No96 F6F ヘルキャット  Guillows(ギローズ) 
10/29

■ ほぼ生地完成です!■

<プロローグ>
ここ連日雨が降っていていますが、
ちょうど製作中のPT−13が塗装段階に入っているため先に進めません。
そこで、「何かいいキットは・・・?」とゴソゴソ見てみると、
机の上のの小スペースで製作できそうなギローズのキットが目に付きました。
軽めの設定の自作ブラシレスを搭載するのにピッタリの大きさです。
しかし、以前この手のキットのダイカット精度に閉口して手をつけていなかったこともあり、
ちょっと躊躇しましたが修行のつもりで取り掛かってみることにしました。
■ キット内容 ■ 
翼長:420mm
全長:323mm

 キット箱は小さくて感じはいいのですが、
この中に頭、体が爆発しそうになるダイカット部材が入っています。

( 製作・飛行編 )  ここからは一番上が最新になります。

2004.10.29
■ ほぼ生地完成です!■
少し休みましたが、作業を進めています。
そろそろ全体像が見えてきました。

■ 翼端の補強 ■
実際に飛行させたことを考えると、翼端から転がることも多いので補強してみることにしました。
翼端の前・後部を2重貼り、
 中間に三角材を取付けました。


■ 全体のサンディング ■
各部のサンディングを行いました。
あまり必要ではないと思っていましたが、
サンディングしてやるとサンディングをしてやると機体が艶っぽくなったようです・・・欲目かも知れませんが?

また、主翼が通るように胴体横の開口部を擦り合わせました。
サンディングの前にはとげとげしさがあったのですが、
その後では”しっとり”といい手触りになりました。
・・・ウヒヒ

まだ、カウルもそのままで、
キャノピーもありません


■ 全体の仮組み ■
ここまで全体を仮組みしいてみたくなりますね。
カウルのバリも切り取って、キャノピーも粗カットしてみました。
では、生地完成を見てやってください!
どうですか!?
なかなかいい感じだと思いませんか。
生意気にもヘルキャットの雰囲気プンプンです!
ここまま飾っておいてもいいぐらいの可愛らしさです。

子供みたいに手に持って悦に入っていました。
(はたから見ると変態です!)


飛行・着陸させるには主翼にもう少し強度がほしいですね。
カーボン補強か0.5mmバルサで行おうと思います。
胴体もフルプランクしたほうがカッコいいような気もしますが、
ちょっと大変ですね・・・まだ迷っています。



2004.10.28
■ 主翼製作!〜で生地完成になりました■
少し休みましたが、作業を進めています。
そろそろ全体像が見えてきました。

■ 主翼の製作 ■
主翼の製作を始めたところで、”?”と考えてしまいました。
前縁、後縁、リブを切り出して図面の上に並べてみました。
すると・・・スパー部分の切込みがない・・・。
中央付近の一部のリブには切込みがあります。
たぶん、”自分で切込みを入れろ!”と言うことなのでしょう。
「またカッターで切り込みを入れて、小さい平やすりで調整するのか・・・・」
と思うでしょうが、
たぶん、こんなこともあろうかと秘密工具を買っておきました。
それは、<彫金用ダイヤモンドやすり>です。
私が買ったのは5本セットで、使いたい四角やすりは2mm角ぐらいでした。
これがあれば溝位置に合わせて削ってやれば、2mmスパー溝が簡単に短時間に掘れます。
でも、慎重にやらないとバルサが崩れてきますので、ご注意を・・・。
私はあまり気にしません!
(もっといい方法があるかもしれませんが・・・)
リブを立てて、
 上面中央スパーを取付けた状態です。
主翼の近く彫金やすりが見えます。

実際の順番ですが、
 1)前縁、後縁、翼端部材を並べて、瞬間で接着。
 2)リブを立てる。
 3)上面スパー部溝掘り、主翼中央スパーの取付
 4)ひっくり返して下面中央部、左右翼部のスパー溝掘り、スパーの接着
 5)中央、左右翼のつなぎ部にカッターで切り込みを入れる。
 6)上半角設定に合わせて折り曲げる(?)
 7)主翼を台に戻して中央部に単行本をおき、上半角設定準備のかいものを置く。
 8)上半角は翼端で20mm、ねじり下げとして後縁で22mmとした。
 9)上半角を決めたら、主翼左右部のスパーを上半角・ねじり下げに注意して接着。
10)接着が甘いところを修正して完成!!
なんとなくわかっていただけたでしょうか?
完成すればそこそこ剛性が出ますが、製作途中はヘロヘロですのでゆがみには気をつけましょう!
(といっても、たぶん歪んでいると思いますが気にしません!)
上半角はこんな感じです。
一応ねじり下げは翼端で2mmついたようです。


