2004.08.18 | ▲ リポ 発火!▲ LI-POバッテリー (9/13 販売代理店からの説明 追記あり) |
「私はリポが燃えてかなりのショックです その日は土曜日で、翌日フライトに行くため充電しました.。 2セル約1100mAを2本、2セル約800mAを1本、そして問題の3セルと、全て終わったのが夜中の3時頃でした。 そのまま全てを箱の中に入れて就寝しました。 翌朝8時ころ、その箱を移動して10秒位して白い煙が大量に出てきました。 なにがなんだか分からず箱を床にばらまいたところ火の玉のように燃えていました。 スリッパとか床が黒こげ、塗れ雑巾をかぶせてようやく燃え尽きました 問題は一晩経って燃えたということです。 充電中に異常に気がつき発火したのであればまだしも、一晩経過して発火となると恐ろしいものがあります。 誰もいないときに燃えだしたら大惨事になりますよね。 本当に怖い思いをしました そんなわけでかなりショックです このような事例も有るということを皆さんに分かっていただきたいと思います。、 リポを使用していただいている方々は安全に使ってください。」 8/19 追記 (もう少し状況をお聞きしました。) 「その日の充電で燃えたリポと燃えない他のリポと違うとしたら 燃えた方はしばらく使用していなかったくらいです。 最近はズームズーム(ファンフライ機)がメインになっているため 2セルの使用頻度が多く3セルは久々の充電でした(1ヶ月くらいかな?) 一応、購入先に話したら燃え尽きた電池を送ってくれとのことでした。 どのような状態で床に置いたかと聞かれましたが、 ただふつうに海苔のカンにいれたまま床に置いただけです 一緒に飛ばしているMさんのリポも機体の中で燃えたと聞いています。」 8/20 追記・追加 (某掲示板と重複するかもしれませんが・・・) 上記の原因を保管していたカンとリポとのショートによるものと 一方的に決め付けているように読める記述がありました。 まず、Sさんの名誉のために書きますが、 私がもう少し詳しく状況をお聞きしたいと思ったところ、 「どのような状態で床に置いたかと聞かれましたが、 ただふつうに海苔のカンにいれたまま床に置いただけです。」 と正直に状況を教えてくださったもので、 この行為、状況自体への意見・非難については全く的外れだと考えます。 このリポはキチンとメーカーでパックされたもので、個人でパックしたものではありません。 また、このリポ自体は私が現在一番パックが良心的であると思っているタイプです。 それと、私自身Sさんとご一緒して、Sさんのリポをいくつも見ていますが、 コネクターはMPXタイプでショートするような処理はしていないことは確認しています。 (私もMPXコネクターは500mAhニッカド他で使っていましたが、 無造作に保管してもショートしたことは一回もありませんでした) そのため、絶対とは言いませんが、 金属製のカン入れていたことによるショート=>発火の可能性は非常に低いと考えます。 もし、そうであればもっと早い時間に発火していたと思っています。 (逆にかんがえると”カン”だったからこそ周囲に燃え移らないで済んだわけで、 プラケース等では火災になっていたかも知れませんね) また、「原因への考察が無いと恐怖心のみをあおるのでは?」 という発言がありましたが、 今回はキチンと原因を考察する時間をとるより、 発火という事実があったので ”まず”公表 して注意してもらうことが必要だと考えました。 (Sさんも同じ気持ちで私に連絡をくださいました) たとえ自分のミスによるものでも、同じような状況は十分考えられます。 当HPを見てくださっている方にはわかっていただけると信じていますが、 恐怖心を煽ったつもりは毛頭なく、 自分自身が怖いと感じたので皆さんにお伝えしたかっただけです。 リポは未知数的なことが多く、使い方等神経を使いますが、 非常に素晴らしい可能性を持ったバッテリーなので、 事実は事実として受け止め、 みんなで対処・対応していければ、リポも安全に使用できると思います。 少なくとも私自身、Sさんからご連絡、レポートを頂いたことで、 ・リポの保管は常に非可燃性の容器でリポ単独で保管する ・飛行場の行き帰りも同様な容器で運搬する。 ということをはっきりと学びました。 これだけでもかなり不慮の事故を防げるようになったと、 Sさんには本当に感謝しています。 Sさんの素直なご好意を皆さんにわかっていただきたくて、 あえて追記させていただきました。 ひとそれぞれの考え方、感じ方があると思いますが、 あくまでもTORIIの感じ方なので、 異論はあるかもしれませんが、ご容赦の程・・・・。 |
