西村さんのナイトメアレポートのご紹介! | 2005.06.30 |
■ プロローグ■ 最初に白状しておきますが、私、電動機のことゼーンゼーンわかっていません。 EXPってなんぞや、+にかけるのかーにかけるのかも最近わかった有様です。 なんせ機材をそろえるのにあやうく受信機用バッテリー買うところだったくらいですから。 といっても全くの初心者でもなく、25年前にはエンジン機を飛ばしていました。 きっかけはヤフオクのイチキュッパトイラジを春スキーにもって行き、25年ぶりに操縦。 久しぶりなのを差引いても機体の挙動があまりにも不安定でコントロールできない ので改造を開始、一応安定して飛ぶようにチューンできてしまったのが運のつき。 本物に手を出すとはまってしまうのは解かっていたので、しばらくはこのバッタRCで誤魔化して いたのですが、ある日高速道路のJCTで前の大型トラックが導入路を急に変更しようとして スピン、シフトを2NDに叩き込んでフルブレーキング、左足にABSのガッガッガという振動が 伝わるとともに助手席フロアからグッシャッという音が! 軽量化、迎角変更、主翼拡大、翼端ドループ追加、重心変更・・・せっかく手なずけたバッタRC がPCの入ったブリーフケースの下敷きになって上面?プロフィール機になってしまいました。 改造で重量がギリギリになっているので修理はあきらめました。 その夜、遊び相手をなくし、お酒片手にネットサーフィンしていたのですが、 3杯目あたりから手 が勝手に動き、気がつくとプロポ、メカ、キット一式発注してしまいました。 プロポは25年前JRのFM6CHに到達するまで、購入した2CH,4CH、AMと数台の プロポが上位機種購入の瞬間、ただのゴミになった経験とプロポは墜落しない!ので(言い訳かなあ)いきなりFF7を購入。 バルサ機はバルサ用治工具を廃却してしまっているので、EPP機を探したのですが中翼ファンフライばかりです。 「25年ぶりなんだから上半角のない機体なんて飛ばせるわけないやん」って考えていた時に目にとまったのがマイテイベアでした。 ”バルサ機の半分の重量、初心者でも安心して”・・・・のキャッチコピーにひかれて機体は決定。 はじめてのEPPで???もありましたが試行錯誤のあげくなんとか完成。 久しぶりにそろえた機材の小型、軽量ぶりにはびっくりしましたが、完成重量は465g。 むかしの2500g前後のイメージからその時は、うん軽い!ておもっていたのですが ・・・・第一、エンジン機の重量なんて測った記憶ありません。 しばらく海外出張が立て続けにはいり、初飛行はしばらくおあずけ。 そうしているうちにトリさんのレポートにマイテイベアが載ったのです。 えっ?465gってデブなの?350Cじゃ飛ばない? そう言われれば、主翼面積から考えると胴体がやたら大きく、前面投影面積も大きく 急にGWS350ユニットがたよりなく感じられてきました。 あれだけの経験をもつトリさんが手こずっている機体が、シロウトに飛ばせるわけないやん。 考え込んでいたときにナイトメア配布のお知らせ。こっちは見るからに飛びそうとさっそく配布をお願いしました。 これで操縦を思い出すとして、あのかさばるデブ熊どうしようかなあ? 食卓の横に吊っているので鉄板焼きの油吸ってますます デブになってるし。 400クラスのブラシレス+ギアダウン? もったいないからGWS400かな? デブ熊用の2s1100mAhリポはナイトメアには重すぎるようだし。
