスト


2004.03.18 「レポート その13」
★Samsung 24mm径4mm厚
(同じ型番でも年代の若い物の中には4mm厚の物が有っ
た)
0.4mm2束-17T-N40 6x6x4.5 マブチ540缶流用ベル-y
1200 2S
APC8x4E/8900rpm/10.3A
340 3S2P
APC8x4E/9500rpm/12.8A⇒ハーフスロットル時
(これは1200 3S2Pを用意した後再度計測)
GWS8043/   ?    rpm/15.2A
GWS7035/14500rpm/8.3A
GWS8043/10700rpm/14.2A⇒N41 5x10x1 3枚重ね36枚仕様
ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル
GWS7035/14200rpm/7.8A⇒N41 5x10x1 3枚重ね36枚仕様
ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル


★東芝 24mm径5mm厚
0.45mm2束-15T-N40 6x6x4.5 マブチ540缶流用ベル-y
(2セル限定)
1200 2S2P
APC9x3.8sf/8200rpm/15.1A
APC8x4E/9800rpm/13.1A
GWS9070/6800rpm/18.1A
GWS8043/9900rpm/12.4A


★Samsung 24mm径10mm厚
(年代の古い物は5mm厚でその2倍ステーター)
0.4mm2束-16T-N41 5x10x1 3枚重ね36枚仕様 -y
(ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル)
1200 2S
APC11x5.5/4800rpm/5.6A
APC10x4.7sf/4800rpm/5.5A
APC9x3.8sf/5800rpm/4.3A
GWS8043/6600rpm/2.9A

0.4mm+0.45mm-15T-N41 5x10x1 3枚重ね36枚仕様 -y
(ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル)
(本体自重72g)
1200 2S
APC11x5.5/5300rpm/7.1A(369g)
APC10x4.7sf/5200rpm/7.2A(354g)
APC9x3.8sf/6200rpm/5.1A(274g)
GWS8043/6800rpm/3.4A(206g)
340 3S2P
APC9x3.8sf/7500rpm/7.7A(453g)
GWS8043/8700rpm/5.5A(350g)

0.45mm2束14T-N41 5x10x1 3枚重ね36枚仕様 -y
(ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル)
1200 2S2P
APC11x4.7sf/5300rpm/10A
GWS1047/5600rpm/8.7A
1200 2S
APC11x5.5/5400rpm/7.8A
APC11x4.7sf/4900rpm/8.4A
GWS1047/5200rpm/7.5A
340 3S2P
APC11x5.5/6600rpm/11.2A
GWS1043/7000rpm/13.2A
APC9x3.8sf/8600rpm/8.7A
GWS8043/9800rpm/6.5A
1200 4S
APC8x4E/11000rpm/9.6A


★Samsung 22.8mm径10mm厚
(年代の若い物の中には22.8mm径5mm厚が有りその2倍ステーター)
0.4mm2束-13T-N41 5x10x1 -y
(HPI製10GP用クラッチベル流用ベル)
340 3S2P
APC9x3.8sf/8200rpm/11.2A
GWS8043/9700rpm/8.6A
2Sのテストはまだしていない


★その他にSamsung 24mm径10mm厚用のベルでN40 3x3x10 24本仕様
ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベルでテストしているが
計測はまだしていない。
コッキングが強く良い結果が出ると思う。

★HDDのCaviar製 WDAC-2850-08F モデルなどの12素子ステーター
(型番で追っても中々同じ物は揃わない・・・)
3/3テスト
*28.3mm径5mm厚ステーター
試で0.4mm-28T-6コイル巻き仕様-N44 5x5x1 8極16枚缶-y
(ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル)
1200 2S
APC11x5.5/4200rpm/7.0A
10x4.7sf/4200rpm/6.5A
9x3.8sf/5500rpm/5.7A(235g)
GWS8043/6600rpm/4.9A(225g)
7035/9000rpm/2.8A(158g)
340 3S2P
APC9x3.8sf/6400rpm/7.8A
GWS8043/7900rpm/6.8A(317g)
7035/11200rpm/4.3A(260g)


3/14テスト
*22.7mm径2.5mm厚ステーター
0.35mm-45T-6コイル巻き仕様-N44 5x5x1 8極16枚缶-y&?
(ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル)
スター及びデルタ結線ともに自力起動せず

