No74 自作ブラシレス搭載予定機 Clic<クリック>  

9/22
 CLic1.5号機と「ああ・・・勘違い!」

<プロローグ>
今回のクリックですが、皆さんのHPで
”簡単に作れて良く飛ぶ!”、”落ちても壊れない”、”バツグンの運動性”と紹介されていて大変気になっていました。
主翼を切り出そうと発泡カッターを作ろうと意気込みだけはあるのですが、
なかなか踏み出せないでいました。
そんなときです・・・・
素材セットを予約してくださった荒田さんから、
「私からのご提案ですが、お世話になりますお返しと云う訳でも無いのですが、
現在 “C-CLiC” の発泡スチロールコアを切出して手持ちしておりますので、
御要り様なら今度はそれをお届けさせて頂いても良いと思っております。
もし、お使いいただけるなら送付しますのでその旨お教えください。」
と連絡をいだきました。

なんと言うタイミングでしょう!
なんて幸せものなのでしょうか!!完全に舞いあがってしまいした、感激です!
ということで、CLic編スタートします。

PS:
「情けは人のためならず・・・・」、昔の人は本当にいいことを言いました。
まさしく実感しております!

そして、たぶん「RC界のわらしべ長者」とは私のことなのでしょう?
この幸せが続きますように・・・・



( 製作・飛行編 )  ここからは一番上が最新になります。
2003.09.22  CLic1.5号機と「ああ・・・勘違い!」
前回2号機の製作と言いましたが、
1号機がまだまだ使えそうなので
「オリジナルの飛行はどんなものかな?」と
オリジナル指定の50XCモーターを搭載してみることにしました。
モーターはもちろん50XC、プロペラは3020ペラ、スピコンはポテンスキーの5Aタイプです。
実はもともとこのモーターはアクロバイプに使っていまして、
ペラは4025たのはGWS2Aタイプ+リチウムイオン2セルでした。
このときは皆さんもこれで使っていると聞いて、そのまま使っていたのですが、
今回これがとってもまずいことに気がつきました。
自作ブラシレスで電流値を測るクセがついていたので、
50XC+2Aスピコン+Li−Po700mAhをつないだところ、
ワットメータ(電流計)が3.5Aを示しました。
ゲッ!と思うまもなく2Aスピコンの被覆が溶けています。
そう、スピコンご昇天です。
確かに4025は過負荷と聞いていましたが、ここまで流れたとは・・・・
ということで、ポテンスキー5Aスピコンの搭載とました。
また、ペラもノーマルの3020にしました。これなら2Aぐらいです。

ここまでくると後は簡単!
今まで上面に取付けていたスピコンは、主翼下面に埋め込みました。
これによって主翼上面はスッキリしました。
モーターは両面テープ+タイラップ1本止め。
モーターとスピコンは”例”のコネクターを使いました。
小型でいい感じです!

また、今回軽量化を兼ねて、SIGさんに指摘されたウイングレットの出っ張りをカットしました。

で、
完成重量ですが、LI−Po2セル700mAhで120g。
ニッカド6セル110mAhでも120gでした。
CLicとしてはまあまあの重量だと思います。
スピコンを移動したのでスッキリしました。

スピコンを移動して汚くなった中央部を
オラカバウエットの白で貼りなおしました。

 ついでに上面もグラステープで補強してます。
主翼下面もスッキリです!

ここで重大な勘違いに気がつきました。
     それは、
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<ああ・・・重心位置を勘違いしていた!> ことです。
あらためて確認したところ、今までの範囲は20mmも前でした。
これではいくら指定重心位置に合わせようとしても無理なはずです。
また、こんなに前重心だったら、エレベータトリムがフルUPで、
飛行も突込み気味になり運動性もなくなってしまうのも当たり前ですね。
まったくどうにかしていたようです。

さて、1.5号機の初飛行ですが、
この日も風が強く前回飛行をしてクセがわかっていなかったら、
絶対に飛ばさない状況です。
しかし、じょうぶと言うことと、1.5号機ということもあってテスト飛行をしました。
モーターパワー的には十分飛ぶと感じていましたので、
飛行自体に不安はありませんでした。