■ コンセプト ■ 墜落前提なので、重量より強度優先でいきます。どーせホバなんてできないし、 とりあえず25年前の技量に戻るのが目的。 ただいい加減にエンジン機の常識捨てないとまたナイトブタになりそうなので注意! でもこうなるんだったら、ステック操作方向が逆のトイラジで遊ばなければよかった。 メカは全て胴体内蔵、バッテリーは機首に大きめの穴を軽量化を兼ねて掘り込み、 重心調整と数種類のバッテリーに対応可能とします。 ・・・と容易に考えたものの、やってみるとこの穴掘り、コツをつかむまではたいへんだった。 でも最後にあけた中央軽量穴はものの10分! ■ メカ ■ モーター:トリさんEX AMP:フェニックス10 取付け部に0.2mmアルミヒートシンク板装着 ハッチの下が装着前のヒートシンク サーボ:同時配布のものーどこのやつでしょうか? ヒートシンク バッテリー:E−TEC700mAh2S RX:GWSR6N(とりあえずマイテイベアから降ろしたもの) 重量:バッテリー、車輪込みで180g やっぱこれって重いでしょうか? ■ 機体製作 ■ まだ2機目なのでゼーンゼーンノウハウありません。おまけに25年ぶりのキット製作。 試行錯誤の結果が大部分。 でも何とか形になったし、HPの指示とちがう事もずいぶんやってますので紹介します。 作業経過時間とアルコール消費量が比例しているので、工作精度にバラツキが大きいのはお許しください。 結果として解かったのはバルサキット製作とは全く別の世界。 補強癖をたいたび振り払いながらの製作になりました。・・・でも結果やっぱ重くなった? わざわざデジタル秤買ってきたんですけどね。 ・・・・もっとも完成後たった2機ですが、これでつかんだコツ公開しますね。 1.動翼PPテープの貼り方 2.EPPをポスターカラーで塗装する方法 3.ヒンジテープの貼り方 4.穴の掘り方 5.動翼の山切りの切り方 ■ 接着剤 ■ マイテイベアの経験から接着剤はかなりこだわりました。 強度の必要な部分はすべてスコッチ3M、とりあえず付いていればいい部分は コニシGPクリアー(なんせ安いので)、瞬間はリンケージ以外、一切使っていません。 胴体のPPテープ補強はスプレー糊77です。これ高いのが欠点ですが、 他のスプレー糊のようにノズルが詰まらないのはほめてあげます。 あとニトムスのポリプロピレン用両面テープを少々。(けっこう強力についてくれます) グラステープはタミヤのものとRC/HOBBYのものを使い分けしました。 接着力は圧倒的にRCの方が強力ですが重いので強度不要の部分はタミヤ。 私、瞬間大嫌いなのですが理由は、シアノアクリレート系瞬間接着剤の特性として 1.衝撃に弱い 2.水に弱い 3.経時変化がある 4.接着面の平面度が出てないと強度が極端に落ちる 5.熱によわい 6.接着面が硬化し墜落時に接着部分に集中応力がかかる 等々ですが、最大の理由は発生するガス、これが電気接点に有害です。 このガスは上にも下にも横にも回りこみ、濃度は気温、湿度に左右される様です。 サーボのコネクターなんてとっても入りやすそう。 サーボに流れる電圧、電流値を考えるととても使う気にはなりません。 特性的にも飛行機には不向きなものばっかり。 接着時間は3Mの接着面同士に息をかけてやれば瞬間並みでいけますし 位置決めが必要な場合はいきなり3Mをベチャで瞬間の必要性感じません。 やっぱ瞬間はすぐに蓋が固着するしダーイ嫌い。 ■ 主翼 ■ 主翼は特別な事はしていません。 HPの指示通り製作。 補強は下部スパン全長と上部スパン平面部にRC・HOBBYのグラステープを裂かずに (7mm)、前縁にタミヤのものを半分に裂いて貼りました。 