低オイル燃料考 (あくまでTORIIの感想です。順次追加していきます。)

-----------------------------------------------------------------
2002.06.25 これからは素直に普通の燃料に・・・
セカンドバード号には珍しく新エンジンを下ろして搭載しました。
OS10LAです。
燃料は前回の不評のT社の8%?オイル23%ニトロ燃料です。
なにせ余っていましたので・・・
ペラは7×6。
しかし、使ってみると
・回転が続かない。
・逆回転ばかりする。
・ピークがわからない。スローが効かない。
といいことは一つもありませんでした。
スポーツ機であるセカンドバード号が安心して飛ばせないのです。
この時は「OS10LAがハズレなんだろう」と思っていました。
そんなことで、控えていたセカンドバード号でしたが、
ふとスポーツ飛行うぃしたくて持ち出してみました。
23日のFJZはどんよりとした曇り空です。
とりあえずエンジン調整と慣らしと言うことでエンジンを掛けはじめましたが、
調子は変わりません。
tsuneさんがおられたので、ちょっと気になっていたことを相談しました。
それはtsuneさんが使用している燃料(RC HOBBYのニトロ30%)を使ってみたいということでした。
そうなんです。
実は・・・・OS10LAのハズレより燃料を疑っていたのです。
燃料はtsuneさんが快く貸してくれました。
燃料色も”赤”と非常に見やすいものです。
燃料を入れてクランクすると、いつもより強いノッキングを感じました。
そして何回かクランキングすると、とても軽やかに回りました。
ピークを探っていくと、低オイル燃料とは全く違いキッチリわかります。
また、さらに驚いたことは、
・パワーが1.5倍くらいに感じた!
・スロー回転が落ちつくようになった!

ことです。
新鮮な感動でした!
確かにニトロ分は23%ー>30%になりましたが、それ以上の体感です。
自然とホホが緩むのがわかります。

今までなんだかんだ言っても、”低オイル派”の私でしたが、
これからは素直に普通の燃料に戻りたいと思います。


それにしてもtsuneさんから分けて頂いた燃料は調子良かったです!

この燃料については
R/C HOBBYまでお問い合わせ下さい。

-----------------------------------------------------------------
2001.11.01 本当のことなら・・・ふざけるな XXXX
某掲示板で低オイル燃料の事が議論されていまして、
今年のF3A日本選手権でも演技を競う前に、
エンジン調整の大会になってしまったことが書かれていました。
散々だったようです。
また、真偽の程はわからないのですが、
別のツリー投稿で、
ある方がXXXXの編集長から聞いたという話が載っていました。
それによると、
XXXX誌上で、

・やらせの記事を掲載した。
・読者を洗脳した。
・低オイルとスモークオイルで説得力のないこと。
・方向が間違っている
のだと言うことを認めていると書いてありました。
しかも、
いち会社員なのでやらせでもウソでも掲載していくとのことです
一部の会社メーカーや個人、雑誌の利益のためには、
会社トップの考え方がどうであれ間違えでも何でも掲載し読者を洗脳すると述べられていました。


私も自身は公害はともかくとして、
機体に付着するオイルが少なくメンテが楽といった点を買っていたのですが、
低オイル燃料を普及させようとする理念が、
単なる金儲け主義のすり替えであった
と聞いて愕然としました。

-----------------------------------------------------------------
2001.09.14
またまたエンジンを壊したようです。
今度はとりちゃんチップ号に積んでいるエンヤ09BBです。
今まで調子よく飛ばしていたのですが、I社の燃料を使いきったので、
新たにT社の8%?オイル23%ニトロ燃料を買いました。
購入した模型店がくれたアドバイス

調整・エンジンのピークをキチン設定しないと、
上空飛行で回転が上がった時、一気に焼き付きが起こってしまうそうです。
地上ピークから、2コマ戻すのがコツでそうです。

を頭に入れて慎重に調整しました・・・・たつもりでした。
最初の数回は順調だったエンジンですが、突然始動不能になってしまいました。
圧縮も減ったようです。
プラグも新品にして、ヒートバッテリーの確かめましたがかかりません。
ここでふと気がつきました。
「もしかすると・・・・壊れた!?」
症状が以前のOS20FPとそっくりです。
ニードルは極力甘めとしていたのですが、
調整中にでもオーバーヒートになってしまったのでしょう。

いくらペラを叩いてもダメでした。
う〜ん・・・・なんだかな?

