No69 「ムサシノ模型  ミニ・スペース号」  Oさんとの共同?企画です!

(キット内容) 
元キットの写真です 設計日時 

全長    775mm
翼幅   1065mm
主翼面積 20.6dm2
全備重量 750g
エンジン 09
RC装置 3〜4Ch
翼型    準対称
翼面荷重 36.4g/dm
ムサシノ機の部屋ミニスペース号の38号室あります。。

(プロローグ)

「夏に入る前にもう一機でも」と言う春の日差しのような暖かいお言葉を頂きまして、
あつかましくも、またお言葉に甘えてしまいました。
リトルホーク号が素晴らしい飛行をみせてくれているのですが、
なにせ横浜の空ではなんとも肩身が狭いです。
そうなるともう少し小さく・ゆっくりも飛べそうで、軽スタントもこなせる・・・・
ムサシノの謳い文句にありました。
「・・・・・・春風と共にウルトラライトスタンター登場!!
 プライベートなミニスペースでノイズレススロースタントが楽しめるように設計しました。」

春でもありますし、ミニスペース号に決定です!


( 製作・飛行編 ) ここからは一番上が最新になります。

2014.05.12 ごきげん ミニスペース号

この落ち着きの無さは重心位置が狂っている。
しかも、今回は「後ろが重い」のではなく、「前が重い」ようです。
早速尾部に5gのおもりを貼り付けました。

さて、飛行は・・・

先とは打って変わって落ち着きのあるドッシリした飛行です。
ほんのちょっとした調整でここまで変わるんですね。
ちょっと甘く見過ぎました

(以下の画像は木村さんにお願いして撮影していただきました)







今までの不調が嘘のような、とても素晴らしい飛行になりました。
こうなると、もう楽しくてたまりません、バンバン飛ばしてしまいました!

ミニスペース号はこれからのメイン機に決定です!




2014.05.08 やっぱり相性が悪いのか?

さて、パワーユニットを換装したNEW・ミニスペース号です。

当たり前ですが、外見はほとんど変わっていませんが、
パワー感は20%増しといったところでしょうか。

さて、緊張のファーストフライトです。
パワーは十分、離陸は問題なし!

しばらく周回飛行で様子を見たのですが
ちょっと気を抜くと突っ込んでいくような感じです。
トリムをアップに入れましたが、ギクシャクした飛行で、どうも落ち着きがありません。

「操縦が下手くそ!」だからかと考えましたが、何かが違う気がします。
このまま飛ばし続けても楽しくないので早々に着陸させました。

やっぱりミニスペースとの相性は良くないのか・・・?

しかし、よく挙動を思い返してみたところ、あることに気が付きました。

それは・・・



2014.04.27 ミニスペース号 復活!

ここのところメインの機体を立て続けに壊してしまっていたので、
急遽冬眠中の機体を復活させることにしました。
候補はいくつかあったのですが、
もともと電動仕様だったミニスペース号を復活させることに決めました。

以前アップした記事を見なおしてみると、前回から約9年経っていてびっくり!
さて、驚いてばかりもいられません。

復活にあたっての変更を
1)モーターをブラシレス(インナータイプ)
2)バッテリーは3セル2000〜2600mA
としました。

とは言え、RCの製作から遠ざかっていたため、手が動かない、遅い・・・参りました。

なんとか飛行会前日に完成です。
以前は何かとトラブルが続いたミニスペース号でしたが、
今回の仕様ではどうなることでしょうか?



2005.06.28 ミニスペース、最後の挑戦!?(6/29 追記あり)
HPにはUPしていませんでしたが、以前の気ままな飛行会でトラブルが発生していました。
離陸直後に左に傾き、エルロンが効かずノーコンに近い状態になってしまいました。
幸いにも何とか着陸して事なきを得ましたが、どうも不運が続いていました。
その後も飛行会の持っていこうと考えたこともあったのですが、
今までの経過からためらわざるを得ませんでした。

そんな折、せっかく尾島に行くのだからスポーツ機が飛ばしたい!=>Kokam2セル2000mAが手元にある。
・・・ということでミニスペース号の最後の挑戦が始まりました。

モーターセッティングはムサシノCモーター+APC8x4、上記リポで20Aとなります。
APC9x4.5Eの方がパワーが出るのですが、電流値が高くなってしまうので使えません。
回して見た感じでは”いい感じ”です。(最近こればっかり・・・)
気になる重量ですが、ニッカド6セル2400mAで382g、MP1700で288gありますから、
リポへの変更で150〜200gの減量となり10〜20パーセントもの軽量化になったことになります
また、前回のエルロントラブルもあって、緊急改造としてラダーを追加しました。
外付けはあんまり好きではないのですが、
この際文句を言ってはいられません。


