No73 1/100 EP R-21 ヨシオカ
07/03

 私はこうやって克服した!
(山田さんの場合)

<機体概要>
諸元
【全長】 646mm
【翼長】 985mm
【重量】 125〜135g
【主翼面積】 du
【翼面荷重】 g/du
【モーター】 EDP‐50
【バッテリー】 6〜7セル110〜350mAh
【キット内容】 レーザーカットキット
【価格】 ¥8200
キットの外観です。

■ プロローグ ■
コンパクトなパッケージと買いやすい価格・・・一回作ってみたかったデス。
アキバのアサミに寄ったところ、
1/100EPシリーズが入荷していて、胴体カットモデルが展示してありました。
そして3Fに行き三宅さんといろいろ話しているうちに、1/100の話しになり、
「胴体部材は使ったけれど、主翼部材はあるよ!」と聞き、
「ちょっと試させて・・・」となりました。
以前よりいろいろウワサに聞いて、その構造と”柔”さがどれほどの物か知りたかったのです。
そんな訳でご好意に甘えて製作に入る事にしました。
また、アサミ特製ミラクルフィルムも預かってきましたので、こちらも使用感を書いてみたいと思います。



( 製作・飛行編 )  ここからは一番上が最新になります。
2003.07.03  私はこうやって克服した!(山田さんの場合
山田さんから主翼補強の画像を頂きました。

「 飛ばせる日がなく仕方なく以前に買っておいた1/100を作り始めたところ,
TORIIさんもHPで公開したのでなんと偶然。
WINGは曲がるだろうと思っていましたが、やはり曲がってしまうんですねー。
私はカーボンキュアシートがあったのでそれを
WINGの下面に張りました。ぐにゃぐにゃが少しはしっかりしました。
端翼はリンケージに使う釣り糸でリブを張り線しています。(気持ち強度UP!)
シートが薄いので段差は気になりません。おかげでWINGの後方は0.5mmまで削れます。
良いですね!

本当は私もやりたい・・・・(ぼソっ)

私はこうやって克服しました!!

PS:今月のRCAW(8月号)に1/100シリーズの記事が載っています。
そのなかで「製作時に注意していただきたいのはフィルム貼り・・・」とありました。
貼りかたも述べられていましたが、もう少し具体的に書いてあると良かったです。
「ヘタクソなんだよ!」と言われてしまえば、それまでデス・・・。

ではまた!



2003.06.27  私はこうやって克服した!(笑)
やはりこのままでは、プライドが許しません。
萎えそうになる気力を振り絞って再挑戦です。

まず、ただ張り替えたのでは同じようになってしまいます。
そこが思案のしどころです。
足りない頭をフル回転させて以下のような方針に決めました。
・強度は犠牲になるが、主翼下部の一枚貼りは止める。
・中央部のみ張り替える事で左右の引っ張りに対しての変形を押さえる。
・強度不足とフィルムの張力で歪んだ後縁を補強する。
・フィルムは若干弛んだとしても、無理に熱を加えないでそのままとする。

方針が決まったところで作業開始です。

まず、主翼中央部のフィルムを切抜き(はがし)ました。
次に後縁の補強ですが、後縁の歪みを補正しながらカーボン短冊を瞬間で貼りつけました。
フィルム貼りはなるべく熱を加えないそのままとしました。
でその結果です。
後縁部に貼りつけました。
また、
中央と翼端のつなぎ目はカーボンロービングで補強してあります。

先日と較べてみますとこんな感じになりました。
修正前です。 ここまで直りました。

正直言ってまだ多少歪みは残っていますが、ほぼ修正できました。
これ以上不可能です・・・もう、これぐらいで我慢ですね。

この少ない経験から、この機体のフィルム貼りは
・主翼後縁をカーボン板、ロッドで補強する(又は後縁裏側にマイクログラスを張ったほうが良いかも知れません)
・上面は1枚で貼る。
・下面は中央、翼端の3枚に分割して貼る。(このほうが歪まないです)
・仕上げを気にしすぎて熱を加えない。
・多少しわになっても、気持ちを大きく持って目をつぶる。
事でしょうか。

私はこうやって克服しました!!