9/13 追記 先日 Sさんにお会いしましましたところ、燃えたリポを送った代理店から連絡が来たそうです。 それによると、 「(墜落等による)衝撃によってリポに傷がつき=> そこへ充電をしたためガスが発生して=> 何かの拍子に発火したのだろう」 という説明を受けたそうです。 何はともあれ、外見からは判別できない不都合はなかなか対処しづらいことがありますので、 特に充電中は気をつけたほうが良さそうですね。 しつこいですが、原因が不注意であれなんであれ、 燃える可能性があることは頭に入れておいてください。 もし、発火等の事故になってもそれに備えておけば対処できますね。 |
Sさんの場合は自宅での出来事でしたが、
このような出火は車ででの移動中に発生することも十分予想されますので、
素焼きのつぼ等のように、出火に強い容器の中に入れて保管、移動させる必要性があります。
私も、直ちにリポは隔離して保管する用にします。
また、EPPファンフライ機等は落とすとバッテリーが飛び出していることがよくあります。
機体自体は大丈夫でも、上記のようにバッテリー・メカが損傷していることがありますので、
気をつけたいと思います。
8/19 追記
上記のようなリポの発火は特定のメーカーだけに起こることではなく、
すべてのリポに起こる可能性があるようですので、メーカー名とうは表記していません。
最近はかなり改善されたようですが?、
リポによってはセル同士を組み合わせたときのハンダ付け不良がある場合があったようです。
このような場合はセル間のバラつきがおこり、リポを傷める場合もあります。
また、過負荷での使用では各セル間のバランスが崩れて、充放電能力がガクンと落ちるときがあります。
(3セルの場合や並列セットは特に起こりやすいようです。)
まだ、いろいろとありますが、
現時点で私が思う使い方は、
1)メーカーMax放電能力の70パーセントあたりを常用電流値として設定する。
(1000mAで12Cなら、8Aあたりを中心に設定して、12Aは緊急時パワーとする)
2)何回か使用したら、0.1〜0.3C充電あたりで優しく充電してやる。
といったところがポイントだと思っています。
特に1)ですが、
先日マイコで使っていたPQ600(10C)を膨らませてしまいました。
マイコに搭載している自作ブラシレスは、ホバリング時4A、Max7A設定ですので、
上空時負荷減を見込んでちょうど良い設定と思っていました。
しかし、そのときは気温が30度を超えた風の強い日で、
常時80パーセント以上のパワーをかけていないと流されてしまうような状態でした。
もう、お分かりだと思いますが、
気温の高さによるリポの温度上昇と上限電流値での長時間使用が重なって膨れたのではないかと思われます。
さらに言うと、飛行開始時と時間が経ってからのリポの状態が変化しているのに、
同じようにパワーを掛けてしまったことも原因だと思います。
リポは素晴らしい可能性を持ったバッテリーで私も使い続けると思いますが、
現状の品質ではやはりかなり注意する必要を感じます。
あくまで独り言・・・・
私は現状でのリポの並列パックは使うつもりはありません。(キッパリ!)
正直とってもXXXXと思うからです。
どうしても必要になった場合は、2セル、3セルパックをコネクターでつなぎます。
このほうがバラつきを抑えやすいように思うからで、
BD−5で使ったLion3セルは2セル+1セルで使いました。
小型機が好みということが大きく、お金のないこともありますが、
パワーに余裕がある大型機なら、飛行環境の制約も少ないと思うので、ニッカド・ニッケル水素でいいのでは?と思ってしまいます。
もうちょっと言っちゃうと、「そんな大型機ならエンジンがいいなあ」と思うこのごろです。
もちろんこれは私の感想なので、大型機にチャレンジしている方を非難しているわけでは毛頭ありません。
多セルパックが買えない、○乏人のたわごとです。
でも本当に安易にリポ多セル+大型機を○ちゃうのはなんだかな〜。
火災等で社会問題にならないことを祈ります。