3/16テスト(5A程で推力300gオーバーの思考)
*25.2mm径3.3mm厚ステーター
0.35mm-20T-12コイル巻き仕様-N44 5x5x1 2枚重ね8極32枚缶-y
(ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル)
1200 2S
GWS8043/6700rpm/5.2A
340 3S2P
GWS7035/12000rpm/4.9A
6030/13300rpm/4.1A

*25.2mm径3.3mm厚ステーター
0.4mm-20T-12コイル巻き仕様-N44 5x5x1 2枚重ね8極32枚缶-y
(ビデオデッキ内のDCモーター缶流用ベル)
1200 2S
APC9x3.8sf/6100rpm/6.6A⇒ほんの少し熱い
GWS8043/7000rpm/5.7A
7035/9400rpm/3.2A
6030/10000rpm/2.7A
340 3S2P
GWS8043/8800rpm/8.1A⇒少し熱い
7035/12400rpm/5.1A
6030/13400/4.2A


3/17テスト(引き続き5A程で推力300gオーバーの思考)  
*22.7mm径2.5mm厚ステーター
0.4mm-20T-12コイル巻き仕様-N44 5x5x1 8極16枚缶-y
(本体自重30g)
1200 2S
APC9x3.8sf/6300rpm/7.6A
GWS8043/7200rpm/6.4A
7035/10200rpm/4.1A
340 3S2P
APC9x3.8sf/6800rpm/9.6A⇒熱い
GWS8043/8400rpm/9.0A⇒熱い
7035/12700rpm/6.2A

左記の事からAXIが何故高効率なのか理解できました。
12歯ステーターの6コイル巻き仕様は径にもよりますが
最低でも5mm厚ステーターから有効で
厚みが増すほど6コイル巻きが生きるようです.
12コイル巻きはトルク型、
6コイル巻きは回転型のような特性だと思うのですが如何でしょうか。
12素子8極は面白い・・・!!!
じんちゃんのお話では
「ブラシタイプのモーターでも3極ローターは回転型、
5極、7極・・・とローターの羽が増えるほどトルク型モーターになっていきますし、
モーターサイズも長くなるほどトルク型です。
また、トルク型になるほど起動電力が少なくて済みます。」
とのことです。

また、400クラスの人口が圧倒的に多いので
24mmもこのクラスでは生きるでしょうが、
僕はやはり200g位の軽量ミニプレーン派ですので
電流も食うし、20mmステーターで十分かも知れません。
が、しかし、一応、研究という事で・・・


そろそろ研究もひと段落してきました。
こんなにモーターばかり作ってどうするんだろうと
眺めてはため息をついています。
 ふぅ〜っ・・・
それぞれのモーターに合ったパークプレーンを沢山作りたい・・・
という思いがつのります。
近所のひこうき仲間で3人ほど自作モーターに興味を持ち作り始めています。
ユニオン セスナ(280系)
全備420gほどのラダー機
トルクロールもできます・・
その中の方達に
私の主力?Romモーター テスト機のロケットスタートを見せたところ
とても興味を示し、特にいずれは24mmステーターをやってみたいとの事・・・
その諸々の勉強会を企画しているようです。
講師は私・・・
随分、偉そうにしていますが私など理論もわかっていないので
ちゃんと教えられるだろうか心配です。

皆さん、ご助言をよろしくお願いいたします。

それでは、


2004.02.18 「レポート その12」
*クランプ式電流計とLi-Poを用意しました。*
<6倍ステーターを作成してみました。>

アウトランナーはノーマルネオジを5個重ねた缶です。
沢山テストしたわけではありませんが、
 その中でよかった物の仕様は0.4mmx2-8T-6xST-NN(ノーマルネオジ)-yです。
自重49g(ペラアダプター無し本体)、
Lipo3Sで
APC9x3.8sf 7,100rpm/12.4A位
APC8x4e    8,700rpm/10.5A位
結果、推力400gオーバー出ており電流は食いますが大人しいモーターでしたが
トルクには余裕が有り、まだまだ大きな負荷も回せると実感しました。
6倍ステーターは低回転 高トルク型ですね。
6T〜10Tの設定が美味しそうです。
また、磁力アップでさらに高トルク高推力が望めるものと思います。
ただ、ロング缶となるためより一層の高精度を要求されます。
機械加工の技術が有れば良いのですが・・・
また、サイズの大きなベアリングを使い缶の片方も支持した構造が良いのかもしれません。



