No10 「スカイウォークUお手軽EP化改造」
(TRスカイウォークEP Ver01)」
更新日 2000.09.04
2000.08.27
皆さん こんにちは。
みなさんのスカイウォークは元気に飛んでいるでしょうか?
私のスカイウォークは少々くたびれてきましたので、元気にしたくて電動(EP)化
してみました。
(動機)
・EPでちょっと軽快に飛行できる機体が欲しくなった。
・体力が落ちてきたので、HLGをEP化したくなった。
(目標)
・
とにかく手間をかけないでEP化する。
・軽スタントが出来る。
・飛行時間は15分目標。
(改造趣旨)
・基本的に手持ちに部材使用
・ギヤユニットを取付けEP化
・ 改造は簡単に出来、最小にする。
・ 元のHLGに手軽に戻せる。
(改造に使用した部材)
・ユニオンの280ギヤユニット
・上記ユニット用のプロペラ(直径180mmタイプ)
・8.4V500mAhバッテリー
・アンプ (私は愛用?のフタバMCR−4Aアンプ内臓受信機です。)
・2mmラワンベニア
・ベルクロ
・接着剤少々
・その他(コネクター、電線、輪ゴム等)
(改造・工作)
基本的にHLGの設定のままで、サーボ位置は動かしません。
1)まず機首バルサブロック部を切り取る
2)切り取った切り口に合わせて2mmベニアをエポキシで貼りつける。
3)ユニオンの280ユニットを木ねじで取付ける。
4)この時
サイドスラスト代わりに、モーター軸が機体中心より左側にくるように取付ける。
(ダウンスラストはいらないようです)
5)アンプとモーターを接続するために、胴体(側面)に穴をあける。
6)アンプとモーターを接続する。(私はアンプ・モータ間もコネクターを使っています)
7)胴体後部のHLG指かけ穴の後部にベルクロを貼りつける。
8)バッテリーとアンプをつなぐために、胴体下面に穴をあける。
9)バッテリーにもベルクロを貼りつけておく。
これでお終いです。
所要時間約1時間!
お手軽改造ですが、飛行はどうなるでしょうか・・・・?
(この機体の各部重量)
受信機・アンプ |
Futaba MCR-4AH |
55g |
サーボ |
Futaba 3103×2 |
12g |
モーターユニット |
ユニオン280ギヤダウン |
76g |
プロペラ |
ユニオン280用 |
6g |
バッテリー |
8.4V500mAhA |
138g |
機体本体 |
主翼95g、胴体78g |
173g |
|
総重量 |
460g |
モーターをハイにすると、意外なほどパワーがあることに気がつきます。
これは飛ぶかも・・・?
(飛行前準備)
1)メカチェック
2)基本的にラダー・エレベーターの設定は変えていません。
3)受信機をなるべく重心に近く搭載する。
(あまった前部にはスポンジをいれました。)
4)重心位置に合わせて、バッテリー位置を調整して(前後させて)取付ける。
5)用心のため、後部ダウエルにバッテリーを抱えるように輪ゴムを掛けておく。
5)メカ・モーターがキチン動くかチェックする。
(初飛行)
さあ緊張の初飛行です。
メカチェックOK。
モーターハイ!
手投げ・・・・・・・。
まったく問題なく”真っ直ぐ”飛んでいます。
サイドスラスト効果もちょうど良いようです。
ですが上昇しない・・・・?
そうですHLGのダウントリムが入っていました。
エレベーターちょいUPで、ぐんぐん上昇して行きます。
スピードも乗っています。
上空でモーターを止めて、ソアリング開始!
さすがに元のようには軽やかではありませんが、
吊りり気味にトリムを合わせると滑空性能はバッチリ!
各舵の設定はHLGなので挙動は効き過ぎでクイックです。
しかし、ちょっと気になるのはお手軽改造で重量配分に?があるのか、
ダウンで突っ込ませるともろに突っ込んできます。
(低空ではアセアセしました。)
とは言うものの、お手軽改造機としては十分だと思います。
高速?・低速飛行も問題なく出来ます。
ごく低速旋回は苦手のようです。(当たり前か)
さ〜ってと、もう一つの課題です!