尾島は猛暑といえる快晴!
バッテリー、モーターにはちょっときつい気温です。
今までのいきさつを知っているムサシノの島崎さんが操縦してくださることになりました。
飛行前チェックをしています。






by tsuneさん
手投げは上向きすぎかも?
実際に手投げ準備に入りましたが、モーターパワーは必要十分です。
手投げすると、元気良く上昇していきました。
いい感じに見えますが、どうも頭が重いようでエレベータトリムで調整です。
リポに変更したため、機首が軽くなると思い込み、
バッテリー位置を最前部にしていたせいでしょう。
一旦着陸させてバッテリーを後ろに積みなおしました。
すると今度はとても軽快に安定して飛ぶようになりました。
8x4プロペラでも普通に飛ばすには、十分なパワーです。
やはりバッテリーの交換による重量減の効果でしょう。

気になるエルロンですが、
やはり小さいこともともあって低速では効きが今一つですが、
スピードに乗せてやればきちんと効きます。
設計した時代が違うので、仕方がないことでしょうね。

飛行時間ですが、割とパワフルに飛ばして7分強ですのでまあまあでしょう。


いままでいいことがあまりなかったミニスペース号ですが、リポの仕様で見違えるような飛行になりました。
こうなると少し欲が出てくるもので、
1)ムサシノDモーター+3セルリポ
2)ブラシレスモーター+3セルリポ
も試したくなってきました・・・今度挑戦したいです。
ファンフライと違って、
スピードに乗せた飛行は・・・ムフフです。

ミニスペース号 最後の挑戦=>新たなる挑戦です。

6/29追記
どうも今までの不調は
・ニッカド、ニッケル水素バッテリーの劣化
・シュルツ35スピコンの不調
・交換したシュルツ24スピコンの容量不足(上記バッテリーが元気な時は過電流?)
等の不調の連鎖に陥っていたようです。
それが、今回2セルリポの使用で、
・電流値20A以下
・プロペラ1インチサイズダウン(高速化)
・重量減
と、ベストマッチングのチョイ下ぐらいになったようです。
もう少しパワーが欲しい気もしますが、飛行時間との兼ね合いもありますし、
落としどころとしてはこんなものではないでしょうか。
ミニスペース号・・・結構飛ばしやすいです。



2003.07.08 ミニスペース、その後・・・
7/5(土) FJZにて再テスト。
皆さんにアドバイスをいただいてスピコンを交換しようと思っていたのですが、
スピコンの載せ換えが間に合わず、とりあえずそのまま再テストに行きました。
いやな予感と「平気かも?」と言った楽観的な気持ちが入り混じっていました。
バッテリーは一番信頼性のあるタミヤの1500MP(6セル)です。
地上テストは問題なし。
パワーオン手投げ発進!
第一旋回を終え、水平飛行にはいって50mくらい飛んだ時、またモーターカットが起こりました。
今回は心構えが出来ていましたので、すぐに手元に引っ張ってきて着陸です。
やはり起こりました・・・こうなるとお気楽な気持ちでスピコン交換をさぼった?のが悔やまれます。
一応送信機のアンテナを縮めて距離テストも行いましたが、前回と同じで問題ありません。
再度状況を整理してみると、
・機体のセッティングは同じ。
・バッテリーは一番信頼性の高い6セル1700MP(前日間違い無く充電済み)
・発熱によるスピコンのカットオフは6セルである事と発進直後ということで考えづらい。
・電流値も地上Max25Aだったので、スピコン容量35Aでは余裕。
・モーター・スピコンの冷却もバッテリー室のカバーを取りつけていないため問題なし。
・カットオフの時の場所も毎回違っている。
・各舵はコントロールできた。

原因はよくわかりません。
個人的にはデットポイントを怪しく思っていたのですが、
私以外では最近はそのような現象は起こっていないようです。

となると再度テストしてみるしかありません。
とてもイヤな感じですが、翌日が電動機の集いでは、
もう少し調整しておかなくてはなりません。
今度は次に信頼があるYOKOMOの6セル1500でトライです。
また、モーターカットを予想しながら飛ばしましたが、一向に起こる気配がありません。
軽いループやロールもこなし無事5分飛行しました。
こうなると訳がわかりません。
・・・が、もう一度確認する必要があります。
注意深く飛ばします・・・が、結果はまったく問題なし(YOKOMOI1500使用)

モヤモヤは残りますが、また、改造をしておかしくなるよりは、
まあ結果良しとしました。これで電動機の集いに参加です。

7/6(日)電動機の集い参加
この日は朝も雨が残り、しかも結構強く降っていました。
スピコンが不安だったこともあり、一時は参加を取りやめようかとも思いましたが、
勇気?を振り絞って出掛けました。
途中はまだ雨が残っていましたが、現地ではほとんど上がりかけていましたし、
これからは快方に向かうので、出掛けてきて良かったです。