<スピード系軽量モーター>
仕様は
0.35mm+0.24mm-18T-1xST-N(N44 5x5x1)-y でLipo3S CAM4.7x2.5折りペラ 20,600rpm/7.25A/228g
推力よりも この地上回転数の数値で期待できると思います。
フライトテストはこれからです。
<1.5倍ステーター(12P)の設定見直しと考察>
0.4mm-22T-1.5xST-2N(N44 5x5x1の2枚重ね)-y
Lipo3S  GWS8043 8,200rpm / 6.7A / 365g

0.35mm-30T-1.5xST-N(N44 5x5x1)-?
Lipo2S  GWS8043  6,700rpm/8.6A        Lipo3S  8,000rpm/14.6A
                 7035 10,400     /6.1                   12,300     /  9.1
                 6030 11,800     /5.1                   14,800     /  8.1

0.35mm-30T-1.5xST-N(N41 5x10x1の2枚重ね)-?
Lipo2S  GWS8043   7,300rpm/7.4A/301g       Lipo3S  9,100rpm/11.4A/470g
                 7035  10,100     /4.5  /223                  13,200    /
7.9  /374
                 6030  11,100     /3.8  /184                  14,300    /
6.4  /309
    APC9x3.8sf    5,900     /8.6  /310
<2倍ステーター(16P)の考察>
0.2mmx3-27T-2xST-N(N45 5x12x2)-?  ・・・高出力型、まだまだ見直しの余地あり
Lipo2S  GWS8043    7,700rpm/6.9A         Lipo3S 9,100rpm/10.9A
                 7035    9,400     /3.7                    12,700     /  6.8
                 6030   10,000    /2.8                    13,900   /  5.3
 
      APC10x4.7sf     4,500    /9.7
              9x3.8sf     5,800    /7.8

0.2mmx3-27T-2xST-N(N41 5x10x1マブチ310系缶)-? ・・・驚きの省エネ型
Lipo2S  APC10x4.7sf  3,600rpm/3.7A/232g     Lipo3S 4,300rpm/5.4A/345g(これは
アツイ)
                   9x3.8sf  5,000     /2.6  /194                 4,300
/4.4  /305
                GWS8043  5,700     /2.1  /163                 7,300    /3.5
/277
                      7035  6,900     /0.9  /  88                 9,400
/2.0  /179
                      6030  7,200     /0.8  /  67                10,000
/1.5  /139
<1倍ステーター(8P)においてLipo2S環境での試み>

0.4mm+0.3mm-15T-1xST-3N(N40 5x5x1の3枚重ね)-y
Lipo2S   GWS7035   12,100rpm/11.1A/320g
                   6030  14,100     /  9.6  /291
                   5043  15,400     /  8.4  /234
このモーターで小さ目の負荷で3Sを掛けて見たら恐ろしい物でした・・・(データは
取っていません)モーターがすぐ壊れそうでした・・・
<素材モーターではなく、別の素材での試み>
ディスカウントショップでCD-ROMドライブやカー連装CDプレーヤーなどのジャンク品を安価に購入し、
分解して中のモーターを取り出しそのモーターに合った手法でGBを作成してみました。

例の素材モーターが大量に出回ったことで 
これ程 自作CD-ROMブラシレスモーター愛好家が増えたと思われます。
ですがその素材も入手難になった今では別の素材を捜さねばならなくなりました。
私自身もそれを実践し、ディスカウント ショップなどでジャンク品のPC用、
あるいはカー用連装CDプレーヤーなどを安価に購入し分解してモーターを取り出したりしています。
その例として以下の写真2枚のようなROMモーターも作っています。

その内一台はPC用のCD-ROMドライブのジャンク品の中のモーターで
メーカーはmishumi製で300円で買いました。
3ミリシャフトが固定になりアウトランナー側を6x3フランジベアリング2個でフリーにしています。
ステーターの直径は素材モーターよりも若干小さく、マブチ280系の外缶を利用し、
飯野氏のN44 5x5x1ネオジ貼りアウターランナー缶をステーターを削らずに作れます。
ステーターの厚みは5ミリ有りました。
丁度、素材モーターで言う1.5倍ステーターに当たります。
また、ステーターの巻きしろが素材モーターよりも広いので設定の選択幅も幾分広がりました。

0.4mm-22T-1xST-N(N44 5x5x1)-y ・・・Mitsumiモーター/本体29g
Lipo2S APC8x4E  6,400rpm/5.1A/236g
Lipo3S APC8x4E  8,100     /7.2  /332