軽スタントです。(結局ループ・背面・ラダーロールですが・・・)
<ループ>
全速飛行をしていれば、ダイブなしでそのまま出来ます。
パワーがあるだけ連続ループが出来ました。
<背面>
ループからだと、キチンとループしないとすぐ戻ってしまいます。
パワーがあるので背面維持は簡単?で、背面からの上昇のOK。
旋回は上手く出来ませんでした。すぐにひっくり返ってしまいます。
<ラダーロール>
お待ちかねのラダーロールです。
これがスゴかった!!
ダイブなしの全開飛行で、軽く回ってしまいます。
しかもモーター停止でもちょっとダイブすれば、これまたスローロール!?
さらに、パワーをかけておけば”連続”ラダーロールOK!!
ひらひら、ひらひら回ってしまいます。
今までで一番やりやすく、軸の通った?ラダーロールでした。
<垂直上昇>
モーター全開から短時間なら垂直上昇できました。
ただ、姿勢維持が難しくすぐターンしてしまいます。(ヘタクソ)
(着陸)
着陸は低空・低速でも伸びてくるので、
それを利用してのハンドキャッチが簡単に出来ます。
このあたりはさすが(元)HLG機ですね。
ブレーキなしアンプでもプロペラが止まりましたので、ハンドキャッチは問題ないのですが、
ちょっと気になるので飛行機と並行に走ってプロペラ後部の機首をつかんでいます。
また一度グラウンドに着陸させましたら、機体の穴から砂利が入ってしまいました。
ハンドキャッチに限りますね。
(ですがプロペラが不意に回ったりする事が考えられますから、各自で判断して下さいね。)
(飛行時間)
・スタントをやって普通に飛ばして5分
・サーマルを捕らえたりしていると10分?以上
(今後の課題)
・プロペラを変更すると飛びが良くなる気がする。
・バッテリーを6V500mAhでテストしてみる。(軽量化?)
・軽量メカ類の検討
・主翼の強化補強?
(感想)
お手軽な簡単改造でしたが、予想を遥かに超える飛行性能でした。
欲を言えば飛行時間がスタントをやって10分は欲しいです。
それにしても現設計の優秀さには驚嘆しますね。
主翼強度も今のところ大丈夫のようです。
元のHLGに戻したければ、モータをはずして機首ブロックをつければいいだけですから簡単に戻ります。
いろいろな考えたがあると思いますが、
“こんなに簡単な事でEPか出来るんだ”程度に思っていただければ幸いです。
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追記2000.08.31
先日買ったユニオンの280用折りペラが試したくて、
今朝飛ばしてみました。
小雨交じりのフライトです。
1回目)・通常通りに軽スタントを混ぜた、様子見で6分。
2回目)・上昇ー>モーター停止ー>滑空ー>・・・の繰り返しで10分。
3回目)・水平飛行できるパワー(中スロー)をかけて周回飛行(エコ飛行)に徹して12分。
4回目)派手目にスタントを行って5分弱。
でした。
早朝(5時半)で気温が低く、さらに小雨まじりの天候ではこんな物でしょうか。
飛ばすだけなら思ったより(12分)飛ばすことが出来ました。
う〜ん!良いかもしれない。
もっと暖かい天候でしたら、15分飛行は不可能では無い感触を得ました。
高周波アンプならさらに伸びそうです。
いつものつもりで低空・低速急旋回をしてしまったら失速してしまいました。
夕べAPC 8×3.8(Slow Flyer)を着けてまわしてみましたが、
引きの感じはあきらかにユニオンペラ(折りペラではない)よりあるように感じました。
また、テスト飛行してみましたら、ご報告します。
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追記2000.09.04
APC 8×3.8(Slow Flyer)をテストして見ました。
引き、上昇力はユニオンのペラよりあきらかに上でした。
特にフルパワー時の引っ張りが強く、ループ・ロールでも
安心して行えます。
ただソアリング中心ならユニオンの280用折りペラのほうが
良いでしょうね。