後縁は強度に貢献しないので迷ったのですが、テーパーになって端面がペラペラなので こりゃ裂運搬中に裂けるんちゃうか!と思いタミヤのものを挟み込むように貼っています。 識別と補強を兼ねて100均PPテープを裏面に貼ろうか迷いました。 計算してみると+8g、エンジン機では迷わずGOですが、トリさんに相談してみたところ きっぱり不要とのこと。やめました。(トリさんその節はありがとうございました) 上半角は修正しないでもキットのままできっちりでました。 これにはびっくり! これまで主翼が完成するとキットはもうできたようなもんだという頭がありましたが この機の場合、ほとんど工数の掛かりません。 ■ 尾翼 ■ 平面に円断面のブームをそのまま接着するのはいくらなんでもムチャだと思い、 テールブーム取付け面は3mmパイプ(ブームそのものではRが大きくなりすぎるようです。 に120番サンドペーパーを目玉クリップで取付けサンデングし、面接触になるよう溝加工。 垂直尾翼も端面を同様に逆R加工してます。 補強はフィシュボーン補強がテールブームと干渉するため、 後縁に5mmカーボンをT字型に接着、端面同士も接着することでロール方向の剛性も確保できました。 動翼の山切りカットは1号機マイテイベアでは均一の寸法、角度を出すのに恐ろしく 気を使ったので、今回は工夫して裏に滑り止めゴムが張ってあるスチール定規2本で動翼をずらして挟んで角度をつけ、 両端を目玉クリップで挟んでカッターを滑らしてみたところ、あの苦労はなんだったのという結果に。 これならビールのみながらでもぜんぜん平気です。
隙間がないほうが空力的にいいと思うのと、 尾翼と動翼が一体化して剛性が上がり、完成後の変形防止になると思います。 そういや昔、ヒンジ部はOHPシートでカバーを作り上部から覆っていたような記憶が。 しかしこのヒンジテープってその辺で売ってるスコッチテープとどこが違うのでしょう? 子供のテープと混じってどっちがどっちか解からなくなってしまいました。 それにしても薄くていいから着色してもらえないもんでしょうか。 完全に透けてしまい位置決めがしにくいことこの上なしです。 透明度が良すぎるのも考え物です。 しかたがないので端面は切り取るとして指紋をつけて半透明にして基準にしました。 マイテイベアではQRPのテープを使いましたが、半透明で弾性がありとても使いやすかったのですが、 貼り方がわからず失敗をくりかえし1機で使い果たしてしまいました。 それにしてもこのテープ高い。 この機では動翼を裏返すイメージで尾翼に重ねてカット面を貼り、 次に最大舵角まで下げて表側を貼っています。 エルロンの場合はペタンと主翼の上にエルロンを裏返すイメージです。 ナイトメアの場合はエレベーターはラダー取付け前に水平尾翼に端面同士を合わせて 水平尾翼に押し当てる感じでまずカット面(下側)を貼り、今度は最大舵角まで下げて上面を貼ります。 ラダーは三角に切るよりばっさりと45度に切ってしまったほうが精度が出し易いようです。 上下のテープが0.1mm程度中央でくっつくよう貼ればとても軽く動きます。 この機ではリンケージ前では裏、表とも自重で最大舵角までたれ下がります。 PPテープの貼っていない尾翼側は接着面に3Mを薄く塗っています。 動翼はPPテープで補強しています。(オフィスDEPO製と一部100均) マイテイベアでは気泡を残すまいとして端からウエスで扱きながら貼って 見事に変形させてしまい作り直す羽目になったので 今回は接着面を上にして両端を作業台にクラフトテープで貼り付け そっと動翼を載せました。裏は動翼形状でカット、表は裏側までまわします。 重ね代は3mmにしました。格子のついたカッター台を使えば基準が把握できます。 EPPはどこからか空気が逃げるようで押さえなくても気泡は残りません。 そのまま板(家族には内緒でお盆)で挟んで思いっきり踏んづけてから、 ペットボトルを重石に1晩寝かせれば、今度は文句なしに仕上がりました。 マイテイベアではスコッチ77を吹きましたが、回り込ますことで廃止しました。 ただし、端面とホーン取付け部はうすく3Mを塗っています。