もう一台は何から取り出した物か忘れましたが
アウターランナーが更に外ケースに収まっているブラシレスです。
苦心しましたが その構造上駆動軸をベアリングで支持できませんでした。
その代わり、プッシャー対応も兼 ペラアダプターの内側に
スラストベアリングを挟んでいます。
今後、N44 5x5x1ネオジに貼替えて性能向上を図りたいと思っています。

ケースイン・アウターランナー/CD-ROM GB(3mm厚ステーター)本体22g
Lipo2S  GWS6030  10,900rpm/6.7A/165g
Lipo3S  GWS4025  20,300     /5.3  /146

話によると40倍速やDVDモーター素材が高性能を引き出せるようです。
ただ今、素材をブッショク中・・・



2004.01.07 「レポートその11」
昨日の二六から届いた内の10x3x3の24本を使った
3倍ステーター用スペシャルネオジ缶(SN)をつくりました。

1ミリ鉄板をサイズを測って円柱状に丸め
まずカーボンクロス2プライを瞬間でかためました。
そこへ2本一組にして S、 N、と張っていきましたが
ネオジのサイズ的にステーターとのクリアランスが大目の缶になってしまいました。
(磁力が強いので貼り付けにてこずりました・・・)
3ミリ幅のネオジは少し広すぎたようです。
素材の缶センター部では強度的に心もとないのでパワーアップモーターに対応すべく
マブチR36を分解し、写真のようにリューター サンダーでカットし軸受け部を利用
し先のネオジ缶に合わせ、カーボンロービングと瞬間で固定しました。
シャフトは3ミリアルミ棒。
シャフト固定には真鋳製の細穴ホイールストッパーを3ミリに広げ半田付けしています。
重めのユニット自重50gとなりましたが(とりさんペラアダプター付き、ペラ無し)、
がっちりしたスペシャルネオジ缶となりました。
反省として、ステーターとのクリアランスが多めになってしまい
アンペアや出力の点で不利になったと思います。
しかし、流石に磁力が強い分、良いデータになりました。

SN = 10x3x3x24本,スーパーネオジ缶のテスト  
APC10x7.4sf
12V car-B

20x4-23T-3st-SN-d
(素材0.2ミリ4束23ターン3倍ステータースーパーネオジ缶デルタ結線)
456g/12.32A

30x2-18T-3st-SN-d
468g/15.58A   (10A時スラスト約420g)
                     (8A時スラスト約367g)
最近の 最良なGB Report をお送りします。
出力よりも低電流にご注目ください。

*0.4-22T-1.5倍ステーター-ネオジ3重缶(とりさんネオジ5x5x1 3枚重ね)-スター結線
ユニット自重(ペラアダプター有り、ペラ無し) 31g
10S300NIMH  GW-8043
344g/6.93A初期値〜10秒後300g/6.24A

*0.4x2束-18T-3倍ステーター-N40 10x3x3 ネオジ24本仕様缶-スター結線
ユニット自重(ペラアダプター有り、ペラ無し) 52g
10S300NIMH
368g/6.66A初期値  APC10x4.7sf
360g/5.40A初期値  APC9x3.8sf  、スラスト250g時3.30A、135g時1.29A
                           (215gの全備機体で6〜7分ホバーフライトを含んだフライトを楽しめる)
7S300NIMH
240g/3.86A初期値  APC9x3.8sf 、スラスト200g時3.06A
                            (180gの全備機体で6分ホバーフライトを含んだフライトを楽しめる)

*MPG=(MP Jet AC 25/35-20のギアボックスを利用)ギア比 4.1:1
*MPG-0.3x4束-8T-N35 10x5x1ネオジ(飯野氏 式)缶-スター結線
  ユニット自重(ペラアダプター有り、ペラ無し) 45g
10S300NIMH
437g/5.86A 初期値 APC10x4.7sf   (数秒後429g/5.45Aで落ち着く)
359g/4.54A初期値  APC9x3.8sf

7S300NIMH
263g/3.83A初期値  APC10x4.7sf

*MPG-0.3x4束-9T-N35 10x5x1ネオジ(飯野氏式)缶-スター結線
(これは省エネタイプとして使えそうです)
10S300NIMH
401g/4.45A初期値  APC10x4.7sf