飛行の順番は28番めです。
さすがに何回か参加していることと、失敗も経験しているので上がるといった事はありません。
機体もミニスペースという事で、スピコン以外はまったく心配していませんでした。
唯一ラダーを固定してあるので、離陸時のグラウンドループが心配でした。
さて、飛行ですが離陸も問題なしでまったく危なげなく飛びました。
540ダイレクト+6セルバッテリーでのダイブ無しのループ、ロールをアピールするつもりでしたが、
あまりにも地味でした。
とはいうものの安定した飛行に満足です。
離陸です! 飛んでます!
飛んでます! 落ちてま・・・せん。ループの降下です。
着陸進入です。 コースアウト・・・・ブツブツ。


無事終わってご機嫌です!
タイヤ交換!2個で10gの軽量化になりました。

540ダイレクトにしては大きなループが描けると思いますが、
やはり7セルの方が完全にパワフルです。

次回は再・再度7セルでやってみます。 
スピコンの反乱は起こるでしょうか 



2003.06.27 アドバイス感謝です!
メールを下さった方、本当に助かりました。
アドバイス感謝です!
踊るミニスペース号!?

やはり一番多く頂いたアドバイスが、スピコンが原因ではという事でした。
・最初のうちOKで飛行中にパワーダウンするのであれば、
スピコン本体の温度上昇により電流が制限されたかも?
スピコンへの通風を十分に確保すればよいのではないでしょうか?
大岩さん
・私も着陸の寸前にモーターカットの経験があります。
私のアンプはイエチィの35Aですが、このアンプは温度カットがありアンプの加熱が原因のようでした。
その後アンプに風が当たるようにしてからモーターカットはありません。
井口さん
・私も以前、いつも出発後(2〜3分後)モーターがストップしまうことがありました。
原因は搭載していたスピコン(シュルツ18)がフタバの送信機との相性が悪いことらしいとのことでした。
今では解消されたとのことすが、ある期間生産されたシュルツのスピコンにこの現象が出たそうです。
島崎さん
・いやなトラブルですね。 私にも原因はわかりませんが、
まずはアンプを交換してみては如何でしょうか?
ケイルさん
たしかに
・モーターは触れないほど熱かった。
・私の(機体の)クセで、空気抜きの穴は省力する事が多い。
(ただ、今回は胴体下にバッテリーハッチが取り付けられず、そこから逃げているかもしれませんが)
・6セルでは問題なし=>電流値が低かった=>加熱しなかった。
です。

さらに考えられるのは、
同じ場所で起こったとありましたので、そこはデッドポイントだったのではないでしょうか?
その場合、エンコンのチャンネルにフェイルセーフがかかってたりすると、
スピコンの設定は初期化されてしまうそうです(どっかのHPで読んだのですが・・・)。
大岩さん
こちらもかなりくさいです。
デットポイントの件ですが、
FJZの岸田さんも「同じような場所でノーコン=>墜落した事がある」と言っていました。

スピコンの初期化の件ですが、
・エンコン・ハイ
・バッテリーをつなぐ
・3秒ほどするとピッと音がする。
・エンコンスロー
これでブレーキ無しの設定がおわります。
この音が鳴らないと設定されておらず、スピコンは効きません。

ところで、デットポイントだとすると上空でモーターが停止後は、
シュルツの設定のような初期操作はしていません。(焦っているので3秒なんて待ってられません!)
不時着してからは、
(上空でリセット?)
1)スピコンが焼けるのを防ぐためエンコン最スロー
2)そのまま歩いて取りに行く
3)この間にピッと音がして再設定が終了(?)
4)機体を回収してエンコンハイ
5)何も無かったように、モーター回転!
こう考えてみると、一旦リセットされたスピコンが
機体回収時にはキチンと回るといった理由が説明できますね。
これだと、
スピコンが効かないで舵が効く(サーボが動く)理由もなっとく出来ます。

上記から加熱・デッドポイントのため、スピコンがリセットされた公算が大きいように思います。
対策としては、通風を良くする事と、
スピコンをポイント設定の無いタイプに交換することが良いかもしれませんね。

アドバイス本当にありがとうございました。
皆さんのご意見を取り入れて、再挑戦してみたいと思います。
結果はまたHPでUPしていきたいと思います。

  



2003.06.25 トラブル・・・真の原因
トラブルから奇跡の生還を果したミニスペースですが、
この時点ではバッテリーがトラブルの原因だと確信していました。
ところが自宅に帰って問題のバッテリーの充放電テストをしても、
キチンと容量が充電できますし、放電も問題なさそうです。
ですが、前回他のバッテリーではまったく問題無かった為、やはりこれであろうとの結論に達しました。
さて、原因が特定(?)出来たので、再度慣熟飛行をしていくことにしました。