■ ブーム取付け部補強 ■
恐らくブームが平面で圧縮されて保持されているだけなので、ストレスを受け止める部分が 無いため胴体切断部が開いてずれると考え、穴を形成し胴体が開かないよう補強します。 1)定位置に指示通り切込みを入れ、5mmパイプを押し込んで重しを載せ、1晩放置し癖ずけ 2)3mmパイプに120番サンドペーパーをはり、 くせ付けした取付け位置に後部から挿入して回し削り、天井を形成 3)ビデオケースを加工しブーム保持孔を前後につけた補強板を胴体に取付け 補強 ブームの位置決めと胴体の開きを防止。 ブームを仮付けして角度をチェックしたらブーム挿入前に3Mを塗りこんで圧着。 4)ブームの接着面は120番のサンドペーパーで荒らしました。 最後にブームの平行度と尾翼の水平度をチェックして3Mでブームを接着。 ・・・・もっともてこずった工程でした。補強版は角度があわず2枚作り直しです。 ■ メカ搭載 ■ プロフィール機でメカを外部に貼り付けているのを見て目が点! いくら電動機は振動がないとはいえ、まだ頭がそこまで切り替わりません。 そこで・・・ 予想される墜落や木登り?に備え、全てのメカ、配線を埋め込み胴体をフラッシュサーフェース化することに。 HPでは後ろが軽くなりやすいのでサーボは後ろという指示がありましたが メカを仮配置してみたところこの機体は逆、尾翼補強しすぎ? サーボは取付け部の胴体を貫通してカット。 取付は両面テープでケースを貼った マイテイベアで向きを変更しようと側面メカサーボを引っ張りだそうとして カバーがはずれギアがバラバラに部屋に飛び散り、えらい目にあったのに懲りて 今回は真面目にサーボベッドを作成
RXはサーボの下、ESCはバッテリーとモーターへのハーネスが最短になる位置に配置し冷却口を設けメッシュを張ってます。 とりあえずサイドスラスト0設定なのですべて右側に配置。
次に交互に斜めに掘り込みを入れ最後に残った山を逆三角形のピアノ線を炙ってカット 最後に錠前のノブをカットしたコテでならしました。(亜鉛合金製DC) ピアノ線は蓄熱量が不足するので途中から太めのクリップに変更。 コテは暖めすぎるとEPPが猛烈ないきおいで蒸発するので 溶けるか溶けないかの温度で3,4回に分けてならすのがコツのようです。 ていねいに作業すれば平面の部品を両面テープが使える程度の平面度も確保できます。 この仕上げは切断面の強度をあげるようです。 RXはエンジン機の呪縛から抜け切れず、 スチレンボードに車のダッシュボードに貼るずれ止めシートを貼ってRXを置き、 スポンジで挟んでフローテングマウントにしています。
これでRXが暴れないようになります。 でもこんなことしてるから重くなる? ■ バッテリーケース ■
機首のウレタンバンパーがこの機体を待つ 運命を物語る? ハッチはEPPでは剛性が出ないので食品トレー製 溝は冷却口、内部はメッシュを貼っています。 バッテリーハッチ閉 (メッシュの正体は下記) 固定は前後に8mm幅マジックテープ 冬用にクローズドタイプも製作予定 (冬まで生き延びればね!)