ギアダウンの場合、アウターライナーであるCDモーターでは
テストしたギア比4:1では
小電流タイプのユニットで思いっきりの高回転型の仕様になりました。
モーター単体では300W位は入る物だと考えます。
推力を求めるのであれば2:1〜2.5:1のギア比が最良と思います。
(これは飯野氏と同意見です)
次回テストの為、
ACにMPの400クラス用2.33:1のインナーギアBoxを発注してみました。
Boxのピニオンが入る穴が丁度8?ですしギアがインナーなので静か  
と言うことも有り、気に入って使っています。
また、
ただ今、4倍ステーターも対応の12x5x2 N45 を特注しているのですが
値段が何と、12枚で\14,400-・・・、安上がり と始めたGBなのに 
いいかげんにしたいです。
これまで、何個の高性能市販ブラシレスが買えたか知れません・・・。
もういいかげんにしたいです、ホント・・・。
漏磁の研究も残っていますし・・・。
でも、フライトしているよりも、自作機を製作しているよりも
苦しみながらも ずっと楽しめたのは不思議です。


**MP Jet Gearbox SF280BB 4.1:1   改造GB-Gearbox **
とりあえず改造して4.1対1にてテスト始めました。
MPG-40-18T(ノーマル缶スター) APC10X4.7sf
414g/7.03A   12V car-B
「MP Jetのギアボックスの改造は
280モーターが付くところの円柱部分をカットし
穴にヨシオカ カーボンパイプ(外径8ミリ内径6ミリ) L400 \2,700(高価でした)
を2センチほどでカットし差し込む。(丁度キッチリの穴でした。)
瞬間で仮止めし、ステイターの付く外側の根元にカーボンロービングを数回巻いて瞬
間でがっちりと固定しました。
シャフトには3ミリ アルミ棒を使いました。
ペラアダプターはとりさんアダプターを付けて
ペラなし重量30g、チョット重いです。」

MP Jetギヤダウン利用の続きです。
AC 25/35-20(MPJ20103) のギヤボックス付きブラシレスモーターのギヤボックスで
す。
近所でギヤボックスのみで\1980にて売っていました。
ギヤ比は先日お話しましたとおり4.1:1です。
とりさんサイドでは3.5:1をテストされているようですので
私の方では4:1での効率を探ってみます。


MP Jetギヤダウン利用の続きです。
AC 25/35-20(MPJ20103) のギヤボックス付きブラシレスモーターのギヤボックスです。
近所でギヤボックスのみで\1980にて売っていました。
ギヤ比は先日お話しましたとおり4.1:1です。
とりさんサイドでは3.5:1をテストされているようですので
私の方では4:1での効率を探ってみます。

ペラはAPC 10X4.7sf
アンプはHM 08-3P (TM-4)

MPG-40-18TN(ネオジ缶)
434g/6.10A   12V car-B
384g/5.31A   10S300NIMH初期値 (200g時2.39A)
231g/3.50A   8S320NIMH初期値〜200g以上を推移
                                               3分30秒後200g/3.19A
218g/3.35A   7S300NIMH初期値〜180g以上を推移
                      1分30秒後180g/?A

MPG-40-18TN(ネオジ3重缶)
442g/5.40A   12V car-B
378g/4.68A   10S300NIMH初期値〜1分30秒後313g/4.05A
                                                 2分16秒後300g3.92A
                                                 3分30秒後265g/3.52A
                                                 4分00秒後228g/2.98A
                                                 4分09秒後200g/2.78A

20X3-30T-1.5st-N3(デルタ)  ⇒良い感じでした。
初期値
7S  227g/5.88A  GW-0843
     227g./5.96A APC-SF 8X4
8S  212g/5.52A APC-SF 8X4 (130g時2.30A)
10S  333g/9.15A APC-8X4sf(130g時1.72A)
12V安定化電源 333g/9.58A APC-SF 8X4(130g時1.79A)

以上のことからも更なる磁力アップによる
電流軽減と出力アップは結果からして歴然です。
今更言うまでもなく
高効率モーターへの必要項目のようです。

35-28T-1.5S-N3(デルタ)  GW-0843
432g/11.82A  12V car-B (6A時スラスト300g)

20x2-35T-1.5S-N3(素材0.2ミリ2束巻きデルタ) GW-0843
325g/6.82A  12V car-B

35-25T-3S-N(デルタ) GW-08943
初期211g/4.91A〜2分後182g/4.32A    7S 300NI-MH
初期212g/4.84A                               8S 320NI-MH
初期300g/6.51A〜2分30秒後204g/4.73A
                                                     10S 300NI-MH

