No45 もしかしたら 唯一のレポートかも!? ユニオン スカイホッパー 

更新 2002.03.04  リチウムイオンは”絶対ダメ!!” 
お手軽パークプレーン!!

予想を完全に上回る飛行で、手軽で結構楽しかったです!

(プロローグ) 2002/01/30
フトしたことで、上記セットが手に入りました。
しかし、どうも前向きな評判を聞きません。
しかし、メーカーコピーでは簡単なパークプレーンとなっています。
それでは、実際の飛行は?ということになりました。

まずはセット内容です。
セット外見です。 中はこうなっています。
<セット内容>
●27MHzプロポセット
●受信機、サーボ、モーター組込済み
工場99%完成機体セット
●ニッカドバッテリー
●充電器
※単1乾電池×6本、単3乾電池×8本は別売。
●フルセット¥14,800
テクニカルデータ
●全長/470mm
●全幅/650mm
●全備重量/170g
●操舵方式/モーターON・OFF、スイングラダー   

メーカーコピーは
「ふんわりと、でも力強く大空を駆け巡るモーターハンググライダーを、99%工場完成でR/C化することに成功しました!
身近な公園や広場で、R/Cならではの自由自在な飛びを短時間でお楽しみいただけます。
プロポ搭載済みに加えて、ニッカドバッテリーも付属。プロポ用の乾電池を購入するだけですぐに飛行が行えます。
操縦はユニオンならではのノウハウを駆使したスイングラダー方式。セールウイングを左右に動かし、安全で確実な旋回が行えます。
そしてパークプレーンならではの軽量設計と安全対策で、気軽な飛行が思いっきり楽しめます。
乾電池仕様の急速充電器も付属していますので、その場で充電して何度でもフライトさせることができます。
固定翼機とはひと味違う独特の飛びを、ぜひご体験ください。」

こんな感じです。
さて飛ばした感じはどうだったでしょうか?(結果はご存知だと思いますが・・・)
・・・・製作・飛行編に続く


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(製作・飛行準備編) 2002/01/31
飛行準備が完了です!

(製作)
スカイホッパーの製作ですが、
確かに機体自体は完成済みです。
残作業は
1)カイト部分を動かすためのリンケージを取り付けること
2)タイヤ部分を胴体に差込むこと
だけです。
メーカーコピーに「99%工場完成」とあるのですが、あながちウソではないようです。
さて、組立自体はこれで終了!
初飛行準備OKです。

(飛行準備)
ニッカドの準備
飛行準備が出来たところで・・・
今まで電動機をそこそこやってきましたが、
元気良く飛行させるために重要なことがわかってきました。
それは「ニッカド電池の監理」もっと言えば「ニッカド電池の充電」です。

これによって、この手の機体の飛行にが大きく左右されるといっても過言ではないでしょう!?
説明書や電池自体にも書いてありますが、
2〜3回充放電させるといいでしょう。
(私は横着してシュルツ430充電器でやってしまいました。)

飛行前チェック
この様にもちます。
(当たり前か・・・・?)

飛ばしたい気持ちを押えて各部のチェックです。
1)まず、カイトの傾きをチェックします。
送信機ニュートラルでカイトの左右の傾きがないようにします。
送信機トリムで合わせきれない時は、リンケージのピアノ線で調節ですね。

2)ニッカドを接続します。
この時機体側のスイッチがOFFになっていることを確認したほうがいいです。
プロペラが急に回転して危険な時があると思います。

3)メカチェックをします。
・送信機のスイッチをONにします。
・左側のモータースイッチはOFFになっているか確認です。
・機体側のスイッチをONにします。
・機体モーター回転用スイッチは押しません。
この状態で送信機スティックを動かし、カイトが左右にキチンと動くことを確認します。
OKならばモーターテストです。
・ペラが手に当たらないように機体を持ちます。
・機体底面のモーター回転スイッチを押します。
・まだ、モーターは回りませんが、機体をしっかりもちます。
・送信機のモーター回転スイッチをONにします。