手投げをすると強風のなか、若干翻弄されつつも元気に上昇して行きました。
(今回はペラが小さくなったなったこともあって、指は切りませんでした・・・・)

飛行ですが、結論から言いましょう!
「皆さんが言われるとおり! 元気いっぱいグリグリ飛行できました!」
ループでは「もう少しパワーを・・・」とも思いますが、気にしなければ問題なし!
正直言って「ノーマルの50XC仕様で十分かな?」といった感じもします。

飛行時間ですが、ニッカド110mAhで4分、
Li−Poでは10分飛ばして降ろしましたのでわかりませんが、
20分ぐらいは間違いなく飛ばせると思います。

持ち運びや保管も楽だし、
CLicってかなり面白いです!!


2003.09.18  落ちましたが、元気に飛びました(・・・指切れました)
さて、見事に初飛行に成功しましたトリクリですが、いろいろ検討する部分がありました。
1)飛行姿勢が突っ込みぎみで、かなりエレベータUPが必要。
2)思ったより軽快に飛ばない(逆にいうと安定度は高い)
3)パワー感はあるが、速度に乗った飛行ではない。
と言ったところでした。

1,2)の原因ですが、どうも重心位置が合っていないようです。
機首に重り10gまで積んで指定位置(88〜108mm)に合わせようとしましたが、
それでも10mmほど後ろになっていました。
それで飛ばすとトリムフルUP+スティックでUPをいれなければならないほどでした。
自宅に帰って考えていたら、フトひらめきました!
「もしかすると、かなり前重心になっていたのでは・・・・?」
そう考えると納得がいきます。
そう言えば滑空テストもやっていないで、いきなり初飛行でした。
まずひとつ問題解決に希望が見えてきました。
3)ですが、ペラの選択があっていないようです。
GWS6×3はどちらかと言うとスローフライとに適しているようで、
こちらはHPIの5×2.5(?)に変更です。
ペラ径が小さくなったので、モーター位置も機体中心に移動できました。
モーターマウント部に
キタナイ修理のテープが見えます。

そんな訳で張り切ってセカンド飛行を迎えました。
場所はいつものFJZ!
皆さんが見守る中、準備OK!
ちょっとモーターが怪しいですが、手投げ開始!!
手投げですが、
本当は捨てただけ(?)です
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見事に落ちました。
と言うより元気よく土手斜面に突っ込みました。
また、「捨ててるだけじゃん!(tsuneさん談)」とも言います。
またやってしまいました。
前回上手く飛んだ機体を変にいじってお披露目墜落は2度目です。
初飛行は突っ込みを予想して最初からUPを引いていたのですが、
今回は重心位置調整を行ったため、気に止めていなかったです。
しかし、さすがに丈夫さに定評のあるCLicです。
主翼中央部の接着がはがれただけです。
ここで、何かがはじけました。
現場で即効修理です。
tsuneさんから梱包テープをお借りして、いいかげんに貼り付け修理完了!
即、再飛行です!
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で、また落ちました、と言うより土手斜面に強制着陸させました。
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なぜ?どうして????
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それは、手投げ時にペラで指を切ってしまったからなんです。
結構血が出ました。
3箇所切っています。
そこまで気が回りませんでした。
またまたtsuneさんにバンソウコウをいただき、修理完了です。
機体ですがモーターマウント部がフローティング状態(グラグラ)になっています。
しかし、ここまできたら、もう止められません。
モーター部をテープで補強して、再々飛行です。

「もうどうにでもなれ!!」と半分以上ヤケクソで発進!
元気に飛びました。飛行中のペラまで見えます。(tsuneさん撮影)

さすがに今度は飛びました!
かなりの風に中でしたが、元気に飛びまわっています。
パワーも十分!
調整によって軽快感は増しましたが、やはりドッシリ感を感じます。
その後もうひとフライトしましたが、さらに強くなった風にも負けないで飛びました。

この飛行で少しCLicのコツがつかめたようなので、2号機の製作に入りたいと思います。

CLicってかなり面白いかも!


くれぐれも手投げには気をつけてくださいね!