20x2-30T-1.5S-N3(デルタ)  ⇒良い感じでした。
初期値
7S  227g/5.88A  GW-0843
     227g./5.96A APC-SF 8X4
8S  212g/5.52A APC-SF 8X4 (130g時2.30A)
10S  333g/9.15A APC-30A)(130g時2.03A)
12V安定化電源 33g/9.58A APC-SF 8X4(130g時1.79A)

20x4-23T-3S-N(デルタ)  APC-SF 8X4
初期値
12V car-B  392g/9.63A
7S  227g/5.84A
8S  196g/4.73A
10S  332g/8.21A

(オマケ?)
 自作3段減速ギアボックス
 約3.5対1は後日完成させます。


2003.12.03 「レポートその10」
スター結線では限界のようです。デルタ結線でテストを始めています。
資金的に強力磁力缶の製作は来月に入ってからにするとして、とりあえず今日は、デルタ結線のデータを提出します。
また、テスト用電源を見直し、車用12Vバッテリーを使うことにしました。
これでアンペア不足も解消で長時間の連続テストも可能です。勿論、これは基礎データとして考えています。
(アンプも18A辺りが欲しいです。アンプに余裕の有る方がモーターも余裕で高出力を出してくれると思うのですが・・・)

*32-30T-1.5S-N3(0.32ミリ30ターン1.5倍ステーターネオジ3重缶)
GWS-0843、9.6V安定化電源
スター ⇒ 192g/3.12A
デルタ ⇒ 214g/5.43A・・・電源のアンペア不足を感じる

*40-20T-3S-N(0.4ミリ20ターン3倍ステーターネオジ缶)
GWS-0843、9.6V安定化電源
スター ⇒ 235g/3.60A
               (218g/3.38A 8S320NI-MH初期値)
デルタ ⇒ 245g/6.55A 8S320NI-MH初期値
                375g/9.32A 10S300NI-MH初期値
               (208g/6.76A 8S、GW-9070)
               (190g/6.31A  8S、GW-0760)
                392g/10.51A(GWS-0843、車用12Vバッテリー)

*40-16T-2S(0.4ミリ16ターン2倍ステーターノーマル缶)
GWS-0843、車用12Vバッテリー
スター ⇒ 278g/5.09A

*30D-18T-3S-N(0.3ミリ2束18ターン3倍ステーターネオジ)
GWS-0843、車用12Vバッテリー
デルタ ⇒433g/12.58A
              (8A時、スラスト337g)

*35-25T-3S-N(0.35ミリ25ターン3倍ステーターネオジ缶)
GWS-0843、車用12Vバッテリー
デルタ ⇒ 418g/8.2A
       (スラスト130g時、1.54A)

                (280g/6.05A 10S30NI-MH初期値)
                (209g/4.72A 8S320NI-MH初期値)

もう少しモーターが熱くならずに、尚且つ、高推力を目指し設定を試みてみます。
実用上はLi-Po 2Sか3S2P等の使用を想定して設定を詰めなければいけないでしょうが
私としては3S2P搭載でのミニプレーンは重くなりすぎますので
最終的には2Sもしくは3Sでの低アンペア設定を基本にしたいと思います。


「レポートその9」

その9−1)
効率を考えると推力との妥協点を探さねばなりませんね。
ちなみに シングルステーター用の5X5X1ネオジの3枚重ね自作缶なのですが
今日再テストをしてみました。
効率を上げる為には磁力強化がやはり一番のようです。
(流石にゴキゴキが強力)
0.4ミリ25ターンにて0843ペラで回してみましたら
9.6V安定化電源で240g/5.40Aとなりました。
我が家の安定化電源では5〜6Aが限度のようで
12Vはテストしませんでしたが効率は良さそうです。
これだと8Sでの使用がよいのかもしれません。
少し過熱気味です。
また、7035での使用がベストかもしれません。
ちなみにユニット重量はペラ付きで32gです。
面白い使い方が出来そうです。
その9−2)
ネオジ3枚重ね缶でのテスト結果がだいぶん揃いました。
その中でまあまあなのが
GWS-EP-8043ペラ使用にて
0.4ミリ22ターン 1.5倍ステーター(40-22T-1.5S-N3)で
9.6V安定化電源にてスラスト 264g/5.51A、
ちなみに10S 300 NI-MHでの初期値は 344g/6.93Aでした。
これはPJL 300よりもホットになりますが
GBのステーターでは太い線を沢山巻けずアンペア、
出力とも落とすことが出来ない為と思われます。
次回、ステーターをリューターで少し削り
巻き線のスペースを稼ぎもう少し巻き数を増やして再テストしてみます。
もう直ぐ、高効率、ハイパワーモーターが完成しそうです。