明けて翌週の日曜(22日)です。
バッテリーを5本充電してFJZに出掛けました。
(お供はご機嫌モデラートです)
せこい私は前回失敗したバッテリーも機体の調子が良かったら再テストしてみようと持って行きました。

FJZは風が少し強いですが晴れ渡って良い感じです。
ところが仲間の姿はちらほら・・・暑くなる前に帰ったそうで、2人しかいませんでした。
まずはモデラートで腕慣らしをしました。
いつもどおりの良い感じです。

次に本命のミニスペースの準備です。
パワーがあったほうが方が良いと考え、7セル1500mAhでちょっと軽量なバッテリーを使う事にしました。
このバッテリーは飛行会の時も使った実績のあるものです。

メカチェックをして後、軽い手投げで元気に飛び出していきました。
相変わらず速いです。
ここで気に入らない事が・・・・。
前回のトリムそのままの設定のはずでしたが、また、右グセが強く出ました。
また、ちょっとおかしいです。
右に傾いています。

機速が速いので思うようにトリム調整が出来ません。
”指トリム?”も落ち着きが無い挙動で思うように行きません。
それでもようやく何とかトリムを取ったのが2分過ぎたあたりでした。

ようやく慣熟飛行と思い、周回飛行を重ねていた時、また悪夢が始まったのです。
場所はまったく同じ第2旋回から直線に入り第3旋回に入る前でした。
またもや先週とまったく同じ状態!急激なパワーダウンです。
やはりエンコンは効きませんが舵は効きます。
しかし、今回は先週の教訓から
・あまり機体を離さない。
・高度を取っておく
ようにしていたため、慌てず(?)に土手斜面まで引っ張れました。
第3旋回中です。
 パワーがはいらず降下しています。
この後、
 着陸進入コースに持っていきました。
無事土手に着陸です。

今回は落ち着いて対処できたため、まったくの無傷です。
機体を回収してスロットルを操作するとまったく問題なく・力強く回転します。
バッテリー容量も残っています。
こうなるとバッテリーが原因とは考えづらくなってきました。

現象を整理してみると
・2回とも同じ場所でパワーダウン。
・スピコン(シュルツ35Be)は効かないが舵は動く。
・機体回収後はスピコンも問題無く動作する。
・メカの距離テストも問題なし。
・異なる7セルバッテリーでも現象が起きた。
・偶然かもしれないが、6セルでは起こっていない。
・現象が出た時のスロットル位置は70〜80パーセント付近(?)

また後で思い出してみるとあやふやではありますが、
第2旋回後の直線飛行をしている途中でモーターが息をつくような感じがしたり、
スティックとパワーが追従していないような感じがあったかもしれません。

このままでは怖くて飛ばせません。

原因が推測される方がおりましたらアドバイスいただけるとありがたいです。
ぜひよろしくお願い致します。
優しいお助けメールは=>こちら

  



2003.06.23. ミニスペース・・・奇跡の生還
雑木林の影に消えていったミニスペース・・・。
墜落地点に近づくと黄色い機体が見えてきました。
機体の周辺に人が倒れている気配も、声も聞こえません。
幸いにも人はいなかったようです。
肩から力が抜けました。まずは一安心です。
機体は以前使用していた砂利敷きのグラウンドにありました。
遠めで見ると主翼も外れていないし、機首が転がっている感じもありません。
実際に手にとって見ると、パッと見にはどこも破損していないようです。
良く見ると翼端と機首にスリ傷があることと、メインギヤが曲がった事くらいです。
滑空姿勢を保っていたおかげでしょう。
完全大破かとも思っていただけにほっとしました。
奇跡の生還です。

さて、そうなると原因究明です。
機体を拾い上げて戻る途中にスピコンを操作しますが、キチンと動きます。
おかしいところはありませんでした。
また、あらためて送信機のアンテナを縮めた状態での距離テストも行いましたが、
まったく問題なく正常に動きす。
そうなると思い浮かぶ原因はバッテリーが考えられます。
そうです、この時に使用したバッテリーは飛行会の時に落下したバッテリーだったのです。
充放電チェックはしたのですが、やはりどこか破損していたのでしょうか?

バッテリーがおかしいとわかったので、
ちょっと怖かったのですが、その後も違うバッテリーで飛ばしてみました。
6セル、7セルとも問題ありません。
久々にキチンと撮れています!
飛行自体は機速が速く、
私では”ミニ”スペースなんぞとんでもないことで、”ワイド”スペースでも足りません。

そして、翌週の飛行を迎えるのですが、
またそこで予想もしない(?)出来事が起こるとは思いもしませんでした。

次回、ミニ・スペース 真の原因・・・?