2003.09.17  初飛行しました!
遂に、トリクリ(TORII・CLic)初飛行しました。
もちろんアクシデントありありです。
9/13(土)の飛行会で初飛行をもくろんで作業予定たてていまして、
前日の9/12(金)にエレボン、翼端取り付け、モーターのセット等行う予定でした。
ところが、9/12のPM19:40分!
バイクで帰宅途中にウインカーを出さずに左折しようとしたワゴンと接触!
相手は停止もせずそのまま走っていきました。
肘のしびれを感じつつ追いかけること300m、少しつまたっところで緊急停止させました。
(詳細はまたUPしますが、相手は”ひき逃げ人身事故”で免許取り消しになるそうです。)
おかげで現場検証やら病院やらで帰宅したのは23時過ぎ。
こんな状態では仕上げは出来ません。
しかも、翌日も診断書をもらいに病院に行かなくてはならないので、
飛行会も危ぶまれました。

ですが、どうしても飛ばしたかったのでしょうね、
翌朝5時に起きてしまい仕上げを開始しました。
しかし、なかなか進みません。
エレボンを付けたところで病院時間になり、作業中断!
そんなこんなで、結局部材を持って飛行会に出かけました。
こんなときは悪い事が重なるもので、
都内は大渋滞+激暑!さらに車(ジムニー)のエアコンが効かず”熱風”が吹き出てくる始末です。
結局3時過ぎにやっと到着4時間半くらい掛かりました。

おかげで飛行場では作業する気がおきませんでしたが、
SIGさん、木村さんのCLicの飛行を見て奮起しまして、
何とか仕上げて初飛行に持っていきました。
重心位置ですが、指定の88〜108mmにはまったくならず、
120mm程度の位置になってしまいました。

初飛行はSIGさんから「かなりUPになると思うから」と聞いていましたので、
エレベータを引き気味にして手投げしました。
機体は若干沈み気味でしたのでさらにUPを引いて、
上空まで上げました。
トリムはフルUPにしましたが、結構突っ込み気味です。

皆さんのクリックは軽快に飛ぶように聞いていますが、
私のクリックはどちらかと言うとドッシリ飛んでいます。
ロール・ループも”やっとこさ”って感じです。
特に重いわけでもないと思うのですが・・・・。
いいかげんな翼端板で、
SIGさんに”警告”を受けてしまいました。

「前縁より前に出しちゃだめ!」

とりあえず、初飛行成功で、無事帰還しました。

次回9/15の飛行で、更なるアクシデントが・・・


2003.09.12  もう少しで完成・・・かも?
毎週末「完成・初飛行!」と予告して、はや数週間・・・。
遂にもう一歩進みました。
もぷ少しで完成・・・かもしれません。
とにかく主翼の被覆とモーターマウントの取付けを行いました。
機体全景です。

 右翼に文字を入れると引き締まるかもしれませんね。
上下のカラーリングですが、いつもは上面は明るい色、下面は濃い色を基本にしていましたが、
下からみてわかりやすいように逆にしました。
そんなこともあって下面はスチロールの地肌色<白>>です。

さて上面はオラライトのブルーですが、
以前スチロール翼にフィルムを貼った時、アイロン温度を上げすぎて溶かしてしまった反省から、
今回は木村さんに聞いた「スプレーのり+フィルム仕上げ」にしました。
初めてだったので少しシワがありますが、そこそこ上手くいったのではないかと思います。

下面は補強として、
中央部に1本と左右に通して1本の合計3本のグラステープをはっておきました。
これでかなりのばんざい防止になります。
仕上げはその上から
CLic定番?の薄手の梱包テープです。
胴体下部の補強に使ったことはありましたが、主翼は初めてでした。
しかし、これ簡単で<かなり丈夫>になります。
いいですね梱包テープ仕上げ!。
重量的にはオラライト等の方が軽いのでしょうが、手軽さと丈夫さではこちらが上でしょう。
目からウロコが落ちました。

次はモーターマウントですが、
5mmバルサをモーター外形に合わせて少し削り中央リブに抱かせました。
テープで仮止めしてあります。
プロペラが大きいので結構後ろに伸ばさないといけません。