S氏のFA30も・・・・)
気ままな飛行会でのことです。
S氏の表情がさえません。
お話をお聞きすると、「エンジンの調子が悪い」とのこと、
そして・・・・「壊れたかも」と言うではないですか!
ホープ26に積まれ使いなれているはずのFA30の圧縮が無くなっているようだというのです。
私の頭によぎったのは「低オイル燃料が原因では?」と言う事でした。
それを口にすると、S氏も「たぶんそうだと思う」といいます。
S氏も以前から低オイル燃料を使っていて、扱いには慣れているはずでした。
それでも、上手く行かないようです。
S氏も突然のことに首を傾げるばかり・・・。

こうなると、怖くて使えなくなりそうです。
使い方が悪いと言われればそうですが、エンジン自体も対応していないようですね。
FS26の説明書にも「20%以上?(だったかな)のオイルが入った燃料を使ってください」と書いてあったと思います。
このような注意書きがあるにも係わらず、
RC雑誌なんとか協会では低オイル燃料を絶賛しているようですが、
もう少しデメリットと使い方をきちんと説明しなければ無責任のような気がします。
これでエンジンが壊れたら”自己責任”とでも言うのでしょうか?
低オイル燃料が良いのはわかりますが、
RC雑誌もユーザーに押し付ける前にエンジンメーカーに働きかけて、
対応エンジンを開発させるべきでしょう。

あ〜あやんなんちゃた、あ〜あ驚いた・・・・っと

-----------------------------------------------------------------

2001.05.09
友人の「なかちゃん」からレポートがきました。(許可を頂きまして、本文を掲載しています。)
あくまでも個人の使用感であり、すべてがそうであるとは限りませんのでご了承ください。

低オイル燃料使用によるエンジンの耐久性の低下が心配されますが、
今日、低オイル燃料によると見られるエンジンの磨耗がはっきりあらわれました。
久々に、塩谷09搭載のモスキートを低オイル燃料で飛ばしましたが、
クランクシャフトの軸受けとピストンの磨耗があらわれました。
完全にスカタン状態です。
(圧縮がない状態)しょうがないので、早速新品の塩谷09に積み換え飛行を再開しました。
40分ほど飛行させながらブレークインを行いましたら、
クランクシャフトの軸受けに、あっというまに少しのガタがでてしまいました。
それで、はたと気がつきました。もしかしたら、
ベアリング入りのエンジンでないと低オイル燃料との相性が悪いのではないかと思いました。
プレーンベアリング、砲金の軸受けはたっぷりオイル分がないと、
潤滑不足になるのかもしれませんね。
すり減りが早かったぶん、ピストンの摺り合わせは済んでしまったみたいです。
これからはひまし油入りの従来品を使おうと思います。
ベアリング入り以外のエンジンはオイル分がたっぷりの燃料がいいみたいですね。
それとも使い方がわるいのかなー?



多分これは、ニードルのセッティングにも問題があるのかもしれませんが、
もともと、プレーンベアリングは油膜の上を滑らせる構造のため、
十分なオイル量が必要だとおもいます。
今までの燃料で慣れていたエンジンがいきなりオイル量が半分以下の燃料に
なってしまったのですから、いつものつもりでニードルを絞って飛ばせば、
どんどんすり減りますよねー。
通常のベアリングは鋼鉄製の玉が転がるのですから抵抗はあまりないのでオイル
分は少なくても問題ないかもしれませんね。
エンジンをいためないようにするためひまし油を少し追加してつかってみようかと
考えています。
それと、ニードルセットならびにプラグの選択ですが、
Uコンは、ニードルすごく甘めでとばしますよね。
それを参考にしたらいいとおもいます。
プラグはOSのFプラグ4サイクル用がなかなかいいみたいですよ。
ニードル甘めのぶるぶる運転でもかぶらないみたいです。
ラジコンエンジンはピーク回転を出すまでニードルを絞りますが、ピークを出
さないニードルセットを試してみてはどうでしょうか?