  



2003.06.19 そしてミニスペースは消えていった・・・?
どうもトリムが大幅に狂っていたミニスペースでしたが、
それでもなだめすかして飛ばしていました。
手投げ準備中です。 何とかなだめてます。
おとなしく飛ばしてクセを・・・と思って周回飛行させていましたが、
それは前触れもなくやってきました。
3周目の第2旋回を終えて水平飛行の半ばに差し掛かった時でした。
急激に機首が下がったのです。
「何か変なことやったかな?」とこのときは、自分の操作を疑いました。
ところがパワーがありません。エンコンが利かないのです。
「うっ!! メカトラ?ノーコンだ!」
周囲の人にわかるように声を出しました。

初飛行の時はバッテリ―切れでしたが、今回はまだまだあるはずです。

機体は頭を下して突っ込みそうです。

しかし、舵は利き始めました。
エレベータUP・・・OK
パワーON・・・回復しません。

また、あまり離すと機体の姿勢がわからないため、高度も低くとっていた事が裏目に出ました。
とてもこちらまで届きそうにありません。

しかもまずい事に、下は公園で人がちらほら見えました。

「そこに落ちるのは、絶対避けなければ!!」

気持ちは焦ります。
いつものEプレやパストラル等なら間違いなく手元まできますが、
いかんせんEP化で重くなったミニスペースはまったく滑空してきません。

そこで咄嗟に頭を切り替えてダウンを打って機速をつける作戦にしました。
機体は加速して、滑空体態勢に入りました。
しかし、すでに公園の芝生の直上です。

やはりミニスペースは伸びてきません。
高度10m、不時着可能な雑木林まで50m・・・・
もう少しで安全圏に不時着(墜落)出来るかも?
       ・
       ・
       ・
       ・
       ・
       ・
想いを乗せたミニスペースはそこで力つきました。

機体は雑木林手前に音も無く消えて行きました。
墜落したミニスペースは木の陰で見えません。

「もし、もし・・・墜落地点に人がいたら・・・・・・」
「1000gの物体が頭にでもぶつかったら・・・」

あまりの出来事に一瞬すくんでしまい、鼓動が高まって行くのがわかります。

それでも結果を見極めなければなりません。

よろめきそうになる足で、ゆっくりとそして足早に墜落地点に向かいました。

続く・・・・

  



2003.06.18 それは突然やってきた・・・
前回壊れた機首部を修理しました。
また、その際スピンナーと機首の隙間が気になったので、7mmバルサを追加し厚みを持たせました。
 なかなか良い感じです。
本来ならば絹張りとしたいところでしたが、私には無理なのでホワイトのフィルムです。
スピンナーと同色な事もあって、そんなに違和感はありません。
エンジンマウントの取付け方法はおなじですが、振動対策としてエポキシで接着しました。
これで復活です。

さて週末の6/14(土)雨の予報をくつがえし晴れて蒸し暑くなりましたが、FJZへ向かいました。
修理後の再テスト飛行です。
パワーがあったほうが良かったのと飛行になれるために7セル2400mAhのニッカドを使いました。
充電は前日しましたが、パワーは十分でした。
ご機嫌で準備していました・・・。

メカ、風向を確認して手投げです。
まずは高度を取ろうとしますが、右に傾いてしまいます。
速度があるためコントロールを舵をするので手一杯でトリムを取っている暇がありません。
それでも何とかしてトリムを取りました。

そしてそれが起こったのは、
機体に慣れるために周回飛行をしているときの直線飛行の時の事でした・・・・
そして、それは突然やってきたのです。

続く・・・・

  


2003.06.10 ゴメンね ミニスペース・・・
最近の気ままなグランプリの競技規定が変更され、
タイミングだけでなく正確な操縦技術も必要となってきました。
それはそれで大変面白いのですが、いかんせんアバウトな性格と常日頃の修行の足りなさから、
ここのところすっかり入賞から遠ざかっていました。
いつもはスローフライト機で挑戦していたのですが、
今日は風もあることあってミニスペース号で出場することにしました。
今回の競技は<2分間タイムラリー+申告タッチアンドゴー+着陸時の風船割>と言った複合競技です。
期待以上の飛びを見せてくれたミニスペースのパワーなら風にも負けないし、
正確に飛んで着陸進入もちゃんと降下してくれるはずです。
バッテリーも7セル2400mAhのパワー重視タイプでバッチリ。
ちょっとバッテリーを止めるマジックテープの長さが気になりましたが準備OKです。
ふふふ・・・心の中では、ひそかにほくそえんでいました。

さて競技は1番手!
もっとも今回の競技の提案は私だったので、お手本とばかりスタートしました。
スタートして2週くらいでタッチアンドゴー申告!
かなり急降下になりましたがタッチアンドゴークリア!
そして2分たったと信じて着陸に入りました。
そこには風船が待っています。
高度を落して風船にタッチ・・・出来ない高度で進入?
「ゲゲッツ、風船割失敗か!!」
焦ってダウンを打ちましたが、風船を通り過ぎて接地!!

