ユニオン製ゼロファイター改造R/C 第二号機 川崎キ-100 五式戦 | 2001.11.22 その後・・・追加! |
グリップ様のご好意により、原文のまま公開致します。 |
11/22 その後・・・・ スゴイ機体ですよ! 詳細は左記画像をクリックして下さい! |
ユニオン改造ゼロ戦 | 2001.10.17 「その3 グリップ・ゼロ 第一次計画完了!?」 |
グリップ様のご好意により、詳細データも合わせて公開致します。 |
その3) | グリップ・ゼロ 第一次計画完了!? |
その後のゼロ戦の様子をお知らせします。 結論から申し上げますと、一号機は用途廃棄ならぬ廃機処分となりました(笑)。 以前はフルロールこそできませんでしたがそこそこ満足できる飛びができるようになっていました。 スプリットSはハーフロール後、 機首がどっちに行くかわからないような感じでしたが一応時々形になるようにはなっていましたし、 インメルマンターンは大丈夫という雰囲気でした。 ループは段々小さくなりましたが、連続ループができました。 また何回か飛ばしているとバッテリーもモーターも慣らしが利いてきたようで、 ほぼ無風の状態でおとなしく飛ばしたときは4分弱飛んでいました。 ただ、やはりロール系がどうしても満足できるレベルではなかったので、 主翼を大改造して下面をつけて半対称翼としてみました。 そのときオリジナルの主翼を残して上面としたので結構厚翼となってしまいました。 同時にエルロンは、フラップ部分は固定に変更しました。 重量は、主翼自体ではプラス10gになったのですが、 レシーバーは手持ちのGWSの4CHに変更したのと尾翼周りを新しく作り直したので、 あわせてプラス4gで収まりました。 作り直すたびに実機の写真や図面を参照して製作したので、 各部を含めスケール感は益々アップしていきました。 しかし結局、浮かない翼になりました。 一応飛んだのですが、抵抗が増えたせいでしょうスピードも遅く、 水平飛行でヨタヨタというような感じになってしまいました。 これら試験の飛行のおかげで胴体も各部がひび割れて、 尾翼などは計3回もあれから作り直してしまいました。 飛ばないR/C機は単に出来の悪い、大きいプラモデルもどきでした。
(パワーソース関連) 180ダイレクト+オリジナルペラ+7セル。パワー仕様としては、合格点だと思います。 風に悩まされるような飛行場所や、飛行時間よりも元気に飛ばしたい場合にはこれもありでしょう。 それ以外ならとりさんの選択のほうが望ましいような気がします。 (機体関連) 静止推力が100g近くあるとこの仕様なら全備190gでも そこそこの飛行可能であることが確認できました。 機体を廃棄したあと、サーボ・レシーバー・バッテリー等 リンケージを含む内蔵部品の重量を図ったら約120gありました。 モーター・バッテリーレスの機体重量がどのくらいか計測していないのですが、 60g程度なら180g程度であがるので、これならかなりパワフルかもしれません。 このクラスだと10gの差で違いが見えそうな気がします。 >(エルロンかラダーのどちらかについて) オリジナルの主翼と上半角ならラダー仕様で十分な気がします。 エルロンのリンケージは市販のユニオンのパーツ等を使えばそんなに難しくはないのですが、 翼の固定方法に少し工夫が必要です。 リンケージの重量増や得られるメリットを考えると、 かわったことを試してみたい方以外は素直にラダー仕様でつくられることがお勧めだと思います。 その際には、ラダー・エルロンを問わず主翼の補強だけは適切にされることをお勧めします。 (まとめ) この機体は、セミスケールで、手軽にR/C改造できるという点で、 まるでもとはR/C機のではないかと疑いたくなるくらい、良い素材だと思います。 ドラエモンのスネオのR/C飛行機の夢を実現してくれますね。 スケール感にこだわるのも良し、お手軽に飛ばすのも良しというところでしょう。 案外素のままが一番よく飛ぶかもしれません。 ただR/C化の際には重心と各部の補強、そして風には注意ですね。 二号機も素材はあるので、ぼちぼちこれらの反省を入れて 尚且つ新しいテーマ(?)で製作を開始しようとおもっています。 |