と言うことでした。
ムサシノ的飛行なら問題なしと思っていたのですが、
新品の09エンジンでも・・・となると余計気をつけないといけないようです。

私は懲りずに今度もまた8%オイル燃料を買いました。
買った模型店での話では、調整・エンジンのピークをキチン設定しないと、
上空飛行で回転が上がった時、一気に焼き付きが起こってしまうそうです。
地上ピークから、2コマ戻すのがコツでそうです。
甘めのニードルにして、パワー不足の分はその分ニトロで補うことも推薦していました。

-----------------------------------------------------------------
2001.04.24

低オイル燃料が発売され、その意義?に共感して使ってきました。
その使用感、出来事、注意すべき事柄等を経験に基づいて書き綴って見ました。
あくまでも個人の使用感であり、すべてがそうであるとは限りませんのでご了承ください。

低オイル燃料については、
「調子がいい」、「特に問題がない」と言った声を聞く一方で、
「エンジンが壊れた」とか「調子が悪くなった」との話も聞きます。
燃料各社では良いことが多く書かれているようですが、
本当はヤバイ物なんでしょうか?
やはりそこまで言われるからには根拠があるのでしょう。

私も模型店でよく聞きます。
特にヘリを飛ばしている人に多いと言っていました。

”根拠” と言うよりは 「事実」 であると思っています。

私は絶?好調です(でした)
今までに使ってきた燃料は
1)I社 15%オイル、23%ニトロ
2)I社 10%オイル、15%ニトロ
で、それまでは通常の23%ニトロでした。

使った機体はエンジンは
1)の燃料では
・モスキートモス  OS10FP
・プレイリーL    OS10FP
・エルロンチップ  エンヤ09BB、OS15FP
・スカイトレンド   OS25FSR(10年以上前のエンジンです。)
2)燃料では
・プレイリーL   OS10FP
・エルロンチップ OS10FP
・ホープ26    OS20FP
です。
機体が重なっているのは、燃料を買い換えたからです。

以下ははじめて低オイル燃料を使用した時の感想を、
メールでやりとりした時のものです。
(季節は去年の夏〜秋頃です。)


*************************************************************

・・・・
まず、低オイル燃料を使用すると、
・変更した直後は問題なく回る。
・ワンフライトしたあたりからエンジンのかかり・吹け・スローが効かなくなり、
エンストを繰り返す。
・上空を飛行させてもエンストする。
・排気にベトベトしたオイルが混じる。
ような症状が出るようです。
(これは燃料を低オイル燃料に変更したエンジンすべてに言えました。)

こうなった時こちらの仲間も
・慣らしが不充分
・エンジンがおかしい
・エンジンが終わってる
との判断をしましたが、

まず、プラグを疑って見ると
・コイル自体も白っぽくなっている。
・コイル回りが焼け焦げている。
状態が見られました。

このことから、今までの燃料より高温燃焼が起こっているように
思われました。

これを直すため、コールドプラグを試してみましたが、
あまり変わらないようです。

しかし、低オイル燃料フライトで
1、2回目・・・順調
3〜6フライト・・・不調
7〜・・・順調(10/7)
なっています。

勝手な推測ですが、
1、2回目のフライトでは前回フライト時のオイル分が残っていたため、
順調なエンジン状態だったように思われます。
3〜6回目はちょうどオイルが入れ替わったため、それに慣れるために
調子が悪かったように感じられます。
7〜は元の調子に戻っています。

つまり、燃料を変えた直後の調子が変わらなかったため、
その後の不調が燃料を変更しために起こったと思われず、
エンジン自体の不調・故障と勘違いをしてしまうのではないかということです。
エンジンって燃料・プラグを変更した時は,
やはり慣らしを兼ねた調整が必要のようです。

もう一度慣らし・調整されることをお薦めします。
ただ、やはり高温燃焼気味なので、プラグの早め交換は必要のようです。
また、オイル分が少ないので、帰宅後の潤滑材は必須ですね。

昨日(早朝雨の中)飛ばしたとりチャンチップは、
エンヤ09BBからOS15FPに交換してみました。
これも低オイル燃料ではじめて飛ばしたもので、
上記の仮説が正しければ、明日?の飛行で結果が出ると思います。
(しかし、仮説を元にメンテしてるので出るかどうか・・・?)