これでモーターが力強く回り出せば準備完了です。
一旦送信機のモーター回転スイッチをOFFにします。

この時モーターパワー(回転)が足りないと感じたら、
充電不足、またはニッカドが眠っている状態ですので、再放・充電を行ったほうが良いでしょう。

おもしろいもので、この時のパワーの感じで飛ぶ・飛ばないがわかるような気がします。
自分の感覚を信じて、パワー不足だと感じたら再充電をおすすめします。
それでも足りないと感じたら充電機用電池(単1アルカリ)を疑ってください。
新品に取りかえる金額を惜しんで、パワー不足・・・墜落・大破は避けたいですね。
これで飛行前準備が整いました。
(初飛行編) 2002/02/01
1/27 初飛行
飛行場所はサッカーグラウンド以上の広さがあったほうが安全です。
人がいないことは勿論ですね。
また、機体自体が軽量機なこともあって、風が弱い時がベストです。
風が無い時より、少しあったほうが良いです。
これは風上に向かって進む時に高度が取れることと、
モーターOFFで着陸の時適度な降下角度で降りてきてくれるからです。

ここまでで飛行準備が終わっているので、手投げ準備です。
再度カイトが左右に動くことを確認して、モーターONします。
風に正対して軽く押し出すと・・・・・
スカイホッパーは力強く上昇して行きます。
ある程度高度(15mくらい?)が取れるまで真っ直ぐ飛ばしました。
高度が取れたら旋回です。
大きな旋回を心がけたため、高度落ちはあまりありません。
キレイに旋回します。
ただ、風下に入るとスピードが速くなり、高度も落ちるます。
そんな時は機体を風上に向けて高度を稼ぎます。
つまり、
旋回・風下での高度ロスを風上への飛行で稼ぐわけです。
ここがポイントですね。
また、舵を切りすぎないで大きく旋回すると慌てずに済みます。

そんなこんだで夢中に飛ばしているとモーターカットが働きました。
飛行時間は2分弱でしょうか?
機体を風上に向けるときれいに降下してくれます。
飛行機のように滑空してくるというより、パラシュートで落下してくる感じですね。
出来れば前進速度を保ったま降下できるようにすると、きれいに降りて来ます。

飛行中”アブナイ”と感じたら、迷わずモーターOFFしましょう。
一度もモーターカットが働き風下着陸になってしまいましたが、
少し風に流されただけで無事着陸しました。
このことからも緊急時はまずモーターOFFすれば、
例え風下への飛行時でも大破になることは少ないでしょう。
着陸安定性が良いので、一般的に困難とされる着陸が非常に楽に行えます。

河原での初飛行となったわけですが、道行く人々が脚を止めて見学して行きました。
とても興味ありそうな視線を感じました。

下はスカイホッパーの飛行画像です。
あなたもご一緒に大空の散歩を楽しみませんか!





(テクニカル情報?編) 2002/02/26更新
<<リチウムイオンバッテリーは絶対ダメ>> 2002/03./04
緊急報告です
スカイホッパーにリチウムイオンバッテリーを使うことは絶対にやめましょう!
3/2 PM15時 某田んぼ
リチウムを使う前に、付属のニッカドと4.8V300mAhのニッケル水素で飛ばしたのですが、
もっと飛ばしたくて封印したはずのリチウムがムラムラと頭に浮かんできました。
2/26に電流値を計って危険をお伝えしていましたが、
以前の飛行では問題無かったようなので、「個人責任だから」とリチウムバッテリーで飛ばしてみました。
「上空でモーター停止を入れたりして使えば大丈夫だろう!?」、ト高をくくっていました。
家族が飽きてきたことと、飛行時間も10分をすぎたぐらいなので着陸させました。
娘が拾ってきてくれたのですが、
「胴体が熱い?」というのです。
ピンときました。
自分で触れてみると確かに熱いです。
バッテリーを外そうとすると、手で触るのがやっとの熱さでした。
外したあとも直持ちつづけることが出来ず、ハンカチで包んでやっとでした。
バッテリーを見てみると膨らんでいます。
こうなると出火・爆発の可能性が考えられるため目が離せません。
・・・・
そのまま自然に冷えるのを待ちました。
今回はなんとか冷えたようです。
しかし、1時間以上はかかったようです。


証明の実験のようになってしまいましたが、
無理をした使い方は絶対に止めましょう!
(リチウムイオンバッテリーは”×(ダメ))” 2002/02/26
今回はちょっと訂正報告です。
前回2/19のテストでは
「さて、リチウムイオンバッテリーでの使用感ですが、
・・・・
過放電が気になったのですが、
・・・・
今のところ
問題ないようです。」