その2) | 2001.09.25のお話 |
ユニオン改造零戦ですが、あちらこちらで改造記事も見れるようになりましたが、
こちらも試行錯誤末にやっとまともに飛ぶようになりました。 <当初の改造箇所> ・機首部の1cm短縮 ・機尾部の1.5cm短縮 ・ABC製M&Y FK-180SHモーターへの換装 ・エレベーター・エルロンの設置(リンケージはユニオン製を流用) ・主翼・水平尾翼の強化(裏面にノリツキペーパーを一面に貼り付け) ・主翼上反角減及び取り付け部の改造 R/C装置の搭載(GIGA 6gサーボx2、Slim08、R-500) この状態での飛行は、ロール方向・ピッチ方向ともに不安定で一応飛行はしましたが、 コントロールしているというよりは勝手に飛んでいっているというような感じでした。 パワーも不足気味と思われました。 当初は、6セル110mAを使用していたのですが、
さらなるパワーアップのために、まず7セル110mAに変更しました。 またロール方向の安定性向上を図るために、 オリジナルから減らしていた上半角をほぼ元通りに直しました。 また、ピッチ方向の不安定は重心位置が後ろ過ぎると思われた為に、 バッテリーの搭載位置及びレシーバーの搭載位置を出来るだけ前にして重心位置を5mm程度前進させました。 また尾翼は、改造途中であやまって室内で落としてしまい、 壊してしまったのであらたにスチレンペーパーで作成しました。 この改造後の飛行では、パワーアップの成果もあって前回よりは、ある程度コントロール可能となりましたが、 オーバーパワーなのかパワーオンの度にコブラのようになってフルパワーで飛ばすことは出来ませんでした。 そのうちにスパイラルで機首から落としてしまい、新たに改造を加えました。 <追加の改造箇所> ・水平尾翼取り付け角変更(オリジナルのアップ気味を主翼取り付け角とほぼ平行に) ・モーターのダウンスラストの追加と同時に、モーター取り付け位置を3mm前進 ・バッテリー取り付け位置をさらに5mm前進 ・エルロン/エレベーターの舵角減とEXPの追加 ・垂直尾翼の後部移動(結果的にオリジナルとほぼ同じ機尾長) ・墜落破損箇所の補修 重量は、2g増えて、7セルで192gとなりました。
とりあえず最後までバッテリーを使えるようになったのは、 初飛行から都合、6回目くらいの飛行でしょうか。 飛ぶようになってからは、 順調でフルパワーでの水平飛行、 ループ(入りに少しダイブ気味)など十分にこなせることを確認できました。 飛行速度は、ふわふわという感じとはまったく違い、 FK-180SHと7セルの恩恵でしょう、速度も出て、しっかり飛んでいきます。 (反面、実機感は少し乏しいです=実機の飛行は、龍ヶ崎で見たことがあります)。 操縦感はクラフトルームのマンバよりは、おとなしいですが、 ユニオンの280・エルロンのカージナルよりはじゃじゃ馬かもしれません。 ロールだけは、舵角を小さくしすぎたせいかうまくできなったのですが 、今後の設定でできるように思います。 飛行時間は、ループなどパワーをふんだんに使えば2分弱ですが、 おとなしく場周中心でパワーも1/3から1/2程度なら3分弱は飛びます。 その後、ダウンスラストだけは、尾翼の取り付け角変更が利いて、 フルパワーでもかなりダウン気味になったのでややダウン気味(1度から3度くらい)に変更しています。 以前、同じユニオンのプロフィール機を280仕様と エンジンカウル等を大改造して飛ばしていたことがありますが、 小さいながら、こちらのほうが雰囲気がいいですね。 ちなみにモーター停止後のグライドも長からず、短からずで降ろす場所への誘導は容易です。 飛行速度や、飛行時間からパークフライヤーとは少し違う感じになってしまいましたが、