ここから悲劇は起こったのです。

急激なダウンで機体は滑走路へ突っ込み,、次の瞬間その衝撃で機首が跳ね上がりました。
機体は何かから解き放たれたような垂直上昇姿勢です。
機首は80度上を向いています。

解き放たれたと思ったのは間違いではありませんでした。
そう! なんと、バッテリーが胴体から解き放たれたのでした。(外れたとも言う・・・)

こうなるともうどうしようもありません。
それでもダウンを打ってお尻から激突するのを防ごうと必死です
(でもよく考えてみると、バッテリーが外れていたらサーボは動きませんよね・・・アホです!)

次の瞬間ミニスペースは頭を下に急降下・・・アスファルトの滑走路に激突しました。

バッテリーは機体から3mは離れて吹っ飛んでいます。
(このシーンは木村さんのHPにUPされています)
墜落姿勢から主翼は大丈夫とは思いましたが、機首はバラバラかもしれません。
ガッカリ、呆然としながら機体に駆け寄ります。
電池を拾ってくれてます。 ・・・・無言でした。
(yoyoyoさん撮影)

近寄ってみると・・・
お〜神様!!

なんと、プロペラが上を向いているだけで機体自体は完全無傷!
モーターマウントモーター取付け部が割れただけでした。
これならモーターマウントを作りなおせばOKです。

おニューだった”おてんば”モーターもお釈迦になったかと思いましたが、
モーターシャフトも曲がっていなかったようです。
激突時にバッテリーが外れて、その分激突時の衝撃が少なかったたことが幸いしたのでしょう。
モーターが逝ったら、¥3000(3フライト)がパアでした・・・良かった。

ともあれ、私が作った機体なら完全にバラバラだった事は間違いありません。
Oさんの工作技術に助けられました。

これからの主力スポーツ機はミニスペース号EPに決まりです!!

ゴメンね、ミニスペース・・・・
  



2003.06.09 初飛行 元気なスポーツ機!
予告どおり、ミニスペース号お披露目・初飛行しました。
やはり、「キチントした飛行場で」ということで、気ままな飛行会で行いました。
 処女飛行目に一枚!
前日のモーターテストのパワー感から、ある程度元気に飛ぶことはわかっていましたが、
”どのくらい元気に?”また”飛行時間は?”といったところは実際に飛ばしてみなければわかりません。
風も3〜5mくらい吹いています。
ちょっと強いかなとも思いますが、逆に離陸にはいいかもしれません。
まず、軽量ということで6セル1700MPで飛ばすことにしました。
バッテリーをセットして持ってみると、「ううっ、やはり重い・・・」。
バッテリーとモーターで機体の半分を占めれば、そりゃあ重いに決まってます。
かすかな不安が・・・・。
気を取りなおして機体を滑走路上に置いて発進準備OKです。
何かあっても対処できるように離陸発進です。
さあ!離陸です!!
ところがパワー、トルクが大きく、ラダーもないのでまっすぐ走りません。
ここでムサシノ御大の島崎さんから「手投げで行こう!」の一言が・・・。
また、お世話になりました。
手投げ開始直前です! 手投げ発進!!
(tsuneさん撮影です。)
島崎さんの準備運動が終わり、初飛行開始です!
パワー全開+島崎さんの全力疾走!
ミニスペース号処女飛行へ飛び立ちました。
思った以上の素晴らしいパワーで大空へ上昇していきました。
パワーに不足はありません。
上空旋回でトリムを合わせますが、トルクが強いせいか左に取られます。
トリムを合わせてスポーツ飛行をして見ます・・・といっても、ループ、ロールぐらいです。
ロールはエルロン面積が小さいからと言うより、腕がないのでそんなに早くなかったです。
ループは大きな円が描けます。
また、垂直上昇もそこそこpできました。
なかなかのスポーツ性能です!
5分ぐらい経ち、「そろそろ降ろそうかな?」と思ったとたんパワーダウンしました。
オートカットです。
「緊急着陸しま〜す」と声を掛けて、滑走路へ向かいます。
ところが届くか届かないかギリギリの感じです。
後ろから「ダウン、ダウンを打て!!」と言った声がかかります。
ダウンで機速をつけて滑走路に持って来いということです。
もちろん、その通りにしました。
滑走路脇の草をかすめるように滑走路にたどり着きました。
ハラハラしましたが、処女飛行大成功です!
 無事かえってきました

セカンド飛行は7セル1500mAhで試してみました。
ほぼ重心位置にバッテリーを積んでいるため、バッテリーを交換してもOKです。
さて、その飛行はといいますと、
1セル増えた以上にパワフルに、また飛ばしやすく感じます。
処女飛行では「6セルで十分!」と思いましたが、7セルと較べると少しかったるいです
垂直上昇もさらに出来ます。
島崎さんにも操縦を代わりましたが、「パワーは十分!」といっていました。
飛行時間もパワーがある分、”ムサシノおてんばモーター”搭載も大成功です。