■ 主要部が生地完成 ■
主翼が完成しましたので、大まかですが主要部生地完成になりました。
上から、
胴体、垂直尾翼、
カウル、水平尾翼
主翼
です。
まだまだサンディングや微調整がありますが、いい感じです。

フ〜、何とかここまできました。
胴枠部材を切り出していたときは、頭が爆発しそうでしたが、
製作が進むにつれて細かい作業に慣れてきたせいか、あまり苦痛に感じなくなってきました。
それどころか、
小さいスペースで製作できるのと、キチンとスケール機になっているので可愛く思えてきたほどです。
この気持ちのまま完成まで持って行きたいですね。



2004.10.25
■ 胴体ほぼ出来ました!■
珍しく作業を進めています。
一番面倒な胴枠の調整が終わりましたので、組立ては簡単なはずですが・・・・

■ 2x2mm小骨スパー(?)の取付 ■
メインスパーを取り付けましたので、小骨スパーを取付ます。
図面通りに胴枠の切込みを”入れたつもり”でしたので、あとは楽勝!とも思っていましたが、
ハハハ、やっぱり合いません。
2x2mmなので入れ込めば入りますが、きれいに真っ直ぐに通りません。
それではさすがに気に入らないので、各スパー溝を調整します。
図面と照らし合わせますが、スパー溝がまるっきりスパー分(2mm)ずれているところもあり、
また、小型やすりでの作業も多かったのでしんどかったです。
それでも我慢して何とか終了です。


■ 尾翼の製作 ■
上はスパー取付後の胴体です。

下は、水平尾翼製作中
尾翼に関しては特に難しいところはありません。
しいて言えば、
・部材がもろいので取り扱いに注意する。
・小骨の長さを丁寧にあわせる
ことぐらいでしょう。
そうそう、固定してある針を外すときも一気に外さず、周りを抑えて外してください。次に左胴体のメインスパーを接着します。
バルサが一緒に引っ付いてきて、部材が割れます・・・・悲しい。
垂直尾翼も同様に作ります。

で、仮に取り付けてみました。
手間がかかるほど可愛いと言いますが。
やっとその心境を感じるようになってきました。
胴体強度はなかなかです。
でも、落としたら・・・・バラバラ?


さて、次は主翼です。
すんなり進むとうれしいのですが・・・・。



2004.10.22
■ 胴体ここまで組みました。 ■
珍しく作業を進めています。
一番面倒な胴枠の調整が終わりましたので、組立ては簡単なはずですが・・・・

■ 胴枠の接着 ■
先日調整した胴枠を接着しますが、ここで一つ問題がありあました。
左右胴枠をまとめて調整するために両面テープを使ったところまでは良かったのですが、
”動かないように”と両面を長めに取りましたが、これが失敗!
2枚を剥がす時にカッターを使ってもなかなか剥がれず、少し欠けてしまいました。
両面テープを使うこと自体は悪くないと思いますので、少量で2ヶ所を貼ると良いと思います

図面はA3でぎりぎりコピーできるので、原紙をコピーしてラップで止めました。
その上に胴体主桁を虫ピンで止めて、左側胴枠を立てていきます。
左胴枠を接着しました。
上の胴枠は右側部材です。

次に左胴体のメインスパーを接着します。
このときスパーがまっすぐ通らない場所がありましたので、ヤスリで微調整しました。
胴枠からはみ出しそうな部分も合わせて微調整です。
また、どうしても各胴枠とスパーに隙間が空いてしまいますが、
一部でも接着されていればOkとし、あとで隙間を埋めることにします。
メインスパーを取り付けました。