P.S.
補足で
40-21T-1.5S-N3 、
9.6V安定化電源で267g/5.63A
7.4V安定化電源で210g/4.53A
今のところの最強ホットモーター


「レポートその8」

飯野氏のレポートを拝見して・・・
「うっそぉ〜っ・・・!!!」
てな訳で触発され再テストモード、

てっきり6030がベストスラストとばかり思い込んでいたようです。
スリーステーターにした分のトルクは何処に行ったのだろうとは思っていたのですが
6030を高速で回せるし、300gスラストは到達したしで
まあ良し良しと思っていました。
でも、私がやっていた設定は高回転型(6030にあわせた)だったようです。
設定を見直し、ペラは無理が無い所で
GWS EP-0843に合わせての設定を試みています。

それで、いとも簡単に300gオーバーに成る事がわかりました。
設定をもう少し煮詰めてみます。
せめて7〜6Aぐらいの設定を考えてます。
0.3ミリダブル巻き18ターンの8セルも省エネタイプで美味しそうですが・・・


「レポートその7」

やはり鉄缶の方が性能良いようですね。
早々幾つか作り直し、アレからずっとテスト、調整を続けていました。
ニッケル水素でのテストで初期値ですがスラスト300gオーバーが出ましたので
ご報告並びにアドバイスのお礼方々レポートを出させていただきました。
今度の缶は屋根用トタン板の3重巻きで同じくカーボンクロスを2プライしています。
重量の軽減の為余分なリーチは省き試作品のアルミ缶の物より少し短くしています。
シャフトもアルミ棒です。それでも流石に重くペラ付きで37gでした。
PJLの30gには及びませんでした。
また、アウターローターの径の違いからか
GW-6030がベストスラストでPJLよりもトルク細の様です。
ステーターをもう少し径の大きな物を自作すると
あのサイズでもトルクが太くなりますかね・・・。
磁力の違いも有るのでしょうが・・・
精度の問題もあり、もう少しステーターとネオジとのクリアランスをギリギリに作れ
ると
もう少しパワーが出そうです。
トリプルステーター用ネオジ張り自作缶が出来たことを元に
シングルステーター用ネオジ3重張りにて磁力を増した缶も作ってテストしてみました。
ですが重いフライホイールのようでトルクも回転もあまり変わらないようです。
確かに磁力が増した分、アンペアは下がりましたがパワーも若干低め・・・
重い割には意味がないようでした。
PJL、手ごわすぎます・・・。
GBM(CD-Rom自作ブラシレスモーター)でのパワー追求はこれでひとまずにしておき
ます。

・・・パイロン機作りました・・。


「レポートその6」
トリプルステーターのGBをテストしました。
とりあえず 添付写真を見てください。
マウント付きの方は素材マグネットを3枚重ねた缶に
カーボンクロスを瞬間にてワンプライしています。
0.45ミリ11ターンです。
12V安定化電源で300gは超えませんでしたが
今まで最高の282gのスラストを出せました。
ペラ付き自重は流石に重く、39gです。

もう一台のGBはネオジ張りで缶を自作しました。
適当なアルミ板(小さな穴が無数に開いた物)に
カーボンクロスを2プライして瞬間で固めた物です。
性能は磁力が増した分期待していたのですが、
缶の重量バランスが悪いらしく振動が出て回転が延びませんでした。
ノーマル缶の方が性能は上でした。
トリプルステーターの厚みからして、丁度ネオジ2枚分なのですが、
素材マグネット3枚重ねだと幅広になります。
このことが幸いして実質、磁力が増しているものと思われます。
真円に成るよう もう少し外周を削るなりして調整してみます。