やはりリポ丸出しには抵抗があるので、機首に穴を掘ってケースを作りました。 また最大の重量物を内蔵することによって重心が下がり安定性も増すはずです。 横積みだとケースの壁厚が不足するので縦積みです。 内部前面はバッテリーの頭突きに備え、幅広グラステープを内部にはっています。 穴掘りは軽量化にもなるのでかなり大きめに掘っています。 位置決めは重心設定後、あまった空間に発泡スチロールのブロックを入れて行います。 ここだけ発泡スチロールにしたのは衝撃吸収材としてつぶれてもらう為使い捨てです。 配線は全てメカポケット同士を内部に穴をほって連結。 炙ったハンガー針金を曲げて穴掘りしています。表面露出は一切なし。 切り込みやドリルを使うより断面が溶けて破断起点になりにくいようです。 アンテナは主翼に這わすとTXからの見かけ上のアンテナ有効長が減るとおもい 胴体後部からやわらかいPPパイプを立てて尾翼につなげています。 動力線とは一番離して配置、独立したトンネルを掘って機体後部に出してます。 50cmっていうのはどーもたよんないので1Mに延長して端面はGPクリアーをつけて吸水を防止しています。 EPPは切断面から裂け易いので最初は穴をグラステープで囲むことを考えていましたが あまりにもたくさんのトンネルを掘ってしまったので、重なるなあ?と考えていたのですが いいものめっけです。事務用のファイル穴パッチです。 これの内径がハンガー針金であけたトンネル径とぴったし合います。3Mを薄く塗って 貼り付け、PPテープ部には3Mなしで貼っています。 でもやたら穴やトンネルばっかり掘っているので、飛行機をつくっているというより 首都高速のトンネルの模型をつくっているみたい。 ■ 胴体補強 ■ あちこちをカットしてる事や、端材に重しを挟みコンクリートに投げてみる と、 やはり端面からむしれて来たので、PPテープでフルにカバーリングすること に しかしこんなテストをするってはなから墜落前提です。 バルサブロックは投げた経験ありません。 色つきPPテープが探してもなく、ダイソーにあったアーミー柄をナイトメ アって WARBIRDの偵察機に見えなくも無いと無理やり解釈して採用。 さすが100均、材料費節約のためかかなり薄いです。 キャノピーに使ったハンズにあった黒PPテープは倍以上の厚さがあります。 接着力は100均=バラツキ大の原則に従い、77を吹いて30分後に貼りま した。 かなりしっかり付いてくれたのでHPで指示のあったグラステープ補強は省 略。 ・・・というか実はPPテープ施工前に貼り忘れたので後付け理論で納得。 通勤時間が片道高速いれて1時間以上なので、作業する予定の日は 道中作業工程を頭で整理するのですが、このあたりがアルコール併用の弊害? しかも後方注意緩慢になってあやうく覆面に捕まりそうでした。 ・・・カーロケがなければ完全にアウトだった。
■ モーターナセル ■ HP同様マウントにあわせてカットして モーターマウント その後サンデングで形を整えています。 主翼との接合は調整を考えてナセル7mm 主翼8mm幅のマジックテープ 最短距離で一旦ナセルの中に引き込んで、ナセルのなかに設けた モーターマウントCUPポケットでESCからのコードと接続します。 ハンダ付けか迷ったのですが墜落の際にヒューズにするのとブラシレスの場合 つないでみるまで接続の組み合わせがわからないのでコネクター式にしました。 ■ 塗装 ■ ボンドシールドプライマーを下塗りすれば、なんとポスターカラーが使える事を 前作マイテイベアでひょんな事から発見、ポスターカラーでライン入れました。 筆塗りでいけるのでマスキングも境界線にクラフトテープを貼るだけ。 溶剤が水なので換気も人払いも不要で子供の遊んでいる部屋で可能。 用意する容器も濃度調整するコップだけで、容器に直接筆を突っ込んでというお手軽さです。 プライマーは蓋に刷毛がついているのであとかたづけは筆とコップを水洗いするだけ。 テーブルにこぼれても布巾でとれるので新聞紙も敷く必要ありません。 ライン入れくらいなら10分ですべて完了しますし天気も関係ないようです。 ただし、プライマーは24時間以上かわかさないと重くなります。 塗りすぎて溜まりをつくるとEPPを侵すので注意。とくにフィッシュボーン部は注意、 筆を交差して塗ってはダメです。へこみます。とにかく薄く塗ればOKです。 