で、台から外してみると・・・
魚の開きそのものです。

心配していた歪みも無いようです。

次に左側胴枠に合わせて右胴枠、胴体メインスパー接着します。
このときも胴枠の平行とメインスパーの調整を行います。

すると、胴体が形になってきました。
なかなかそれらしくなってきました。

ヘルキャットらしくなってきましたね。
胴体剛性も十分です。
あとは小骨(スパー)を取り付ければほぼ終了!
胴体プランクをどうしようか思案中です。

先日の胴枠切り出し、調整が大変でしたが、
その甲斐があって今回は特に手間取ったことはありません。
しいて言えば両面テープが・・・・。

ホネホネの胴体を眺め回して悦に入っていますが、
はたから見たら変態ですね。



2004.10.21
■ 胴枠・スパー部の調整 ■
■ 胴枠・スパー部の調整 ■
白い帯は両面テープです。

見えないですが、
上にもすでに保護紙をはがしたテープ貼ってあります。

胴枠は左右対称で2枚1組なっています。
取説では図面に部材をあてて、胴体スパー部を切り出し・調整するようになっていましたが、
一枚一枚行っても左右でバラつきが大きくなると考え、同じ組の胴枠を重ねて行うことにしました。
ただ重ねただけで作業を行ってもどうしてもずれてしまうので、
100円ショップで買っておいた幅5mm程度の両面テープを2枚の胴枠に挟んで使いました。
思いつきで行ったので、これがいいのか(正しいのか?)はわかりませんが、とりあえず左右の位置は揃ったようです。

調整も最後の1組を残すのみになりました。

使用した工具はこんなものです。

使用した工具も一緒に撮影しました。
・薄刃のカッター
・デザインナイフ
・幅1.5mm?位のヤスリです。

胴枠の外形はサンディングボードで整え、
スパー溝は
・カッターで切込みを入れてある程度溝の形を彫ってからヤスリで仕上げました。

いやはや細かい作業なので疲れました。
慎重に優しく作業をしたつもりですが、どうしても部材の角が欠けてしまう場合がありますね。
固めのバルサの部材はいいのですが、やわらかいバルサだと潰れたり崩れたりしてしまいます。
ついに一箇所が1.5mmぐらい欠けてしまい、どうしても調整が効かなくなってしまった、
仕方が無いのでバルサの端材を付け足して、元の大きさに切り出しました。

やはりこの手の作業は向いていないらしく苦手です。
次はやっと胴体の組立てに入れそうです。



2004.10.20 ■ 雨なので・・・ぼちぼちやります。■
プロローグでも書きましたが、何か心に引っかかるものを引きずりながら製作開始です。
取説はもちろん英文ですが、
図面のほかに図入りのマニュアルがついていますので、製作自体は難しくないと思います。
(・・・問題は部材の切り出しです。)


■準備作業■
胴枠は切り取ってしまいましたが、
こんな感じのダイカット部材が入っています。

キャノピーやカウルも同梱されています。

カッターナイフとして、オルファの
・アートナイフプロ
・特選黒刃ロング(0.2mm?)
を使って慎重に切り出すことを心がけようとしました。
(たぶん途中で頭が爆発するとは思いますが・・・・)


■胴枠の切り出し■
「製作は水平尾翼から・・・」をすっかり忘れて、取説通りに胴体から製作です。
まず、ダイカット加工されているバルサシートから部材を切り抜きます。
これがかなり面倒で根気が必要です。
部材が2mmバルサ相当で、品質はあまりいいものでは無いため、
ダイカットされた部分がつぶれていたり、カットラインがキチンと出ていなかったりしています。
また、ちょっと気を抜くとキチンとカットできなくなってしまいます。

そこで、気をしっかり持ち、前述の2種類のカッターを使い分けて切り抜きました。
ところが、かなり慎重に進めたにも関わらず、切り出し部材の欠けが発生してしまいました。
がっかりです。
いつもならここで「キットは誰かにプレゼント!!」となるところですが、
今回は修行ですので、心を鎮めて進めることにしました。
正直、何度切り抜き作業をやめて寝てしまおうと思ったことでしょうか!
それでもがんばって、何とか胴枠を切り出しました。
切り出した胴枠部材を並べてみました。

胴枠左側半分を接着してから、
右半分を接着します。

がんばって切り出しましたが、これから各胴枠の調整をしなければなりません。

途中で休止になる可能性大!!
それともある程度妥協して、作ってしまおうか・・・・?