他にも1/100の達人達がいますので、もっと良い方法があるかも知れませんが、
とにかく上記で何とかなったので、方法の一つだと軽く流してくださいね。

さ〜て、ここまできたら、
足りない胴体前半部を考えたいと思います。



2003.06.26  お笑いフィルム貼り!
主翼、尾翼が出来たのでフィルム貼りに挑戦しました。

はじめにかきますが、
今回使用したミラクルフィルムは大変軽量で貼りやすいフィルムでした。
しかし1/100の主翼では・・・・以下に顛末があります。


 変哲も無いですね。
尾翼ですが、特にありません。
しいて言えば穴の部分のフィルムの表裏が貼りつかないように、
低温でゆっくりやる事でしょうか。
貼りおわったらRC技術の間にはさんでおきました。

問題は主翼です。
古谷さんからも

私もサミさんのフィルムを使って制作しております。
先に三回程やりなおしていますので、コメントをお返しします。
素材はご存じのとおり乳白色の状態で熱をかけると透明になるというのが、この製品。
しかしこの「透明になる」というところが罠なんです。
実は三度目にやってみてわかったのですが、
すべての面が透明になるまでヒートガンやアイロンであぶってしまうと結果として反ってしまうのです。
フィルムは透明にして使うものという概念をワンハンドレットの場合、
忘れて取りかかった方が良いかもしれません。

多少透明感の無い部分も出来ますが、あくまでも主翼の形状を維持することが大切!!
テンションをかけすぎないようにご留意ください。
意外にアサミさんのミラクルフィルムは収縮率が高いです。(あくまでもワンハンドレットにとって

またリブやスパーの強度を上げる為にスパーはH桁と補強材の間、また中央の翼のリブ
の上面と下面に交互にアサミさんで買ったカーボーン材を接着剤で貼り付けています。
翼形が変わってしまいそうで怖いのですが、サンディングで減った部分とまあいい勝負でしょう。(笑)

これで多少重量増(5g以下程度)になりますが、あの柔らかい翼が多少強くなります。
(後はメカ類で調整したいですが、削るところありませんね、胴体のロットを替えるぐらいで
しょうか?)

このカーボン補強によりフィルム張りも多少楽になりました。
軽く作るという部分に逆行しているので気持ち的には敗北感なのですが
まあ本来まともに飛ぶ為に作っているのですからしょうがないですね。

適正重量85gと100gの間でどう折り合いをつけるかという方向性に目標を
替えることにします。

次回四度目のフィルム張りにトライします。
と言うメールを頂いていましたが、やってしまいました。

当初はうまく行っていましてにんまりしましたが、
どうしてもシワが出てしまいますので、それを伸ばしたら主翼が反り出しました。
それを修正しようとネジって熱を加えたら、
後縁が波打つわ、リブの後縁部が折れるわ・・・頭にきました。
(不覚にもヒートガンを使ってしまいました・・・。)

翼端部分はまあ許せますが、中央部後縁の波うちは・・・やり直しですね。
大汗をかきながらの作業が無駄になりました。

でもあの後縁は・・・ウスウス予想はしていましたが腹が立ちます。
”メーカーももう少し考えろ!!!」って言いたいです。
初心者絶対無理です!
(単なるヘボの遠吠えかもしれません・・・)

さあ! 皆さん笑ってやってください!
完成した主翼です。

・生地完成   15g
・フィルム貼後 22g

 軽い事は軽いですが・・・・
反ってます!

「とりあえずこのまま行ってしまおうか?」、「やはり貼りなおそうか」迷っています。
良い方法はないでしょうかね?

で、すみません。
モーターユニットと折りペラはまた次回ということで・・・・。



2003.06.2  1/100 EP 製作開始!
さて製作ですが、すでにいろいろなHPでレポートがありますので、
クドクド書かないようにします。
外見です。
上:ミントセット
中:1/100Epキット
下:アサミ特製ミラクルフィルム
パッケージはコンパクトなダンボール箱に入っていて好感が持てます。

で、中身ですが、部材はほとんど1mm(?)バルサのレーザーカットです。
部材のカットも正確で抜けも良いのですが、ちょっと無理な力を掛けると”パキッ”と折れてしまいます。
要注意です。
部材の組立て(製作)はプラモデル感覚で出来ます。
接着剤をつけて組み立てるよりも、
組み立てて調整した後に低粘度瞬間接着剤を流したほうが良いでしょう。

ちょっと悩むのがプランク部の接着ですが、高粘度瞬間を使い押さえながら接着するのですが、
前縁が歪まないようにするのに一苦労です。
また、2mmの後縁部材をリブなりに後端で1mmにサンディングするのですが、
そのサンディングで気をつけていたにもかかわらずリブを2本折りました。
完成した主翼です。
外翼です 下面プランクは穴が空いてます。

短時間で主翼は完成しましたが、薄い部材のため、本当に”柔”です!
フィルム貼りが思いやられます。
先に書きましたが後縁を薄くしたことで強度不足も心配されます。
しかし、取り説を信じて進めていきます。

ここからが難関です。
そう胴体部位を使ってしまったため、オリジナルを考えなければなりません。
アイデア、構想は出てきましたが、さてさてどうなる事でしょうか?

忘れてました。
皆さんが気になっている?モーターユニットと折りペラは次回UPします。