PS:やはり同じでした。

---------------------------------------------------------------

大きなエンジンは使っていませんが、
エンジンが焼きつく等の症状はありません。
もっとも飛ばし方はのんびり飛行が主でしたので、
フルハイでの飛行はほとんどしないで、
甘めに飛ばしているから問題がないのかもしれません。

最近はホープ26でエンコンハイの飛行を行っていますが、
こちらも今のところ影響はないみたいです。
(と言ってもフルハイの時間は4割もないと思います。)

ただ、どうもプラグの消耗は早いようで、
エンジンがかかりづらくなったら、プラグが原因の場合が多いようです。

> SさんもFA-30のホープで相当飛ばしこんでも問題ないとのことでしたから,
> 今までのエンジンの使い方が実質の限界近くで使っているということなのでしょう
か。

私の飛ばし方もSさんと同じです。

私が聞いた範囲ですと、
・低オイル燃料が合わない->長い時間連続してエンジンパワーを使う飛行
・低オイル燃料で問題無しー>普段は中スロー以下、たまに全開飛行
のように分かれるように感じます。

ただ、OSのエンジン説明書にも、「23%以上?のオイル燃料を使ってくれ」
と書いてあったようなので、メーカーが対応していないのも事実ですね。

個人的には低オイル燃料の”ベタベタ”感が少ない点は
メリット大だと感じています。
思うのですが、低オイル燃料で”くくって”しまわないで、
EPの6セルや10セルというように目的にあった使い分けを
されてはいかがかと思います。
のんびり飛行には低オイル、ハイパワー機には通常燃料と言う具合は
いかがでしょうか?

以上はあくまで個人の感想です。

> 実際試してみないと分かりませんが,ラジコン技術での能書きはかなり合理的だと
思います。
> 私もエンヤ09プレイリー号が完成しているので試してみますね。

上記にも書きましたが、
私の経験から低オイル燃料に変えたときは2〜3フライト目から、
ちょっと不調になる時がありました。
プラグも気をつけてみてください。
5〜7フライト目で調子が戻りましたから、少し大目にみてあげてください。

************************************************************


と、どちらかと言うと低オイル燃料賛成・推進派?でしたが、
最近ちょっと気になる出来事が起こりました。

ホープ26に使っていたOS20FPの調子がおかしいのです。
第3回とりさん飛行会ホープ26の<OS20FP>に異常振動があったのですが、
先週末の飛行でも出ました。

最初はまた単純なエンジンのタッピングビスの緩みかと思ったのですが、
タッピングビスをしっかり締め込んでも振動が無くならないのです。
一緒に飛ばしていた友人のなかちゃんが調べてみました。
すると、なかちゃんがエンジンを見て「シャフトにガタがある」というのです。
そう言えば、
<最近>
飛ばしていてもエンジンのパワーが落ちているようで、
クランクしていても圧縮が落ちている気がしていました。

ここでハタとひらめきました。
原因の一つが低オイル燃料ではないかということです。

近頃の飛行スタイルは、
パワーをかけた飛行がメイン
・滑走路がアスファルトであるため、よくプロペラをこすっていた
・もちろんあまり気にせず、そのまま飛ばしていた。
・低オイル燃料を使っている。
です。

もう何が言いたいかはわかっておられると思いますが、
20FPはメタル軸受けのため
1)着陸でペラをこする
2)ペラバランスが崩れる
3)軽い振動になる
4)フルパワー飛行で振動が大きくなる
5)メタル軸受けが減り出す
6)低オイル燃料のため、シャフトの潤滑・保護のオイルが少ない。
7)そのため軸受けの減りが促進される

この繰り返しで軸受けの磨耗が一気に進み、急激に振動が激しくなったのでは?と言うことなのです。

そう言えば以前プレイリーL+OS10FPでパワーをかけた飛行をしたときも、
突然始動性が悪くなってエンジン内部からドス黒いオイル(燃料)が出てきたことがあり、
その後かかってもパワーがまったく無くなった記憶あります。
ドス黒さの正体はエンジン内部が削れたカスではないかと思うのです


どちらも<パワーをかけた飛行を行いはじめた時から>起こっています。
よく絞りすぎでエンジンを壊すと聞いていますが、
オーバーヒートによる焼きつき以外にもこのようなことかもしれません。

今まで低オイル燃料を使っていて問題ないと思っている方々は、
ゆっくり飛行がメインでは無いでしょうか?
私自身もゆっくり飛行の時はまったく問題なかったようです。

やはりまだエンジンとマッチしていないのかも知れません。
ちなみに使用していた燃料はI社減オイル燃料ニトロ15%です。

上記のことは私が思っただけで、なんら確実な裏付けはありませんが、
皆さんはどう思われるでしょうか?
何事も使い方次第だとは思いますが・・・・・?