また、今回は自作ブラシレスを搭載予定なのですが、
幸いにも50XCのモーター径と自作ブラシレスのマウント径が同じなので、
交換は簡単に出来そうです。
上 50Xc
下 自作ブラシレス
もっともそうなるとスピコンは機体に埋め込めないので、考えなければなりませんが・・・。

さて完成予想重量ですが、
・50XC仕様で110g〜120g
・自作ブラシレス仕様で130〜140g(〜150g)
になりそうです。
これはブラシレススピコンとプロペラアダプターが大きいためで、
もう少し工夫すれば5〜10gは軽量になるかもしれません。
当初100gを切れると思っていたのですが、予想以上に被覆の重量がかさむようです。
とは言うものの間違いなく飛行可能な重量ですので、心配はないでしょう。

本当は一号機は50XC仕様になるはずだったのですが、
先日偶然に某模型店で”たまやん”に会い、
「自作ブラシレスやってるんなら、CLicに積まなきゃね!」と発破をかけられまして、
急遽”搭載できるように”しました。(全然とびが違うんですって・・・)
どうなることでしょうか?

今回は本当に週末初飛行できるか・・・?

2003.08.22  クリック製作開始!
勇んでいたはずなのになかなか進まなかったクリックですが、
遂に?やっと?製作が始まりました。
主翼だけですが、他のパーツはスクラッチしなければなりません。
とはいいましても、
・主翼中央部(センター部材)のソリ兼モーターマウント  1枚
・エレボン                   2枚
・ウイングレット(垂直尾翼)         2枚
の合計5パーツです。
しかも、エレボンとウイングレットは簡単な直線なので、
一番手間が食う?のが主翼中央部で翼の曲線に合わせて切り出す事でしょうか。
今回は1mmベニアで作りましたが、のんびりやっても10分・・・
もっと加工性の良い部材ならあっという間でしょうね。
この部材は工作用紙にテンプレートを作って切り出しました。
センター部材のカブはプロペラガードと垂直尾翼をかねていますので、
6インチペラがすらないような寸法で作りました。

さて、次は主翼の接合ですが、”ハタ?”と考え込んでしまいました。
「主翼の接合はどうやろう?どうやったら確実に、正確に接合出来るだろう?」
製作用ジグとして、定板に主翼中央部幅の溝を入れれば、
翼底面が平ということで一発OKですが、
そこまでは・・・・。
で、ごちゃごちゃ考える事1時間・・・。
「ほんとにいいのかこんな方法で?」でやってしまいました。
あんまり恥ずかしいので公開はしません。
(本当はこういうところが製作記事の”きも”なんでしょうけど)
で、出来た主翼がこれです。
上面です。 下面です。

次にメカ用の溝を下面に彫りました。
これはルーターにカッティングアダプタを付けて掘り込み深さを一定にして彫りました。
掘り込み部分も工作紙でテンプレートを作ってガイドとしました。
ここで失敗を2つ。
(1)リビングで彫ったため、スチロールの粉が飛び散った。
(2)ガイド役の工作紙が弱く、ガイド役目を果しきれずはみ出してしまった。
特に(2)は次回の案件です。
まあ、カッターで切り出してもいいんですが・・・。
上から色テープを貼ってしまえばOkですね。

クリックの製作は容易ですね!
変なところで悩んだり考え込む時間が一番掛かります。
「えいやっ!!」って大胆に思いっきり良くいった方がいいでしょう。
細かいところを気にするなら、カラーリングに凝ったほうが楽しめそうです。

さあ、今夜も大胆に製作続行です!

・・・週末初飛行できるかもしれません・・・

2003.08.01 クリック参上!
プロローグで書きましたので、今回はご紹介です。
機体に関しましては”クリック”で探してみてください。いっぱいありますよ!
ちなみにクリックは無尾翼機なので、これでほとんどすべてです。

荒田さんに分けていただいたクリックです。
切り出していただいた発泡翼です。
翼型は”クラークY”だそうです。

ちょっと画像処理してみました。
単なる下面フラット翼ではなく、キチンとクラークYになっています

パワーユニットはGWSの50XCを考えています。
うまくいったら自作ブラシレスでパワーUPです!

・・・私ばかりが幸せでは申し訳ないので、
荒田さんのご好意でクリック翼のプレゼント企画を致しました!