と書いてしまったのですが、 
新リチウムイオンバッテリーでテストしてみると、
充電直後にもかかわらず20秒くらいでオートカットが働いてしまいました。
別のバッテリーでも同じです。
そう言えば、最初のリチウムでも同じような症状が起こったことを思い出しました。

そこで電流計を引っ張り出して計測してみると、
なんと「 5.2A 」を示すではないですか!
完全に過負荷状態です。

そのためオートカットが働いた原因がわかりました。
上空では負荷が減るためにもっていたのでしょう?

個人責任とはいえ問題ありですね。
と言うことでリチウムイオンバッテリーは”×(ダメ)
ニッケル水素バッテリーがいいかもしれません。

(リチウムイオンバッテリー再テスト)
 2002/02/19 
再度リチウムイオンバッテリーでの飛行を行いました。
リボンが真下から60度くらいになる、ちょっと風が強い状況です。
充電は専用充電器で、追加充電をしました。(充電量はそんなになかったようです。)
風上に向かって手投げすると、やはり指定電圧(6V)より高い電圧(7.2V)のせいか頭上げは強いです。
しかし、スカイホッパーのいいところで、
頭上げによる失速を起こしても高度落ちが少なく、また上昇して行きます。
獲得高度は非常に大きいです。
また、高度が高くなりすぎた時に、
パワーオフ+スパイラル飛行で高度を落したあとのパワーオンリカバリーでは、
余裕のパワーで回復・上昇して行きます。

風に対しては機体形状から予想されるとおり弱いと言えますので、
風下へ流されることは極力避けるべきでしょう。
(特にキット同梱バッテリーは容量が少ないので、リカバリ事のパワーがとれない場合がありますので注意して下さい)

さて、リチウムイオンバッテリーでの使用感ですが、
・パワーが大きいので頭上げはあるが、その分上昇力・前進力が大きい
・飛行時間は強風の中で8分+α
過放電が気になったのですが、飛行後はほんのり熱くなるくらいでした。
今のところ問題ないようです。


このバッテリーが2本あれば、穏やかな風のなか30分ぐらいは楽しめます。
ちょっと特殊かもしれませんが、非常に有効なバッテリーといえます。
(あくまでも自己責任です。)

追記)2002.02.20
リチウムイオンバッテリーを搭載するためには、
本体のバッテリー室内部を大きさにあわせて広げる必要があります。
念のため・・・
:

(バッテリーテスト)
 2002/02/07 

スカイホッパーの電流値を計ってみたところ、
0.5Aぐらいと出ましたので、以下の手持ちバッテリーで飛行させて見ました。

上) リチウムイオンバッテリー 2セル(7.2V)550mAh 
下) ニッケル水素バッテリー 4.8V300mAh

1)ユニオンJrバード用4.8V300mAh ニッケル水素バッテリー
純正バッテリーの6V150mAhと較べると、電圧が低いため手投げ発進後の上昇が緩やかですが、
ある程度上空まで上がってしまうと、逆にバッテリーの軽さからか十分満足のいく飛行を見せました。
また、飛行時間も2倍以上の約5分ぐらい飛びます。
穏やかな日にはピッタリ(十分)でしょう。


2)リチウムイオンバッテリー 2セル(7.2V)550mAh
ご存知携帯電話の流用バッテリーです。
初期パワーは7.2Vとあってパワーがありましたが、逆にありすぎて頭上げが激しいようです。
また、飛行時間も容量からいって10分ぐらいは飛ぶと思っていましたが、7分ぐらいでした。
帰宅後充電してみたのですが、容量分はいっていない感じです。
その状態で回してみましたが30秒持ちませんでした。
スカイホッパーはモーターコントロールが無くつねにON状態なので、
オートカットが働くまで飛ばしてしまったら(過放電したら)、バッテリー自体がもたないのでしょうか?
更なるテストをしてみます。

注意)
電流値から見ると飛行時間が合わない気がしますし、
リチウムイオンの時の飛行時間・パワーも気になります。
・・・なので、
「2/2にテスト飛行した時の話」としておいてくださいね。
さらなるテストをしてご報告します。