またグラステープの着きもおちるので塗装部のグラステープには3Mの補強が必要。 ポスターカラーは高価なものより、なぜかダイソーのやつがよくのります。 写真は重くなるのを嫌って、一度しか塗っていませんが重ね塗りすると濃くなります。 ■ 車輪 ■ 最初から胴体着陸前提というのは、たとえ着陸ができるレベルでないにせよ、 なんか特攻隊みたいで精神衛生上よくないので、車輪を追加しました。 ビデオケースにピアノ線を糸で結びつけグラステープで固定。 ホイールストッパーはリード線の端材、ハードランデングのさいにはあっさり飛んでいただきます。 GWSのホイールはデンデン太鼓みたいなのでせめてタイア部を塗ってみました。 すぐ剥げるだろうけど。(はやく剥げるようになりたい) ■ リンケージ ■ キットの1mmピアノ線を測ったら9gあったので、2mmカーボンロッド(3g)を使うことに。 両端にホーンにあわせて曲げた1mmピアノ線をシュリンクチューブに被せて ここばかりは瞬間で固定しています。 ただし加熱でアウトになっている可能性大、位置決め時の保持が役目かな。
■ バッテリー保管 ■ リポの充電、保管はペール缶に素焼きの皿を置き、その中にリポを置いて、 ペール缶にボンペットという自動消火器をとりつけて行っています。 これは中に消化剤が入ったアンプルで出火時はケースが溶けて消化剤が飛び出します。 本来は小型船舶のエンジンルームに装着するもので初期のカワサキのジェットスキーには標準装備されていました。 業界が違うので信頼性はわかりませんが、 川重が採用するからにはそれなりの試験実施してるだろうということで購入。 便利なのは消火器と違い、消化剤が密封されているので賞味期限が事実上ありません。 リポの充電器ですが12Vばかりです。私は会社の遊休になってた30A安定化電源 (0−30V、30Kg以上あります)を使っていますがみなさんはどうされているんでしょう。 尚、かなり古い型式ですがメーカーの高砂に問い合わせたら鉛バッテリーよりノイズは比べ物にならないくらい低いそうです。 ■ 完成! ■ 露出しているのはアンテナ線のみ、完全フラシュドサーフェースにでけたよ
■ 組んでみて ■ メカ貼り付けはどうしてもなじめなかったので、 胴体にポケットを掘って配線もすべて 各ポケットをトンネルで結んだため手間取りましたが、 「ヒコーキってこんな簡単だったけ?」・・・が感想。 とくに主翼があっというまに精度もでて組めたのには目が点! 昔バルサ機は主翼組立て時は禁酒して鉢巻しめて取り掛かってた記憶が・・・ ただ唯一???だったのはテールブームの胴体取付け方法です。 丸棒を面同士で押さえるというのは耐久的にかなり無理があると思い、 HPの指示ではなく、穴を形成してさらに補強を加えました。 この部分以外は特に考え込むこともなくサクサクと組立てが進みました。 でもまだエンジン機の癖が抜け切らず、やはりデブ気味になったのは反省。 初心者用としても下手なトイラジに手を出すより絶対この機体でしょう。 でも全くの初心者でも簡単に組めてしまうだけに、リポ仕様というのは安全上少し疑問が残ります。 私は電動機ドシロウトもいいとこですが、仕事柄リチウム系バッテリーの 危険性は認識していますが、初心者が簡単に組んじゃって(事実私組んじゃいました) トイラジの簡易充電器の感覚でリポを扱われるとちょっと恐ろしい気も? でもバルサ機1機作る間に、彼女なら1ダース以上でけるんとちゃうやろか? いいですね、この機体! 次期エルロントレーナーの登場をお待ちします。 ■ 飛行編 ■ 土曜に組みあがったものの、日曜は空梅雨で終日テニス、干上がった体に次々とビールが しみこんで行き、運転できなくなって初飛行はお預けです。 またレポートします。 TORII) 詳細なレポートありがとうございました。 私をはじめ皆さんの参考になります。 補強等ですが、私も最初は同じように「EPPでは?」と思っていましたが、 いろいろやってみると「さほど補強しなくてもいいのでは・・・?」と感じました。 とは言え、人によって感じ方が違うので、お好みで行っていただくのが良いと思います。 また、リポの件ですが、ニッケル水素6〜7セル300mAhぐらいでも十分飛びますので、 こちらを使っていただいても問題ないです。 |
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