■ B8080充電器用 リポバランスコネクターの追加取付 ■
** お断り **
以下の内容は私自身(TORII)が実際に行ったことですが、
方法、手順としてはいろいろあると思いますので、あくまで参考としてUPしてます。
また、ご自身で行った作業、及びそれに関する事故等につきましては、当方では一切責任は負えません。
ご自身の判断と責任において作業を行ってください。

新充電器”B8080”での充電が思ったより<楽しかった>ので、手もちのリポにバランス端子を追加してみることにしました。

テストに使ったのは、1回膨れてしまってパワーが出なくなってしまったPQ600(2セル)です。
失敗しても惜しくなかったことと、もし、上手く復活できればラッキーです。

(作業自体は簡単ですが、自信のない人はやめましょうね!)

■ 準備 ■
作業に当たって用意するものです。
・バランス端子用コネクター(日本圧着端子(JST)XHシリーズコネクタ、ピン)
・赤、黒リード線
・スポンジシート(裏にのりがついていると便利)
・グラステープ
・マスキングテープ(厚手が良かった)
・その他


■ バランスコードの製作 ■
上、3セルリポ用4ピンコネクター

下 2セルリポ用3ピンコネクター
特に難しいところはありませんが、ピンが細かいのでなくさないようにしましょう。
コードの位置、向きに注意してください。
たぶん、上画像であっていると思いますが・・・・

要は、リポから
+(プラス)端子に赤コード一本
−(マイナス)端子に黒コード2本(2セル時)
が出ればいいんで・・・・と思います。(要、自己確認!)


■ リポ被覆の切り取り ■
PQ600の端子部分です。
PQ600の被覆をカッターで取り去り、端子を露出させました
この作業は必ず慎重に行ってリポ自体には絶対傷をつけない様にしなければいけません。


■ リポ端子の保護 ■
ホームセンターで買った厚手のマスキングテープです。
ハンダ付端子以外はマスキングテープで覆っておきましょう。
サクサク作業が進んでも、ショートさせたらたまりませんね。
面倒ですが、はがしては、ハンダ付・・・で行きました。


■ コードのハンダ付 ■
右下のマイナス端子をハンダ付
他の端子はテープで保護しています。
端子位置によってコード長さを調整します。
上記ではマイナスコードが一本短くなってます。
ハンダ付の順番ですが、一応マイナスコードをすべてハンダ付してから最後にプラスコードをハンダ付しました。


■ コードハンダ付完了 ■
右端の赤黒コードがもとのコードです。
特にありません・・・こんな感じにコードが追加されました。


■ コード・端子の保護 ■
グラステープを貼りました。
コードと端子の保護にグラステープを貼りました
グラステープは
まず、端子部分の保護にグラステープを貼り、
その上にコードを載せ?その上からグラステープを貼っています。
(ご自身でショートしないように工夫してください)


■ もう一丁 保護! ■
スポンジ帽子を被せてショック保護!
今度はショックから保護するためのスポンジを貼り付けました。
手持ちの薄いタイプが見つからなかったので、厚めのスポンジで代用です。


■ 完成! ■
最後に収縮チューブでリポを被覆すれば完成です!
でも、収縮チューブのサイズ切れで完成画像はないんです。
まあ、ご勘弁を


<番外編> 
■ ・・・で結局膨れたPQ600は復活したのか? ■
バランス端子を追加したPQ600を充電中です。

見事(!?)にバランス充電中!
(右端が充電中)

最終被覆は行っていませんが、完成したPQ600+BCで充電して見ました。
上記画像にあるように30分ほど過ぎた辺りで、バランス充電が始まりました。
そして、約4分後にランプがオールグリーンとなりバランス充電完了となりました。

で、まず
これまた新充電器<KS−Pro2>で放電させてみました。
1C=0.6A放電です。
電圧変化を見ていると・・・う〜ん、1C放電のクセに電圧降下が大きいような気がします。
そうなると放電完了まで待っていても”無駄”と判断し、自作ブラシレスモーターにつなげて回してみることにしました。

すると・・・・2Aを超えたところでオートカットが発生しました。
電圧降下も大きいです。
ゆっくりパワーを上げてもまったく同じです。
やっぱりダメ・・・

で、結論です!
いくらバランス充電といってもコケたバッテリーを復活させることは出来ませんでした。
まあ、ちょっと考えればわかりそうですが、それでもやってみたかったんです。

結果はチャンチャンでしたが、端子取付の練習にはなりました。