大変いい感じのスポーツ機です。
なんといっても経済的な車用バッテリーが使えるのはありがたいです。
気をつけなければ行けない事は飛行時間でしょう。
パワーを出している分時間が短くなってしまいますが、
これは仕方がないことなので”飛ばし方”の工夫で解決です。
と言っても5分フライト+着陸予備は大丈夫そうなので十分でしょう。

素晴らしい機体にホクホク顔です。
そこで風も強くなってきたこともあり、飛行会の競技にもミニスペース号でトライすることにしました。
ところが、
そこでとんでもない事件が発生しました・・・・。

どうした・・・ミニスペース・・・・


2003.06.06 ようやく完成・・・明日初飛行!
ミニスペース号ようやく完成しました!
ちょこっと変更です。
胴体内は空いているのですが、エルロンリンケージが居座りますので実際は狭いです。
アンプはシュルツ35beの35Aタイプ、受信機はJETIの5Chです。
また、尾翼のリンケージはやはりスポーツ機ということで変更しました。
メーカーは不明ですが1.5mm金属ロッドのものにしました。
重量は増加しましたが安全を取ります。

おてんばモーター)
再テストしてみました・・・すごいパワーでした。
昨夜AM2:00のテストでは6セル1700ニッカドで25A!
モーターマウントがゆれてました。
このパワーは大変魅力的です。
注意としては”ちょっと”電流を食うかも知れません。
安全のため30Aタイプのスピコンが必要化も知れません。


 完成重量は950gです!
で、ほぼ完成しました。
6セル1700MP積んで950gです。
残りはメカの調整と・・・エルロンヒンジ
絹張りにヒンジテープじゃ固定できないではがれてきてしまいました。
といって、イージーヒンジじゃ後縁材+3mmエルロンじゃ入りません。
かなり悩んで糸ヒンジも考えたのですが、必殺”布”ヒンジに落ち着きそうです。

さあ、明日初飛行です!!



2003.06.04  「”おてんば”モーターって何?」+”おてんば”搭載!
”おてんば”モーターと書いてきましたが、
「”おてんば”ってなに?」といったご質問がありましたので、あらためてご紹介します。
これは、以前RCAW誌の「なべさんの工作室」のハミングカブ号の最終回で、
ハミングカブEPが大集合しました。
その時にムサシノの島崎さんがハミングカブ号のスポーツ版が登場しました。
近日発表予定? ハミングカブ”おてんば”バージョン!
詳細レポートは=>こちら
これに積んであったテスト中のモーターが”おてんば”モーターです。
(現在の”Bモーターは改良版です。)
数値的には、
 ムサシノ”おてんば”モーターのデータ 6セル、9×4.5E 
 Aモーター    7760rpm(17.2A)
 Bモーター    8260rpm(19.0A?)
 ”おてんば”  8600rpm(22.0A)
ぐらいの違いがあるようです。
もちろん言うまでもないですが、
パワーが出ればそれだけ電流も食うので、パワーがあればいいというものでもないですが・・・。

で、ミニスペース号への”おてんば”モーターへの搭載です。
「機首部分を交換・・・」といっていましたが、
なんとそのまま固定ビス穴を空け直すだけでOKでした。
キレイに納まりました!

これなら当初予定の400ギヤダウンユニットへの換装も簡単です。

続く・・・。



2003.06.02  大きな悩みが解決!?
前回、「おおきな悩みが起きました・・・」と書きましたが、わかる人にはわかったと思います。
それは、サイズダウンしていないミニスペース号では、サイズとパワーユニットのバランスが悪かったのです。
400ギヤでは推力が足りないし、540ギヤはズボラな私にはちょっと・・・・。
いろいろ悩んでいましたところ、ムサシノの島崎さんさんよりありがたい提案がありました。

ミニスペースのことですが,おせっかいのようですが「おてんば」用のモーターはいかがでしょか。
Aモーターよりかなりパワーがあるので7セル+「おてんば」モーター
ならばミニスペースらしい「飛び」になると思いますが。


そうなんです!
手持ちのムサシノ”A”モーターを使おうかとも思っていたのですが、
Eプレイリーの飛びからすると、ミニスペース号ではちょっと非力に感じていました。
EプレイリーL(エルロン)用”B”モーターよりさらにパワーUPさせた、
「(ハミングカブ)おてんば」用ならバッチリですね!
早速お願いすることにしました。

上 エルロンチップEPに使ったダイナテック+ギヤダウン
下 「おてんば」用ムサシノ540

ムサシノモーター単体重量は170g。
ダイナテック+ギヤダウンは220gでしたのでパワーユニットだけで50g違います。
これでミニ・スペース号らしい飛びになりそうです。