「レポートその5」
本日はペラの取り付けなどの提案です。
添付しました写真のようにペラの横っ腹に2.5ミリの穴を開け、3ミリのタップを立てます。
そして両側より3ミリ・イモネジで止めます。
緩い場合はイモネジをつけずにシャフトに差し込んだ状態で
瞬間をつけます。そして引き抜くと丁度良くキッチリと収まります。
瞬間がスペーサーの役目を果たしますので、そこをイモネジで止めます。
保険として前側より瞬間を注すと良いでしょう。
私は軽量化の為も有り3ミリアルミシャフトを使っています。(DIYで売っています)
これでしたらイモネジの食い込みも良く、緩む心配はありません。
ペラの取り付けの際、ペラより若干余分にシャフトを出しておくとGWSのスピンナーが取り付けられます。
スピンナーはペラの入る部分を一番奥からカットし2.8ミリドリルで内径を削ります。
この加工でキッチリとスピンナーが付くわけです。


「レポートその4」
GB初のテスト用自作機です。
2日で胴体生地完となりましたが
後主翼だけです。
2段上半角付きのフラップ仕様にする予定です。
WS-1000mm、L-630mm、WC-150mm、WA-12dm2、
WE-180g〜200g
となる予定です。
被膜は極薄がんび紙張りドープ仕上げにするつもりです。



「レポートその3」
ペラ付きで18gGBが出来ました。
K&Sのヘリコプターホルダーセットの
カーボンパイプを利用した物です。
パイプは外径8ミリ未満、、直ではチョット ステーター取り付けには緩いですが
セロテープを2周ほど巻いてきつく取り付けられます。
瞬間で固定。
ベアリングはフランジ付きを両側にかませます。
シャフトは3ミリアルミの中空です。ペラは6030を直接瞬間で固定しています。強度
はこれで十分でした。
ベアリングの遊び止めにノイズレスチューブをベアリングの両外にはさんで入れてい
ます。
ちなみにユニットは素材の0.12ミリダブル巻き40ターンです。カーボンシャフトで
も良いかも・・・。
プッシャーに使ってもよし(重心合わせに有利)、
機首の細い飛行機に使っても良し、
色々使えそうなロングタイプです。の
データを送ります。
*************************
GB/12W-40T(0.12ミリダブル巻き40ターンノーマル缶)
アンプはHM08-3P   タイミングモード- 1及び4
バッテリー  ユニオン8.4V300mAh NI-MH
ペラ GW-6030

タイム/スラスト/アンペア/TM-1/TM-4
初期            99g/1.47A          117g/1.86A
30秒後          91g/1.39A          106g/1.76A
1分後           88g/1.36A         104g/1.69A
1分30秒後        87g/1.34A         101g/1.67A
2分後           86g/1.33A         101g/1.66A
2分30秒後        86g/1.33A         100g/1.65A
3分後           86g/1.33A           99g/1.64A
3分30秒後        86g/1.32A           99g/1.64A
4分後               85g/1.32A           98g/1.63A
4分30秒後        85g/1.32A           98g/1.62A
5分後           84g/1.31A           99g/1.61A
5分30秒後        84g/1.31A           96g/1.60A
6分後           83g/1.30A           96g/1.59A
6分30秒後        83g/1.30A           95g/1.58A
7分後           83g/1.30A           93g/1.56A
7分30秒後        82g/1.29A           92g/1.55A
8分後           82g/1.28A           91g/1.52A
8分30秒後        81g/1.27A           88g/1.48A
9分後              81g/1.26A            67g/1.20A
9分30秒後       79g/1.24A             67g/1.19A
10分後            77g/1.23A             65g/1.17A
10分30秒後     73g/1.15A             63g/1.14A
11分後            58g/0.95A             61g/1.11A
11分30秒後     57g/0.94A              57g/1.06A
以後中止 

*************************


「レポートその2」
ステーター2重のGBをテストしています。
0.35ミリ20ターンをまず製作、
シングルステーターの0.35ミリ35ターンの物と同等の値でした。
ダブルステーターの方がトルクが増すようです。


「レポートその1」
35-30TN (0.35mm30ターン、ネオジ仕様)
236g、3.58A

手持ちで一番推力が出たもので
35-25TN
264g、5.11Aでした。

10セル300mAh NI-HM
35-25TN  (GW6030)
              初期256g/4.35A〜3分30秒後184g/3.47A
35-30TN  (COX - 6X3)
              初期184g/4.00A〜5分後115g/2.52A
               (GW-5043)
               初期203g/3.17A〜7分後68g/1.13A

データ取りしていると時間を忘れてしまいますね。