2007.06.16(土)の記憶

『 初めてのヤマセミ! 』

密かに気になっていた『ヤマセミ』ですが、
お仲間の某T氏も同じだったようで、『ヤマセミ・・・』の一言から、
ヤマセミ探鳥ツアー!が企画されました。
ヤマセミを調べていくと、見かけること自体がカワセミよりもはるかにむずかしく、
ネットで調べてもなかなか生息地点が絞れません。

それでも、ヤマセミを多くUPしているHPにメールを出して見たのですが、
「鮎が解禁になったので、ヤマセミを見る事はむずかしいです・・・」と
やんわり断られてしまいました。

しかし、そこは某Tコンビ!
ダメで元々と出かけていくことにしました!

(某T氏の極秘計画書です・・・他言無用に願います。)
ヤマセミ撮影隊 行動計画書

日時:2007年6月16日(土)
場所:S県S市XXX川源流

■行動スケジュール

午前1時 某T氏自宅出発〜GS満タン〜某T自宅(1:30分着予定)
Yインター〜(T名高速)〜Sインター(4時30分着予定)
XXX川源流(5時20分現着)

★ヤマセミ探索・撮影

ヤXXミの湯〜蕎麦処 池田屋〜Sインター〜Yインター〜某T自宅〜某T氏帰宅(16時ころ)

会費:\xxxx

さすが、某C社OBで一日中暇な某T氏実に緻密な計画書です

さて、当日は某T氏の素晴らしい計画通りに現地に到着しました!
現地に向かう途中のコンビニによって、情報収集を図るも全く情報は得られず、
とりあえず現地のヤXXミの湯に向かいました。
ところが、4時30分ということで人の気配もありません。
しかし、何故か1台車が止まっていて、人の気配がします。

こういうときは亀の甲より年の功!
某T氏が情報収集のために声をかけたところ、

『へっ?ヤマセミ? そんな鳥はこの辺にはいないよ!』
(心の声:あんたら何しに来たんだい・・・バッカじゃなかろうか?)


某Tコンビはあきれるとともに、失意のどん底に落とされました。
しかし、”ヤマセミが止まるというつり橋?かもしれない”つり橋の位置はおしえてもらいました。

それでも、淡い期待を抱いて出かけようと準備をすると、
某T氏は何か変な顔をしています。

私(某T)は歩いて出かけようと準備をしていたのですが、
某T氏は車で移動しようと考えていたらしいのです。

( 心の声 )
某T氏
 『エエッ?
 ここにはいないって言ってるんだから、早く源流地域に行けばいいじゃん
    歩くって? なにをバカな事考えてんだろ・・・』

某T
『ハアァ?
歩いて行かないでどうすんの! 車じゃ捜せないじゃん!
    ダイエットって行ってる割には楽ばっかり・・・ボケ防止に運動!運動!』

結局、車に乗ろうとしない某Tに根負けして、某T氏はイヤイヤ歩いてつり橋にう向かうことになりました。
木道をわたり、川沿いを歩いて、小枝、岩上・・・、目を皿のようにして捜しますが、
ヤマセミの”ヤ”の字の気配もありません。

後から某T氏の心の声が響いてます。
『だから、言ったじゃないか!車で移動すればいいのに・・・全く』
当然某T氏はヤマセミを探す気なんてサラサラありません。
いないと決めつけているんです。

そんな突き刺さるような視線、心の責め苦にも堪え、
あちこち捜すも、やはりどこにもいません。

『やっぱり、間違っていたのか・・・・なんてことだ!』

『ヤマセミは”俺”を見捨てたのか!!』

とふと上を見上げると、かなたの電線に白い影が・・・

「まさかね〜」・・・カメラを構えてピントを合わせると!

『 ヤ、ヤ、ヤ、ヤマセミだ!』


後ろでよだれを垂らしながらボケッとしている

某T氏に向かって叫びました!

『Tさん! ヤマセミ ヤマセミ !』

それでもいないと思い込んで信用していない某T氏は
緊張感無く、のんびりとカメラを構えます。

こうなるともうボケ老人にかまっていられません。
いつ飛んでいってしまうかも知れないんです。
夢中でシャッターを切りました!


こんなに小さいのに良く見つけたものです。
自分を褒めてやりたいです!・

隣を見ると某T氏もボケから目覚めて焦ってカメラを構えていました・・・
初めてのヤマセミを撮影できた
某Tコンビは大興奮!

このまま逝ってしまうのではないかと思われるほどのはしゃぎようです。

当然!
某T氏の某Tに対する視線が神を見る目に変わったのは
言うまでもありません!(キッパリ!)


こうなったらもっと可能性が高い源流地域へレッツゴーです。
ところが・・・
源流地域にヤマセミのいる気配の気の字も感じられません。
川を除くと岩がゴロゴロあって、とても魚を捕食出来るような場所ではないのです。

そうだ!
ヤマセミだって穏やかな流れのところのほうが良いに決まっている!


と気づき、結局最初に見かけたところに戻りました。
すると、またまたいるではないですか・・・ヤ・マ・セ・ミ


しかし、はるか遠くなのですが、近づくと飛んでいってしまいます。

カワセミとは違い、ものすごく警戒心が高いのです!

それでも、つり橋との間を往復すると、
必ず待っていてくれていました!


でも、すぐに逃げて行ってしまいます。


そんなことを数回繰り返しては撮影し、ヤマセミ探鳥ツアーを終了しました!


帰りはお見送りしてくれました・・・お友達になれたのでしょうか?

帰りは温泉に浸かって汗を流して、帰宅の途につきました。

予想よりはるかに早く遭遇できたので、予定より早14時頃帰宅することが出来ました。
また、会いに行きたいです!


★ おまけ ★

ホオジロ?


キセキレイ


なんとかトンボ?
ミヤマカワトンボ
清流にしか棲まないそうです。


イモり


モリアオガエルの卵


帰りの富士山は綺麗でした!