続く・・・。



2003.05.28  メカ積み、リンケージ開始
さてミニ・スペース号製作開始です。
この頃のムサシノ機は胴体内が狭いので、メカの配置を先に決めなければならないようです。
今回もいつもの問題が・・・。
エルロンサーボを通常搭載すると
バッテリー室が胴体内に入り込む関係上エレベータ・ラダーサーボのスペースがなくなってしまいます。
これにはまいりました。
スペースは確保できてもエルロンホーンがエレベータ・ラダーリンケージと干渉してしまうのです。
エルロンは2サーボにして主翼に積もうか?(サーボのストックが・・・)
また、コブラZEPの様に主翼上部に積んでキャノピーでごまかそうか?
それともエレベータ、ラダーサーボを胴体後部に押し出そうか?
なかなか満足できません。
そして、結局以下の様に積みました。


<サーボ搭載>
サーボは3101です。
バッテリー室天板をギリギリまで下げ、エルロン、エレベータ・ラダーホーンが干渉しないようにしました。
ですが、そのしわ寄せがサーボ位置で画像のような位置になってしまいました。
どうも後ろ重心になりそうなので、この位置に積むと重心位置合わせに苦労するかもしれません。

<リンケージ>
QRPのミニホーンとテトラのロッドです。
テトラの小型機用を使ったのですが、このクラスの機体には・・・まずいかもしれません。

<パワーユニット>
モーターの取付けはこのようになっています。
機首部分を交換することで簡単にパワーユニットの変更が出来ます。

ですが、ここで、大きな悩みがおきました・・・続く。



2003.05.12  ミニ・スペース号 到着!!
ついにミニ・スペース号が到着しました。
待望の400クラス?スポーツ機です。
ミニ・スペース号ARF
ミニスペース号って胴体が短く見えます。
今の時代のファンフライ機を見ているせいでしょうか、エルロンも小さく感じます
とは感じましても、ムサシノ機で裏切られたことはありませんので、
十分な性能を持っていると思います。

今回、電動仕様とお願いした機首部分ですが、
多くの機体で採用されている冷却用通風孔からモーターを取付けるのではなく、
機首マウント自体を取り外せるように工夫されています。
これではわかりづらいですね。
次回、ギヤダウンユニットを取付けて、詳細をUPします。

ということで、次回お楽しみに!!



2003.05.06  わーい! ミニ・スペース号完成?
O様より「ミニスペース号完成?」連絡が入りました。
わーいわーい ミニスペース号 完成だ!!

ミニスペースほぼ完成しました。
後は、エルロンとエレベーター、ラダーの ヒンジです。
このヒコーキはエルロンがただの”板”ですから、
溝を掘るのが難しいのでヒンジテープで固定します。
なお、重量は 600g も有りますが、大丈夫でしょうか?
電池とモーターだけで300g 近くあるんですものね・・・。
これに、サーボ、受信機、タイヤ、プロペラ、リンケージを入れれば、どうなりますかね???
飛びますでしょうか・・・
それと、申しわけありませんが、
今回の機体は どうも調子が悪くて出来が良くありません。
50点も行きません(・・・恥ずかしいことです)


重量の件は私もどうなるか?
ただ、今回は10セル積む予定なので行けそうな気がします。
また、謙遜されて”50点”と言われていますが、
私の150点以上に匹敵しますから・・・・・
それに、
このためにHeCellの10セルと8セルをトンちゃんのお店で購入しました。
また、ニッカド500mAhの10セル、8セルも待機させてあります。

そんな訳で初飛行が楽しみです。



2003.04.28  ミニ・スペース号 生地完成!
Oさんから進捗連絡が入りました。
今回は横浜/電動機仕様のミニスペース号と、かなり無理?なわがままをお願いしてしまいました。
そんなわがままにも関わらず、快く変更していただいただけでなく、
もう、生地完成になってしまいました。
私と違って・・・・すごいパワーですね。
生地完成 !!

ミニスペース、生地完成しました、
バッテリーの固定はそれなりに出来ましたが
半完成?と言うことで接着せずにそのままにしておきます。

私の責任も重大ですね・・・・。

また、今回のパワーユニットですが、
本来なら540クラスのギヤダウンかダイレクトがパワー的に合うのかも知れませんが、
バッテリー重量が気になります。
そこで、非力?かも知れませんが400ギヤダウンユニット(QRP)+10セルでテストしてみたいと思います。
10セルもニッカド、NiMHを試してみたいと考えています。
テストの結果で考えます。

さて次回は・・・?



2003.04.18 突然ですが ミニ・スペース号!
プロローグにも書きましたが、そんなわけでミニスペース号プロジェクト始まりました。
まず、主翼をお見せします。
当初はエンジン仕様でと思っていたのですが、
飛行環境から電動仕様に変更します!

まずは主翼公開!

さて次回は・・・?