少し風の多い地方などではこのパワーソースの選択もありかな?と思います。 2号機も機体は購入してありますが、暫くこの1号機を熟成させていきたいと思います。
飛んでいる姿はいいです(上半角がもう少し小さければなお可なのですが(笑))。
単に飛ばすだけなら、オリジナルのほうが重心もピッチ方向の安定も取りやすそうです。
現在はエルロンはフラップの部分も含めていますが、リンケージのねじれ対策が取れれば、 実機のエルロン部分でだけでもOKかもしれません。
主翼を対称翼で自作してみたいですね。 TORII) グリップ様「その1」に続き素晴らしいレポートありがとうございました。 RC機への改造もいろいろな方法があって、それに挑戦していくのも楽しいですね。 私もオリジナル色を大切にしたいと思っています。 |
その1) | 2001.09.10時点のお話 |
とりさんと時を同じくして、ユニオンのゼロ戦を手に入れました (ゲームセンターの景品だったりします)。 とりさんの進展を見守らさせていただいていたのですが、 こちらでも製作にとりかかりほぼ同時に完成しました。 もとの機体は同じでも、相違点を作ってみました。 1)パワーユニットはABC模型製FK-180SH M&Yモーターダイレクト 2)バッテリーは、6セルまたは7セル110mA 3)ペラはオリジナルを流用 4)オリジナルは機体長が長いので切断してなるべくスケールぽくする。 5)エルロン仕様 1)を除いて、サーボ、アンプ等 なかなか秋葉原で購入できる機会がこの夏はなかったのですが 、なんとかそろえました。 レシーバーはGWSも持っているのですが、アンテナ線が短いJR R500を使いました。 全長:420mm(カウル直後と、尾翼取り付け部を前進させて、後部を削除) 全幅:オリジナルと同じ 全高:オリジナルと同じ 全備重量:190g(7セル時)/184g(6セル時) モーター:ABC模型M&Y FK-180SH(ダイレクト) サーボ:GIGA(PICO STDと同じでベアリング入り) x 2 アンプ:シュルツSlim08 レシーバー:JR R500 バッテリー:6セルまたは7セル110mA 折角の零式艦上戦闘機21型なので、 故坂井三郎氏の愛機V-103仕様(ガダルカナル上空で負傷されたときの搭乗機で、 近年ガダルカナル島で発見された)にしてみました。 でもこの塗装で約15g重量増になっています。 (オリジナルの緑をおとしてからやればもっと軽くなったでしょう -ちなみにグンゼのスプレー缶3缶使用)
最初は6セルで飛ばしました。CGが少し後ろよりになったのと、
当初上反角をスケールを意識して小さくしたので初飛行は、 まるでフリーフライト機のようになりました(つまりロクに操縦できていないということです)。 その後7セル仕様に変更し、上半角もオリジナルに近いくらいまでつけました。 改良(?)後の飛行はまだです。 ABCのM&Yモーターは上記でも触れましたが、 レボリューターのモーターよりパワーは少なめですが、 次のような簡易データが取れました。(使用ペラはオリジナルペラ)
950円のモーターですから、電流値が多いこと以外は回転はなかなかです。 同じFK-180SHでも高回転型なのでしょうか? 推定飛行時間は2分弱でしょうけれど、次の飛行が楽しみです。 もし2号機をつくるとしたら、レボリューターのFK-180と6セル120mAで作ってみたいですね。 キーエンスの6セル120mAは、110mAが48gなのに対して、-10gの38gなのです。 あと、同系のムスタングのペラは少し大きくてスピナーも大きいので、 52型の零戦を作って見たいですね。 (このオリジナルのスピナーは本当に21型の三菱製そっくりですね) |